本命10ラスカンブレス＠ステイヤーズステークス2025予想

ステイヤーズステークス2025予想

中山11R 芝内3600ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：南2m/s想定（風向きやや不安定）

馬場・風向き

　馬場は高速でとりあえず想定しておく。最近は年末でも高速から入ることが多い。風は南からなので４角地点が完全追い風、HSも追い風に近いが、まあやや不安定なのでそこまで気にしないでおく。

展開予想

　展開的にははっきりした逃げ馬不在。ダートからのピュアキアンが行けるかも不透明で枠の並び的にも微妙な所。ホーエリートやマイネルカンパーナがとりあえず前目を内目から自然と出ていく中でクロミナンスも好位を取っていくだろう。なにも行く馬がいなければゲート次第だがピュアキアンを各馬は行かせたい形になると思うし、ピュアキアンとしても溜め逃げしてもしょうがないのでまあある程度単騎になるとは思う。逃げたい馬がいないのでね。ヴェルミセルやブレイヴロッカー辺りでもある程度位置を取れそうで、この２頭はルメールのクロミナンスマークという感じになるかな。

　ペースは読みにくいが前中盤遅めで後半向こう正面からの競馬になると思うが、単騎のピュアキアンがどこまで頑張るか次第もあるしちょっと読みにくい。あまり下がってくるのが早いと押し出されて先頭に立ってという形の２，３番手がペースを引き上げ切れるか、後ろが動き切れるか。その辺でちょっとトリッキーな競馬になる可能性も低くないと。一応単騎で63-59ぐらいで想定しておく。実際はもうちょっと遅いと思うし、２段階加速のイメージの方が良いと思う。

予想

◎10ラスカンブレス
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△09シルブロン
△11ヴェルミセル
×01ヴェルテンベルク04マイネルカンパーナ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ラスカンブレス

　やはり穴狙いしたいかな。前提としてそんなに上位勢がパフォーマンス的に抜けてない。それなら穴目で勝負すべき、という判断で展望の段階からちょっと注文はつくが面白いと考えていたラスカンブレスで勝負。

　まずパフォーマンス的に見て今回のメンツだとミステリーウェイ物差しでそこそこやれていたなら通用する。４走前の御堂筋Sが適性はともかくパフォーマンス的に良い。阪神2600ｍで良馬場、62.0-58.8と超スローで12.1 – 11.6 – 11.3 – 11.4 – 11.7 – 12.8とL4最速だが、これが実は前２頭の単騎逃げ。これで出遅れ後方からで３～４角で外目からこれを追いかけながらになったし、直線で中目のスペースを拾いつつ捌いてL1グンときてミステリーウェイに迫っての１馬身1/4差。流石にこのペースでミステリーウェイに楽に前で進められて後半1000を58でまとめられたらちょっとしんどいが、良く突っ込んできたなと。離れた好位のシェイクユアハートを問題なく捕えたし、個人的には後半特化で物量面を引き上げたという認識。

　本命にするのにちょっと悩んだ理由としては中山内回りがどうかってのは正直ある。５走前の初富士Sが完敗で、61.2-59.5とかなりのスローだったし11.6 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.6 – 12.4と向こう正面からの分散。３～４角で速いラップを維持していてこれで後方で追走に苦労はともかく３～４角で動いていけなかった。悩んだが2000は短いのは間違いないし、2600ｍでも最序盤ちょっと苦労していたのでね。

　ロングスプリント～ポテンシャル戦という中ではまだ底を見せていないし、出来れば仕掛け切る形で消耗させる中でL1ズドンが本質。なので開幕週で仕掛けが強くなり切らないケースというのはちょっと嫌ではあるんだが、プーシャンって意識的にポジは取っていく感じなのと、仕掛けもまあそこそこ強気ではある。個人的には向こう正面で自分で捲り切ってくれるのが理想なんだけど、誰かが捲りを敢行した時に思い切ってついて行って外からでも何とか食らいつければ。高速馬場でのロングスプリント性能そのもの見せているし、馬場は極端でなければ軽くても良いと思うので。今回のメンバー構成なら少なくともパフォーマンス的には通用して良いし、距離延長は歓迎できる。内回りでの機動力だけが鍵で向こう正面で上手く手を打って運べれば好勝負、という見立て。後はプーシャン次第だが穴目の馬だし多少のリスクは覚悟して。

○？

▲？

△シルブロン

　ん～正直展望で触れるべきだったがパフォーマンス・適性面だけならやはり強く狙いたい馬ではある。ただ陣営が明確に状態面が微妙だと言っていて追い切りも正直微妙なので下げてこれ。昨年のステイヤーズSでは64.3-103.5(FA12.94)-58.9とドスローで中盤も遅く12.2 – 11.9 – 11.7 – 11.8 – 11.5 – 12.0と２段階加速で中団外から正攻法でL1までしぶとく伸びてきた。ここの伸びは目立ったし勝ちに等しいハナ差の２着。これだけやれれば適性＋パフォーマンスの総合的に見れば最上位で良い。ただ、状態面やね。連下まで。

△ヴェルミセル

　ちょっと変更…あんまやらないけどちょっとミスった、やっぱヴェルミセルは連下にしておく。チャックネイトと悩んだのとやっぱ鮫島信用できんが連下には据えておくべきや。京都大賞典では60.3-58.9とややスローで12.1 – 11.9 – 11.9 – 11.3 – 11.7とL2最速ギアチェンジ戦で中団内目から捌いて伸びてきた。中山内回りで上がり切らんければこれが求められる可能性は結構高い。個人的には
3600ｍまでの延長がプラスかまでは何ともで、京都大賞典もそこそこは流れたし仕掛けが弱い中でのもの。難しいレースだし悩んだが、ヴェルミセルを連下に拾っておく。

×ヴェルテンベルク

　後はヒモ穴でヴェルテンベルク。こういうタイプの松若は微妙ではあるが、結構後半のポテンシャル面は侮れないものがある。３走前のストークSは阪神2200ｍで内回り、60.9-59.2とかなりのスローからの11.9 – 11.9 – 11.9 – 11.7 – 11.7 – 12.0とロンスパで好位の外から正攻法でしぶとく勝ち切った。オーロラエックスやタガノデュードといったところを相手に力で勝ち切ったのは結構評価したいところ。本来もうちょっと位置を取って良い馬なので、個人的にはある程度の位置を取って早めに仕掛けてほしいんだが、まあ松若はそこの判断は下手だと思っているのであんまり当てにはしてない。嵌っての３着ぐらい。

×マイネルカンパーナ

　マイネルカンパーナも拾っておく。もうちょい機動力があればいいんだが、ただ前目から割とロンスパに対応できるのが強み。札幌日経賞が面白い。2600ｍで稍重、63.8-59.1とドスローで12.0 – 11.5 – 11.5 – 11.9 – 12.2と後半特化。３～４角で速いラップを好位の内内でロスなく運べたのは噛み合ったが、それでもしぶとく伸びてミステリーウェイは捕えている。まあこの展開のミステリーウェイはドスローでちょっと仕掛けが強すぎてしんどかった形だと思うが、これに先着出来ているのは地味に武器ではある。今回のメンバー構成ならそんな差はないはずだが、ワンパンチは足りないというかこれで要所でスッと動ければ多分もっとやれる馬なんだけどね。ホーエリートが１，２番人気になるようなメンバー構成なら普通に選択肢に入ってくる。馬場も重いよりは軽い方が良いと思うし。個人的には出来れば逃げるつもりで乗ってほしいんだけどね。

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「里見正人の競馬ブログ」より