本命12アルマヴェローチェ＠阪神ジュベナイルフィリーズ2024予想

time 2024/12/08

folder 2024重賞まとめ予想

阪神ジュベナイルフィリーズ2024予想

阪神11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、やや高速馬場想定
風向想定：北西4m/s想定

馬場・風向き

　馬場は土曜を見る感じだとやや高速ぐらいかな。風は北西からなので３角地点が完全向かい風になる。

展開予想

　展望の段階でメイデイレディが内枠の方が予想がしやすい…と言っていたけど、外枠かぁ…という感じやね。一気に予想としては難易度が増した一戦。恐らく最序盤は内のジューンエオス、モズナナスターといったところが主張して、ミストレスもある程度前だろう。内が主体的にレースを作りつつ、個人的にはショウナンザナドゥもある程度この辺に絡んでいくかなと。この辺までが最序盤は先行策を取ってくる。内のダンツエランは前走の感じから好位を狙ってくるという読み。

　ただ、問題はスピードの絶対値が違うメイデイレディが外枠でフランキーがどう乗ってくるか。ゲートが甘いので最序盤は恐らく後ろからの可能性が高いが、外枠で日本馬がペースをコントロールしたいという意識はこの馬にとっては恐らく気性的に抑え込むのは難しい、外から内に切って一気にも結構やってくるフランキー。これが３角手前の上り坂でどういう選択を取ってくるか、競馬としては面白いポイントだけど、内枠なら包まれて難しかっただろうし予想的には取捨が楽だったなあと思うことも。

　ペースは読みにくいが内目の馬が序盤はある程度作る、中弛みが起こってフランキーが動いてペースを作る可能性もある。45.5-47.5前後で1:33.0前後としておく。

予想

◎12アルマヴェローチェ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△08カワキタマナレア
△10ブラウンラチェット
×05ジューンエオス16スリールミニョン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎アルマヴェローチェ

　結構難しいレースになったな、というのが正直なところ。激流になる可能性もあるのでシンプルにパフォーマンス的に面白い馬で勝負したいし穴目で勝負たいなと。という中で本命はアルマヴェローチェを。

　まず札幌２歳Sのパフォーマンスを評価。マイルが合うかどうかはともかくパフォーマンス的には今回のメンツで見ても１，２だと思っている。札幌1800ｍ戦で48.8-49.3と平均からの12.2 – 12.1 – 12.6 – 12.2 – 12.4のラップ推移で中団の内から３～４角で中目のスペースをじわっと押し上げつつも外に誘導できずに直線最内を取る。そこで脚を使って外のマジックサンズに食らいついてハナ差の２着。割と外差しが利いていた馬場で、最内を通し切ったのをどう考えるかだが、平均ペースで流れて要所で動いていけたのと最後まで踏ん張れた。基礎スピード＋ポテンシャルで良さが出たなというのはある。３着ファイアンクランツをはじめ、割とここで参戦した馬が後にそこそこ活躍しているので全体レベルは高めだったと見ていて、時計的にも当日の馬場として見れば優秀。

　新馬戦はそんなに評価していないが、札幌1800ｍで50.5-48.5とかなりのスローからの12.9 – 12.5 – 12.0 – 11.9 – 12.1と3F勝負で逃げの手を打ってしぶとく粘り切ったが地味。

　ペースが上がってタフな競馬で良さが出たというのが一つと、外差し馬場で内を通してしぶとく食らいついた点を評価。京都マイルで今の馬場だと時計勝負に対応できるのか？とか不安はあるが、直前のCWは80.6-36.3-11.2で全体で出しながらコーナーでもしっかり速いラップを踏んで最後までしぶとく。全体で流れて３角の下りでスピードに乗せて全体で分散してってところでハービンジャーの血統ってのも結構噛み合いそうかなと。展開が読みにくく極めて悩ましいレースなので思い切ってパフォーマンスに振っての勝負。

○？

▲？

△カワキタマナレア

　連下にカワキタマナレア。これはある程度強めに狙いたいとは思っていた。ただ、マイルまで延びるのが明確にプラスとまでは自分は読み切れなかった、という感じやね。単調な流れの方が怖さはあるのでこの想定の展開なら警戒しておきたい。シンガポールTC賞が札幌1200ｍの稍重で34.2-35.9とかなりのハイ、12.1 – 10.6 – 11.5 – 12.0 – 12.0 – 11.9と淡々とという流れで追走に苦労、後方外からL1でバテ差しズドンでレースラップ的には加速ラップ。1200は正直ちょっと忙しいとは思っている。前走のファンタジーSは1400への延長はあったが不良馬場でも36.0-34.7とかなりのスローで雨で日和り気味のレースメイク、12.3 – 12.1 – 12.0 – 11.2 – 11.5と仕掛けはもっと明確に日和っての2Fのギアチェンジ戦。これで中団からの競馬になったし仕掛けも遅い中で進路確保でワンテンポ遅れて直線での伸び始めも甘く、L1でしぶとくヴーレヴーと一緒にという５着。ただ、重い印を打ち切れなかったのは、ここでヴーレヴーを差せなかったところかなと。前目内目でスッとの馬が残るのは仕方ないとして、踏み遅れた組の中で２番手ではあったので。まあ単穴も考えたんだけどね。

△ブラウンラチェット

　ブラウンラチェットは現時点では連下にしておきたいかな。まあ前走のアルテミスSは器用に良い競馬ができたけど、突き詰めるとやっぱりペースは遅く直線でのトップスピード戦で良さというのは確かだろうと。47.7-46.1とかなりのスローで12.6 – 12.5 – 11.5 – 11.1 – 11.0とL1最速で２列目内から逃げるミストレスの後ろからジリジリと伸びてL1でしっかりと捕えて１馬身1/4差と強い競馬ではあった。２着争い一列の中で１馬身以上としっかり差をつけたが、スローで余力がある中での決め手勝負なのは間違いない。新馬も含めて基本的にスローでの後半勝負、今回は流れる可能性が結構出てきたのでそこに対して現状では未知数、かつ位置取りという点でも前走時ほど楽に取れないだろう、という枠の並び。パフォーマンス面で評価はするが連下まで。

×ジューンエオス

　後はヒモで大穴を狙いたい。ジューンエオスは２走前の新馬が結構面白いかな。ダートだが芝スタートの東京マイルで47.5-49.3とかなりのハイからの12.2 – 13.0 – 12.8 – 11.6 – 11.9のラップ推移。これで五分に出て二の足でハナを取り切り、極端な中弛みに持ち込んでの再加速でマリブオレンジに内から出し抜かれる。ただここからがしぶとくL1は食らいついてリードを縮めてきての3/4差。個人的にはある程度飛ばす流れで淡々とという競馬が見てみたいかな。ギアの上げ下げは最低限対応したけど、L1の伸びを考えるともうちょっとシンプルな方が良さそうだし、個人的には縦長で２，３番手でというところで３角下りでスピードに乗って目標を追いかける競馬が面白いと思う。最低人気だけど前半型の競馬でやれている馬自体があんまりいないからね。大穴で遊びたい。

×スリールミニョン

　もう一頭大穴でスリールミニョンを拾う。新潟２歳Sで完敗なのでどうしても評価が落ちがちだけど、あの時の新潟マイルは顕著に外差ししか来なかったし、あれで内目を通さざるを得なかったのはちょっとしんどかったと思う。２走前のききょうSが結構印象的で、中京1400ｍで34.1-35.1とハイペース、11.0 – 11.5 – 11.4 – 11.4 – 12.3と割と淡々としていてこれで５頭立ての最後方から直線で外への誘導だがエンジンのかかりが悪くてジリジリ。L1で４番手、３馬身差ほどあったところをズドンと突っ込んできた。12.3の地点でなので11.8前後ではまとめていると思う。走破時計が1:20.7は超高速馬場ではあるにせよ結構優秀。あと1F延長を12.3でまとめれば1:33.0なのである程度現実的なラインではあるし、エンジンのかかりが遅かったのでシンプルな競馬で噛み合えばの一発やね。本質的にはマイルはちょっと長いので。