本命16ヘデントール＠菊花賞2024予想

time 2024/10/20

folder 2024重賞まとめ予想

菊花賞2024の予想

京都11R 芝外3000ｍ
馬場想定：良～稍、やや高速馬場想定
風向想定：北北西4m/s想定

馬場・風向き

　馬場は土曜を見る限り、雨の影響が結構出ていたなという印象やね。宝ヶ池特別なんかはもうちょっと時計は出た（中弛みL1最速）とは思うが、それでも標準よりはちょっと重かった。先週の感じだとベースは軽いので日曜は晴れるし乾けば高速化もあると思うが、まあやや高速ぐらいが妥当かな。風は北北西からなので３～４角中間地点が完全向かい風。

展開予想

　展開的にはメイショウタバルが自然とハナを切る形になると思う。内からピースワンデュック、ノーブルスカイ辺りも主張するかもしれんが出足で差があると思うので。これを見ながら和生のアレグロブリランテはある程度意識的に前を狙うかなと。この辺がとりあえずレースを作っていく、内からはダノンデサイルが好位の内を狙っていくが、これを目標に各馬が近くを狙ってくるかなと。藤岡に乗り替わったメリオーレムもある程度この辺を意識して好位外を取ってくるだろう。

　そんなにはペースが上がる要素はないかなと思う。どうしても浜中も競ってくる馬がいなければ折り合い重視でコントロールしながらにならざるを得ないと思うし、コーナーで息を入れればそこから向こう正面でペースを上げるか？となると微妙なところかなと。これに加えてコスモキュランダのミルコが向こう正面でのスイッチャーになる可能性も結構ある。イメージとしては中弛みのレースで、61-65-58.5ぐらいの感じで見ておく。3:04.5前後を想定。

予想

◎16ヘデントール
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04ダノンデサイル
△13アーバンシック
×15エコロヴァルツ17アドマイヤテラ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ヘデントール

　まあ思ったよりすっきり本命は決まったかなと。枠順を見たときに一瞬嫌かなと思ったんだけど、そもそもゲートが良くない馬なのと、今回は前がレースを消極的に作る可能性がある、加えてミルコが動く可能性もあると。その辺を踏まえると戸崎が合うかなと。

　まず後半の絶対量は表街道組と比べて唯一互角以上にやれるところをスタッツ的に見せてきたと思う。前走の日本海Sは上手くルメールが乗ったのはあるんだけど後半のパフォーマンス自体は破格。新潟内2200ｍ戦で61.9-57.5と超超スローではあるが、13.0 – 11.5 – 11.9 – 11.7 – 11.3 – 11.1と5F勝負なうえでL1最速11.1はちょっと異常なレベルではある。ゲートが甘くて外枠からドスローの内にリカバーは噛み合った。ただそこから動いたことで向こう正面で前がペースアップ。３～４角で前２頭を見ながら追いかけつつ直線で外からスッと伸びてL2で先頭に立ってL1で最速ラップで突き抜けている。正直この展開でマコトヴェリーキーを千切ったのは結構インパクトあるんだけどね。これが高山Sを勝っているわけで。後半1000のインパクトは間違いないが、ゲートが甘くてどうしてもそこをどうフォローするかの問題は出てくる馬。5Fのロンスパ、３～４角でラップが落ちてという段階的なギアの上げ下げを57.5の中で求められて、そのうえでL1で11.1。この辺から距離は個人的には長距離で良いタイプだと思うんだけどね。

　これだけだと高速馬場巧者の可能性があるが、４走前の中山2000、重馬場でのポテンシャル発揮は大きい。60.3-61.6とややハイで流れて11.8 – 11.6 – 12.1 – 12.5 – 12.5 – 12.9と向こう正面最速で流れたうえでロンスパ。これで後方で前半は忙しくちんたら。３～４角で外から出し切ってL1で突き抜けての完勝。軽い馬場で2000ｍだとどうしてもゲートが甘くて苦しいが、タフ馬場で出し切って消耗する形だと届いたという点で見ても有酸素運動色が強い。

　鞍上に注文はつく馬で、出来れば２周目の３角までにある程度の位置まで持って行ってほしい。ゲートが甘い馬なのでスタンド前まで含めてどう通過していくか。戸崎は意外と京都の長距離戦だとある程度位置を取ってくる印象だし、展開が読みにくい中でギアの上げ下げが上手く折り合い面で苦労していない所も良い。馬場は多少渋った状態が残っても高速でも良いと思っている。ヘデントールで勝負したいな、という感じやね。

○？

▲？

△ダノンデサイル

　後は連下にダノンデサイルかな。まあ正直難しいところではあるんだけど、これは直感になるがこういう時のノリは案外無難に乗って展開的に嵌り切らない、ってことが多い印象ではある。あんまり１番人気で勝つ騎手のイメージじゃないんだよね。馬としては良い競馬をしているし長距離も対応はすると思う。京成杯も中山2000ｍ戦で60.7-59.8とややスロー、12.6 – 12.4 – 11.9 – 11.3 – 11.6と中弛みからの3F勝負でL2最速、好位の外から直線ジリジリもL1でしぶとく伸びて前のコスモブッドレアを捕えてきた。アーバンシックの追撃は振り切ったし、手ごたえ以上にしぶとかったなと。ギアの上げ下げが上手いって程ではないけど息を入れて対応はしてきたし、距離はそこまで。ただダービーは強かったけど極端な条件過ぎた。62.2-56.8と極端なドスローで12.7 – 11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.5とロングスプリント特化。これで２列目内で収めてコーナーでロスなく運べたのが突き抜けたのは大きな要因だと思う。今回はどうしてもマークされる立場だし、ついでに言えば前に対してはある程度差がある状況だと思うので、捕まえに行く立場にもなる。コスモが動いたときに上手く内を通せている可能性もあるが、枠も内でペースが落ち着いたときに外からの押し上げでポジションダウンするリスクもある。京都２歳Sも悪くはないんだけど、あの形で最後でジリっと４着なので、有酸素運動の競馬で抜けているって程でも無いと思うのでね。大きな不安はないけど１番人気で勝ち切れるか？ってなると自分としては２，３着で勝負したいという結論。

△アーバンシック

　悩んで連下。後半の素材面では良いものを持っているし、皐月賞はちょっと忙しかったと思うし、菊花賞で狙ってもとは思うんだけど。ただ突き詰めると有酸素運動の競馬でどこまでやれるかは未知数ではある。前走のセントライト記念も60.5-58.9とかなりのスローで12.3 – 12.0 – 11.7 – 11.4 – 11.5と3F勝負。３～４角で外からコスモキュランダが動いていく中で好位の内でワンテンポ待って直線で進路を取って突き抜ける形。これ自体は強かったけど、ゲートが甘かった中で枠の並びも良く前半緩めのなかで良いところまでリカバーできたのはある。皐月賞が58.5-59.6とややハイで11.8 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0と割と淡々とした中で中団外外からしぶとく差し込んできたのは評価しているし、あれはちょっと忙しかった。距離自体は伸びた方がゲートも二の足も甘いのでポジションという点でも対応できるとは思うんだけど、やっぱり突き詰めるとロンスパで対応できるかかな…なにせ１，２番人気の馬なわけでね…。まあこれがポテンシャルで分散して突き抜けるようなら仕方ないって感じの予想の仕方になる。

×エコロヴァルツ

　もう一頭は大穴になると思うエコロヴァルツを。基本的に今年の３歳勢は春クラシック上位勢は強いとは思っているし、上がり馬で狙いたい馬も多いのでこの辺が盲点になりそうってのはある。まずエコロヴァルツって自由度が高い馬ではあると。皐月賞でも58.5-59.6とややハイからの11.8 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0とたんたんとという流れで後方内内で温存する形からラストはしぶとく差し込んできた。もともと基礎スピード面はある程度持っていた馬だったけど、これで結構差し込めたし後半の素材面でも言うほど悪くないなと。馬場が軽くてロングスプリント的な感じでラストは伸びてきたと思う。セントライト記念は前目で勝負して目標にされて甘くなったが、12.3 – 12.0 – 11.7 – 11.4 – 11.5のラップ推移で番手外からというところで加速の４角地点でちょっと置かれる感じはあったかなと。個人的には岩田だしこの枠からでも何とか前目内目にねじ込んでくれそうかなと。そこから上手く立ち回れれば。距離自体はある程度こなせそうな感じはあるし、盲点になっているのでヒモ穴枠で狙って見たい。

×アドマイヤテラ

　悩んでアドマイヤテラを拾っておく。阿寒湖特別は稍重の札幌2600ｍで勝ち切れなかったが、進路確保がちょっとイマイチだった。60.6-61.6とややハイ、12.7 – 12.4 – 12.3 – 12.1 – 12.1とちょっと緩んで後半加速していく過程だが、中団の中目で進めて進路を取り切れずに直線半ばでの追い出し。そこからL1で伸びてきてクビ差なので出し切れなかったかなと。この２着を余り嫌がらない方がいい、というところ。前走の茶臼山高原特別勝ちは中京2200ｍで62.3-58.2と超超スローからの11.9 – 11.7 – 11.7 – 11.8 – 11.4 – 11.6とロンスパで中団内目から上手く捌いたとはいえ楽に抜けてきた。この辺を評価して、外枠で正攻法からにはなると思うがL1の差し込み警戒要員で。