本命07フィアスプライド＠府中牝馬ステークス2024予想

府中牝馬ステークス2024の予想

東京11R 芝1800ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：北東2m/s想定

馬場・風向き

　馬場は土曜を見る限り、超高速馬場で良いかな。風は北東からなので３角地点が完全向かい風になる。

展開予想

　展開的にはちょっと読みにくいレースではある。外からコンクシェルが主張しそうだけど、
アスコルティアーモ・ラリュエル辺りも前でこの辺の出方次第ではコンクシェルは控える可能性も高い。中目のコスタボニータ・フィールシンパシーがどこまで前を突けるかというのもある。この辺が先行争いで、その後ろぐらいにミルコがやらかさなければフィアスプライド、マスクトディーヴァ辺りもこの辺に近いかなと見ている。

　ペースは正直そこまで上がらないかな、というかそう見ておいた方が良いかなと。引っ張った方がいい馬が前目に多いけど、騎手が怪しいからね。47.0-45.8ぐらい、1:45.0前後で想定。

予想

◎07フィアスプライド
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04モリアーナ
△06マスクトディーヴァ
×03ラリュエル15ルージュリナージュ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎フィアスプライド

　まあちょっと悩んだんだけど、府中牝馬Sって結構展開的に紛れることも多い印象なのでね。あんまり期待せずにある程度位置を取って対応できる馬を。ミルコが出負けしないことだけ祈るわ。

　フィアスプライドの良いところは基礎スピードを持っているが、近走は位置を取れるようになったうえで後傾でやれるのが強み。ターコイズSが色が変わったなと感じた一戦。中山マイルで46.8-45.9とややスロー程度、これで先行策を取れた。11.6 – 11.6 – 11.5 – 11.2 – 11.6と割とよどみはなくL2最速という流れで２列目中目から４角出口で外に出して直線L2でスッと伸びてきた。総合力の高さを見せたし、これで前を取れたのでワンランク上の競馬ができるようになった。

　ヴィクトリアマイルなんかは45.4-46.4とややハイで流れて11.6 – 11.4 – 11.6 – 11.7 – 11.7都淡々とした流れ。これで内枠から２列目の内を通しつつも直線で前のコンクシェルが甘くてちょっと捌くのにてこずったのは痛かった。それでも最後まで盛り返していての２着は立派。

　これだけなら何ともだが、やはり昨年府中牝馬Sで見せた破壊力も持っている馬でね。個人的にはスローでも前を取ってしまえば問題ない馬だと思うし勝負所での動きも良い馬。追い切りが良ければそんなに悩まなかったけど、ここから入りたい。

○？

▲？

△モリアーナ

　後はモリアーナを軽く。紫苑Sが強かったけど、あの感じだと個人的には距離はもうちょっとあった方がいいとは思うんだけどねえ。エリ女本番の方が嵌る可能性はある。ただマイルは本来忙しい馬で、ヴィクトリアマイルなんかは45.4-46.4とややハイで11.6 – 11.4 – 11.6 – 11.7 – 11.7と淀みなく進んだのもあったし、これはある程度仕方ない。問題はクイーンSの完敗で、武藤雅の酷い騎乗があったと言ってもドゥアイズの後ろだったからあれで崩れたとなると…ってのはある。良い馬だと思っているけど、ちょっと順調さを欠いているってのはあるし、まあここでそれなりに差し込んでエリ女に出るようなら一発、というイメージかな。

△マスクトディーヴァ

　秋華賞やローズSだけやれればいいんだけど、まず基本的にエンジンのかかりが良い方ではないので、府中で紛れたら嫌。それと府中適性自体結構怪しいというか、ローズSのイメージは持ちすぎない方がいいかな。ローズSはコンクリ阪神外で45.7-45.7と平均、11.6 – 11.7 – 11.2 – 11.0 – 11.8とL2最速で中団外からL2で一気に切れて４馬身差ぐらいを捕えて先頭だから10秒台半ばを使ってきている。この切れ味をイメージしていたら、東京新聞杯ではジリジリだった。もちろん派手に出遅れてリカバーしたのもあるんだけど、L1での伸びの方が良くL3の地点での動きが甘かった。ヴィクトリアマイルもモレイラが捌けなかったが、その前段階で狭いスペースを突けるだけの勢いが引き出せなかったかなと。勝負所の上り坂が合ってない（阪神でもL1甘いのでシンプルに坂が苦手かも？）ってのもあるので、自分としては東京1800ｍで紛れて中団で包まれて直線坂の登りでギアチェンジとなったときのリスクを考えると連下までかな、という評価。

×ラリュエル

　後はヒモ穴枠でラリュエルを軽く。割と基礎スピードと一足のバランスが良い馬なのと、左回りで印象的な競馬ができているのでこの枠なら警戒しておいて損はないかな。４走前の豊橋S勝ちが結構良くて、中京マイルで47.1-46.0とややスローからの11.8 – 11.6 – 11.6 – 11.1 – 11.7とL2最速。これで逃げて引き付けながら坂の登りですっと出し抜いてきた。L1でちょっと詰められての１馬身差勝利なので、まあここに入って強くは狙えんがヒモ穴で押さえるぐらいなら問題ないだけの競馬は出来ていると思う。前走はちょっと消化不良な競馬だったし、しっかり前を主張してほしい。

×ルージュリナージュ

　こちらもヒモ穴枠でルージュリナージュを。トップスピードの質は結構高く、後は展開が噛み合えば。ユートピアSが東京1800ｍで47.3-46.5とややスロー程度、12.3 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.4と中弛み気味からの直線3F勝負。これで後方外からL2で鋭く伸び始めて２列目付近、L1で２馬身ちょっとあったラリュエルとの差を捕えて3/4差と完勝。少し緩みがあれば、和生がしっかりそこを察知して早めに仕掛けていければとか注文はつくが、展開が読みにくい中での外枠は悪いことばかりでもないので。軽めに押さえておく。

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「里見正人の競馬ブログ」より