本命07ブルーストッキング＠凱旋門賞2024予想

凱旋門賞2024の予想

シャティン芝2400ｍ
馬場想定：重、かなりタフな馬場想定
風向想定：西5m/s想定

馬場・風向き

　馬場はsoupleで重馬場、当日の天気も微妙だが本降りはなさそうか？という感じなのでまあこの辺で維持だろう。風は西からなので３～４角中間地点が完全向かい風。

展開予想

　展開的には逃げ馬不在で難しいところ。ひとまず内枠のブルーストッキングやアヴァンチュール、ソジーといったところは前目を意識して出していく。コンティニュアス辺りが前走のフォワ賞で逃げて練習していた感じだし、ロスアンゼルスのラビットとしてある程度は引っ張るかも？とは思う。これがハナでじわっと内に切って行く。ロスアンゼルス辺りはある程度前を狙ってくるかもとも思うし、前述の内の２頭と含めてこの辺が先行争い。豊のアルリファーはロスアンゼルス辺りをマークしつつか。シンエンペラーの坂井瑠星も前を狙うかもとは思う。

　ペースは難しいところで、1400通過で大体90前後かなと思っているけどね。1000だと大体64ぐらいかな。日本的補正で見て63-60ぐらいの感じで見ている。2:30.5前後で想定。なお、今年もオープンストレッチ採用。

予想

◎07ブルーストッキング
○？(noteのみ)
▲10シンエンペラー
△04アルリファー
△？(noteのみ)
×02アヤザーク13ソジー
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ブルーストッキング

　本命はヴェルメイユ賞の覇者ブルーストッキングにした。KGVI&QESも良かったんよね。

　まずヴェルメイユ賞は強い競馬だったと。外枠から先行して番手の位置で上手く収めたとはいえ、直線で鋭く伸びてアヴァンチュールとの叩き合いでしっかり振り切っていた。これが日本式補正で大体64.1-60.4ぐらいで超々スローからの25.02-11.77-11.50-12.07と後半3Fも高い水準でまとめている。ソジーのニエル賞との比較で見ても時計的に２枚上でラップが互角ぐらいだから強いなと。

　そのうえで３走前のKGVI&QES２着。アスコットでは結構珍しいスピード決着になっていて、60.31-62.80、日本式なら59.3-62.8なので超ハイだし、かなり基礎スピード色が強い競馬。これで最後方からラストまでジリジリと伸び続けて２着に上がってきたという形。

　個人的に英インターナショナルは2000ｍはちょっと忙しいなという感じの競馬だったし、ヴェルメイユ賞で馬場が重い中でスタッツ的にも優秀なところでしっかりとスローで流れに乗って折り合って要所で動いてきた。オープンストレッチが今年もあるわけで、そこを活かせる馬をというのが基本だと思うし、この感じなら楽しみかな。

○？

▲シンエンペラー

　本命は打てないかな。ただ可能性は結構あると思う。

　まず前走の愛チャンSだが一言で言えば、あんまり凱旋門賞と直では繋がらないと思う。割と時計が出易い馬場なのと、60.83-62.05、日本式補正で59.8-62.1なのでかなりのハイ。ラップも12.10-12.52-12.31-12.35-12.77と後半は淡々と12を踏んでいる。確かに仕掛けは遅れているけど、L1で落としたところで届く気配までは持っていけなかったからね。このレースとしてはまあ目立つほどではない。

　ただ、シンエンペラーの場合はダービーでパフォーマンスを上げてきたというのがある。東京2400で極端なロングスプリント、62.2-56.8と極限レベルでレースラップで56秒台の後半1000。12.7 – 11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.5のラップ推移で中団外外から伸びは地味でも直線徐々にスピードに乗ってくるとラストは良い脚でジャスティンミラノとの差も詰めてきた。この感じなら出し切れれば、やね。

　前走はそこまで評価してないけど、馬場が重い中でのパワー型基礎スピードに対応してきたし、本質はスローの方がいいタイプ。ただ前走あの流れに乗ってしまったのでパリロンシャンの63～64レベルのドスローに対応していけるかが最大のポイントかな。枠が中目なので包まれてリズムが悪い状況で走らされると嫌だなとも思うし、リスクは結構ある、１番人気としては不安が多い。応援も込みで単穴で。

△アルリファー

　豊の邪魔をしないように連下を打っておこう…というのが半分本音。ただ、やっぱガネー賞で負けているのはちょっと気になるかな。パリロンシャンの2100ｍ戦とはいえ、日本式で66.28-60.29でペースはかなりゆったり目だった。それで11.84-11.55-11.97のラップ推移で好位外からジリジリになってしまっていたからなあ。バーデン大賞はラップはないけど速度計から察するに直線で結構速い（64km/hレベル）を踏んでいて、前半55km/hぐらいだから、まあスローだとは思うし、そこで勝負所で60kg背負って結構動けていた。この辺は凱旋門賞でもとは思うが、ガネー賞の遅さで勝負所で甘かったし、レベル的にどうかな微妙。シティオブトロイ相手に善戦したエクリプスＳの感じからも、多分ベストはタフ馬場で全体で流れてしまった方がいいパワー型基礎スピードタイプな気がせんでもない。まあでもベルリン大賞が良かったので応援と邪魔をしない適度な連下を打っておきたい。

△？

×アヤザーク　

　後はアヤザークを軽めに。2400ｍまでとなるとどうかだが、ガネー賞が強い競馬。パリロンシャン2100ｍの重馬場で66.28-60.29、日本式で65.3-60.3とドスロー、24.93-11.84-11.55-11.97とL2最速で先行策からしぶとく伸びてL1まで踏ん張ってという競馬ができていると。イスパーン賞でマルキーズドゥセヴィニエに敗れているし、枠も外なのでまあ難しいところだが押さえ。

×ソジー

　まあニエル賞が案外だったってところかな。もちろん最後の方は流していたけど、ヴェルメイユ賞と同日で67.23-60.22と終いだけの競馬と言って問題いないレベル。これで24.91-11.73-11.55-12.03だからほぼヴェルメイユ賞と変わらないスタッツで抜け出した。本番でもあるヴェルメイユ賞と違ってこちらは明らかな前哨戦なので、上昇度は考慮に入れるべきかなとは思うが、ソレデモデリウスとの比較で考えてもそんなに、という評価をした。

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「里見正人の競馬ブログ」より