本命15ウインマクシマム＠ホープフルステークス2023予想

ホープフルステークス2023の予想

中山11R 芝内2000ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：北東2m/s想定

馬場・風向き想定

　馬場は先週の有馬の感じからも標準で良いと思う。例年のこの時期の中山で考えれば２～３段階ぐらいは軽いイメージ。風は北東からなので３角地点が完全追い風になる。

展開予想

　展開はちょっと読みにくいが、基本的には外の２頭かな。ウインマクシマムがある程度ハナを主張していくだろう。その外のセンチュリボンド武豊がどこまで行くかだが、質的にはウインの方が上だと思うので、後は松岡が豊を行かせて番手外を狙うかどうか？という感じ。豊だけならいいが、内にゴンバデカーブースやシンエンペラー辺りもゲート次第ではハナを狙う可能性もあるからね。展開のポイントはウインの最序盤の入り方になるかなと。インザモーメント辺りも先行してくると思うし、ヴェロキラプトル戸崎がどこまで前目に入れてくるか。

　ペースはそんなには上がらない可能性の方が高いと思っている。そもそも馬場が例年より軽いので、バランス的に前半が落ち着けば後半は結構上がってくるかなと。一応ペースは61-59ぐらいで2:00.0前後を想定。ペース次第では２分を切る可能性は結構あると思っている。

予想

◎15ウインマクシマム
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01ゴンバデカーブース
△13レガレイラ
×10シリウスコルト18ミスタージーティー
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎▲軸○△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ウインマクシマム

　昨年の雪辱はウインマクシマムからで晴らしたいね。１年経ってもやっぱダメージでかいから、穴目で勝負でも当て切らないといかん。

　まずウインマクシマムの良いところは底を見せていないうえで、総合的に高いパフォーマンスを見せている点やね。特に前走の未勝利勝ちは結構インパクトがあったし時計的に詰められる要素も残っているんだよね。中山2000ｍ戦で61.5-59.2とかなりのスローで12.1 – 12.1 – 11.9 – 11.5 – 11.6とL2最速11.5。向こう正面からの加速で２段階での競馬ができているし、これで逃げて引き付けつつ直線で２段階目の加速を引き出ししっかり抜けてきた。時計的にも2:00.7と結構優秀なんだが、このラップ推移でラストも余力を残して走破できている。まあ開幕週は結構高速状態だったからその辺はあるが、前半もうちょっと引き上げても面白いなと。いずれにせよポテンシャルで分散してもう一段で動けているので中山内回り向きではあると。

　２走前の未勝利戦は２着だがこれは石川裕紀人が競馬を分かってないから負けた一戦だと思っている。東京1800ｍで47.9-47.5と平均、12.1 – 12.6 – 12.3 – 11.4 – 11.2と2F戦でL1最速。しかもL4で12.6と４角でペースダウンしているんだが、これで逃げ馬の後ろで進めて壁を作ることばかり意識して４角のペースダウンに合わせてしまっているのが一つ。直線で早めに交わして仕掛けてしまえばいいのにL2でも馬鹿みたいに我慢してその間に後ろから押しまくってるトラジェクトワールに一気に迫られてしまっている。ラストは勢いの差で、この馬自身も加速ラップに持ち込めているのに糞仕掛けだなマジで、という分析になる。ただペースがある程度流れても問題ないのは証明できている。

　今回はそんなにペースが上がらないだろうというのが一つ、その中で前目から向こう正面でのポテンシャル戦でとなっても対応してL2でもう一段の加速ができる、という点ではドンピシャでこれになる。また時計面でもスローバランスで2:00.7まで持ってこれている。まあ馬場が軽かったこともあるが、基礎スピードとポテンシャルの両面で目途を立てつつ、要所で動ける馬。逃げなくても良いという点で考えても本命はここからってのは割とすぐに。

○？

▲？

△ゴンバデカーブース

　後はパフォーマンス的にゴンバデカーブースを連下で。正直ここ２走の内容から言えるのは、まだまだ読めん、ってこと。新馬戦は東京マイルでまずまずのスタートからハナを切って48.1-46.7とスローに支配しつつ12.2 – 12.0 – 11.5 – 11.4 – 11.8と3F勝負で押し切った。ここはレベル的に微妙だが前を取って要所で動くは最低限出来ている。前走のサウジ戦は46.9-46.5と平均で進んで12.0 – 12.3 – 11.7 – 11.2 – 11.3と3F勝負。中弛みがあったし後方からの競馬でも取り付けたのは恵まれた。それでも末脚で違いは作ってラストで２馬身抜けたのは馬の能力もあるだろうと。2000ｍへの延長は正直微妙だが、一応ギアの上げ下げも出来ているし、前走のパフォーマンス的にここに入れば最上位だとは思う。適性だけやね。

△レガレイラ

　後はレガレイラを押さえておく。これも適性面という点では正直何とも言えない。ペースが上がってとなると現時点では不安も多いが、まず馬場が思ったより軽いのと今回のメンツだとそこまで上がり切らんだろうと。要所の動きは素晴らしく、函館の新馬では1800ｍ戦で圧巻。50.1-47.3と超スローで12.4 – 12.4 – 12.0 – 11.4 – 11.5と2F戦。これで後方外から進めて３～４角でじわっと動きつつ直線でジリっと伸びて、L1で２馬身半近く離れていたセットアップをあっさり捕えてきた。まあ本音を言えば直線の入りでもっと違いは欲しいが、それでもL1で伸び切ったしここは評価していい。直線加速に対応できているからね。前走のアイビーSではちょっと仕掛けでルメールがミスっていて、50.5-45.1と極端なドスロー、12.6 – 12.0 – 11.2 – 10.9 – 11.0とこのラップなのでギアチェンジが必要だったが、前のダノンをマークすることに固執して勝負所で壁を意識しすぎて詰まってしまった。そこで手前も換えていたしその分の反応で一瞬置かれているんだよね。そこからルメールが必死に追い出したので、珍しく仕掛けを間違えたなと思って見ていた。まあここ一番のルメールは有馬記念でもご覧の通りだし、やはり信頼度は一番高い騎手。レガレイラの今の完成度でどこまで流れに乗せてどこまで仕掛けていけるか。この辺はあるが、連下では押さえておくべきかな。パフォーマンス的には最上位の一頭になると思う。

×シリウスコルト

　後はシリウスコルトを軽めに拾っておきたい。馬場が重くないのでその点はカギだが、芙蓉Sは面白かったし三浦もこのイメージで乗ってくれば、後は馬場適性次第で怖さはある。前走の芙蓉Sでは中山2000ｍで62.2-60.8とややスロー、12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.6 – 12.1とL2最速。ポテンシャル戦というよりは割と要所で加速を求められたところはある。ただ好位の外から３～４角でじわっと動いて並びかけながら直線でしっかり突き抜けきって２馬身差と結構強かった。当時は標準化それよりちょっと重いかな、ぐらい。その中でコーナーでの動きの良さを見せてきたからね。相手関係的にここは面白い馬が多いが、それでも抜きんでた馬はいないと思う。上手くシンエンペラーやゴンバデカーブースの後ろぐらいで好位中目、マークしつつ入れれば面白いね。

×ミスタージーティー

　後はミスタージーティーを軽めに拾っておく。個人的には仕掛けはある程度強めにしてほしいので、外枠で坂井瑠星ならそこは面白いかな。新馬が京都2000で63.4-58.6とドスローで12.5 – 11.7 – 11.7 – 11.2 – 11.5と２段階加速的。これで中団中目から押しながらだが加速過程で置かれてしまっている。L1で外に持ち出してから４馬身ほどあったところを捕えているし、ラップもそんなに落ちてないので、ただただエンジンのかかりが遅い。この感じなので向こう正面からスピードに乗せていく意識が必要だし３～４角では上げきれずに直線で加速になるイメージが必要。そうなると後方でちんたらしていたら届かないので向こう正面の段階である程度押し上げてほしい。坂井瑠星は基本的には強気のイメージを持っているので、そこが噛み合えばL1差し込みで圏内争い浮上しても良いかな。

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