本命05ドウデュース＠有馬記念2023予想

有馬記念2023の予想

中山11R 芝内2500ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：南2m/s想定

馬場・風向き

　馬場は昨年よりは結構軽いかなとは思っているけどね。ノエル賞は時計が遅いがペースが遅すぎたし仕掛けも遅すぎたので参考外。グレイトフルSが、標準馬場想定として想定ど真ん中の時計なので、自分としては標準馬場で良いと思う。年末のタフ馬場になりがちな中山としては比較的軽い方、という判断。風は日曜12:00までは北からだけど15:00からは南に変わるってのが前日予報から。そんなに風は強くないので気にしないつもりだけど、南からなら向こう正面向かい風、スタンド前が追い風になるのでその辺の意識やね。

展開予想

　今回は展開予想動画を作ったのでそちらも見てもらえたら幸いです。ただ、突き詰めて考えたときに、展開予想動画の位置取りから多少前後はしそう。タイトルホルダーがここは何としてもハナだけど、これがどこまで飛ばすか。正直グレイトフルSの和生のヘタレ騎乗を見ると信用し切れんね。まあ逃げるのは逃げるだろう。これを見ながらプラダリアが外から主張すると思うが、個人的にはルメールはここで腹を括って前を狙ってきそうかなという感じ。ジャパンカップで思ったより行けたし、ヴィクトリアマイルでも出せば行けた。ゲート不安定だがスターズオンアースがプラダリアについて行って３，４番手はあり得るかも、という判断。アイアンバローズやディープボンドは出足が遅く、ディープボンドなんかは特に和田が長いスパンで位置取りを考えて終始押して押してのものだから、マーカンドがテン乗りで位置を取れるかどうかもある。ドウデュースは戸崎だと結構良い位置を取れたけど、豊で位置を取ってくるかどうかは何とも言い難い。ジャスティンパレスも前走行けなかったのはあるが後ろからロングスプリント。武史がこのイメージでそんなに入ってこない可能性もあるし、タスティエーラもムーアだからね…どちらかというと前を取りに行くというよりは内にねじ込みにというところで縦のポジションは犠牲にしそう。

　途中までどうかなと思って見ていたんだけど、グレイトフルSを見て切り替えた。恐らくそんなに和生は上げられないと思うし、馬場もそんなに悪くない。多分だけどペースはそこまで実質的には上がらない。59.5ぐらいでタイトルホルダーが入ったとしても、１～２角で13ぐらいまで緩めてくると思う。２番手想定のプラダリアの位置でも60ぐらいだろう。馬場としてはそんなに重くない、中盤でちょっと息が入る。イメージとしては59.5-32.0-59.0ぐらいで想定、平均～ややスローで2:30.5前後。展開次第では30秒を切ってきても良いと思っている。和生がヘタレて60ぐらいってのも考えている。

予想

◎05ドウデュース
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04タイトルホルダー
△10ジャスティンパレス
×02シャフリヤール14プラダリア
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ドウデュース

　本命はもう豊に託そう。ドウデュースにしたし、それだけの根拠はあるつもり。

　まずドウデュースって一番の武器は要所の一瞬の鋭さなんだと思う。ダービーでは強烈なロングスプリントで勝ち切ったし、あれがダメなわけではない。ただ、あの時のダービーはそもそもイクイノックスが出負けしてドウデュースの方が前だったという特殊な状況だった。58.9-59.0と平均で流れていたし、12.3 – 12.0 – 11.8 – 11.5 – 11.7 – 12.0とL3最速で前も緩めず仕掛けを強めてきた。これで後方外からじわっとエンジンをかけつつ直線でしぶとく伸びて抜け出し、L1で踏ん張ってイクイノックスの追撃をクビ差で振り切った形。

　皐月賞の競馬ではダメだが、中山内のセンスは見せた一戦かなと。60.2-59.5と平均ペース、12.3 – 12.3 – 12.0 – 11.4 – 11.5と向こう正面での仕掛けが弱かった中で、後方に下げながら３角まで前を向けなかった。３～４角で外から動いて行こうとしたけど惰性を上手くつけられずに直線で追い出して伸びては来るが、前が加速している中で捕えるのは難しい。結果的にツーテンポほど仕掛けが遅れたと思っていて、それでも最後まで伸びてきたので動き出しの良さは魅力。

　中山内は直線での加速が重要なのと、向こう正面からのペースアップで分散しても対応できるかがポイントになる。ドウデュースの場合は基礎スピードもある程度持っているけど質的に忙しいってのがここ２走の感じ。ジャパンカップも悪くはないけどスローでのロングスプリントだと位置取りでどうしても難しくなる。ラストまでジリジリと来ていたからね。

　京都記念で見せたあの反応の良さをしっかりとここで見せてほしい。59.5-59.0と平均で、12.4 – 12.3 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.6と上げ切らずに４角でじわっと加速、というところで外からスーッと来て合図から直線すっと。この反応の良さをある程度全体で流れても引き出せるのが魅力。そして馬なりでギアを徐々に上げてポテンシャルで分散してももう一段の足をL2で使えている。中山内回りは合うと思っているし、馬場も軽い方がいいので今の馬場なら対応可能。思ったより人気だけど、個人的には中山内2500は良いと思っているので、後は豊が仕掛けを間違えずに強気にじわっと潰しに行ってほしいね。スイッチを入れれば必ず一瞬鋭く伸びるので、そこで突き抜けてL1で差されたら仕方ないって競馬をしてほしい。前半の位置取りより向こう正面でしっかりと前向きに、じわっと押し上げながら３角に。大井だと思ってほしい。

○？

▲？

△タイトルホルダー

　保険的に連下で押さえる。ただ、保険的にというのはやっぱり和生のレースメイクを信用できない、というところかな。グレイトフルSのホウオウエクレールもある程度ペースを作ってほしい馬だったけど、あっさり控えて単騎を許してしまっている。３角手前で追いかけに行ったのであーあーと思って見ていた。タイトルホルダーは今回はまず楽にハナを切れるけど、そこに甘んじてペースを落として言う言うまでは無いし、想定通り59.5ぐらいで運んだとしても、今の馬場だとそこまで引き上げ切れないと思う。そうなったときに３角までのリードを取れてないとここ２年通りになると思う。オールカマーで結構やれたのは外回りで３角が緩く長いから、阪神内回りに近いところがあるんだよね。実際ラップも12.4 – 11.5 – 11.5 – 11.6 – 11.5 – 12.4とコーナーで速いラップを踏めている。タイトルホルダーは本来はコーナー勝負が得意なんだけど、内回りだと引き上げ切れないので良さが出ない、という認識。だけど、宝塚記念で勝った時が57.6-60.0のパンサラッサのペースでも４～５馬身後ろ程度でついて行って自身で58で入って59でまとめて良さが出ている。個人的に今の馬場なら58秒台に入れても良いかな、ぐらいの感じでいるんだけどね。和生は隙あらばペースをコントロールする意識が結構強い印象なので、自分としては信用し切れない、という結論に至ったという感じかな。

△ジャスティンパレス

　後はジャスティンパレスを連下で。正直有馬記念で一度合わないなと感じた馬を狙うのは、あんまりよく無いとは思っている。昨年の有馬記念の場合、馬場自体は重かったと思うが61.2-59.6とかなりのスローからの12.4 – 11.8 – 11.9 – 12.2 – 11.4 – 12.3と２段階加速でギアチェンジも結構強めに。これで２列目の内で包まれた状態で速度に乗れない状況からの直線勝負で加速が求められた。そこで内内でという競馬になったし反応し切れなかったのは展開や内で前を向けなかった面もあるかもしれんなと。とはいえやはりここで７着はちょっとマイナス材料。近走はパフォーマンスを上げているし、天皇賞春でも59.7-75.6-60.8とややハイから中弛みが少し起こって13.2 – 12.3 – 11.9 – 11.5 – 11.9と３角手前の登りでペースダウンからL2最速。これで中団外からじわっと動いてディープボンドマークから直線楽に抜けた。ただこれもディープボンド物差しでみるならそこまで高いパフォーマンスでもない。３着シルヴァーソニックだしね。阪神大賞典や天皇賞秋の方が印象的だし、割とロングスプリント向きなのかなと思わなくはない。宝塚記念での比較で考えても、連下までかな。

×シャフリヤール

　後は面白い２頭を。シャフリヤールは正直BCターフを見るまでは有馬でどうかな…とも思ったが、あの感じだと結構噛み合うかもしれんというのと、馬場自体も今年はそんなに重くないからそれも良いと思う。BCターフは日本式補正で59.7-59.5と平均で流れていて、23.87-24.34-24.28-23.02と後半2Fで速いラップを踏んでいるので結構要所で動く形になったと思う。これで良いスタートから中団の内目で我慢しつつ、３～４角でスペースを拾いながら上手く捌けたとはいえ直線で好位の中目からジリっとなだれ込んできた。思ったよりも動けたのと、ここの６着がオネストになるので個人的にはこれは面白いなという一戦。割と全体で流れた中で好位を確保できる枠というのもあるし、好位で良い位置を取るかドウデュースの後ろで武豊が動いてくれた後のスペースを使うか。この２つの手で噛み合えば。

×プラダリア

　後はムルザバエフのプラダリアを軽めに押さえておく。もともとプラダリアのイメージとして、無酸素運動的な脚は一瞬。だけど有酸素運動で分散しても使える。なので前半で出来るだけ勝負してほしい。その点ではムルザバエフとのコンビは合うと思う。外枠過ぎるので流石に×までにしたが。結局京都大賞典も重馬場が合ったというよりは、61.6-59.8とかなりのスローでも11.9 – 12.3 – 11.6 – 11.7 – 12.0 – 12.2とポテンシャルで分散したことが大きかったと思う。有酸素運動色が強い中で先行してしぶとく粘り込めたし、ここでディープボンドを撃破は結構評価して良いと思う。後は、馬場が軽いのでもっと前半で意識的に入って行けるかどうかに尽きるかなと。

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