本命11ダノンタッチダウン＠富士ステークス2023予想

time 2023/10/21

folder 2023重賞まとめ予想

富士ステークス2023の予想

東京11R 芝1600ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：南南東2m/s想定（不安定）

馬場・風向き

　馬場は先週の雨開催で明確に道悪となったはずだがあれでも速いラップ、時計が出ていた。パンパンの良馬場なら超高速馬場で良いだろう。風は南南東からなので４角地点が完全追い風になるが、前後で不安定な感じなのでそこまで気にしないでおく。

展開予想

　展開予想だが、マイルの距離で行けるかはあるものの、内枠を引いたユニコーンライオンが主張していく可能性が高い。これを見ながらエターナルタイムは先行策を取っていくだろうし、場合によってはユニコーンライオンの前にという選択も意識しつつの先行。外からはこれと言って前を狙えそうな馬もいないが、ダノンタッチダウン辺りはある程度先行策を狙うかも？というのは。内からはソーヴァリアントも好位、ナミュール辺りでもある程度の位置を取ってくる形になりそう。

　ペースはそんなに上がらないだろうなと。47-45ぐらいで1:32.0前後を想定。後半のトップスピードの質をある程度高いレベルで見せている馬を狙いたいし、前目はギアチェンジも求められる可能性が高いかな。

予想

◎11ダノンタッチダウン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04ソーヴァリアント
△06ナミュール
×02マテンロウオリオン05ジャスティンスカイ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ダノンタッチダウン

　ここは混戦なのであまり人気を気にせずにダノンタッチダウンから勝負したいかな。素直にこの路線でこのメンツなら通用して良いだろうという判断。

　現２歳世代のマイル戦の評価が結構難しいが、自分は朝日杯とNHKマイルCはあの展開としては低調だったと思っている。ダノンタッチダウンを評価しているのはデイリー杯で違いを作った点。阪神マイルで47.3-45.9とややスローで12.0 – 11.7 – 11.4 – 11.0 – 11.8とL2最速である程度トップスピードも求められた。これで後方からの競馬で直線外からしぶとく伸びて中団、L1でぐんときて前のオールパルフェに半馬身差まで迫ってきた。ここの時点の上がりが６着ショウナンアレクサの34.0になるので、33.1というのは極めて突出した数値になる。出し切れればというのはあるんだけど、トップスピード戦での物差しとしているシルヴァーデュークを相手に後方からズドンで1.3の上がりの差を作ってきているので、こういう競馬が一番合っているかなというのと、本質はワンターンの1800~2000でロングスプリントがベストかな？とは思っている。

　個人的にはNHKマイルCみたいな形は本当は良くない馬だと思う。これは朝日杯のドルチェモアもそうで、本来朝日杯で勝ち負けできる馬ではなかったのがレベル的に何とかなってしまったという感じ。NHKマイルCの場合は稍重でも明確に雨の影響があったしややタフぐらいかなと。これで46.3-47.5とややハイで全体で流れたしその流れに中団で乗って行った。その分で直線での伸び負けからラストで甘くなったかなというのは結構あると思う。朝日杯も２着に突っ込んできたが、この２戦で基礎スピードに依存して上位に来た馬たちのその後がさっぱりなんだよね。だから本質的にこの２走はパワー型基礎スピード戦としては低調だったと思う。

　この３歳世代で読みにくい部分もあるのはあるんだが、違和感があるのはノッキングポイントがトップスピード戦で結構やれているという点。これを考えれば。サウジ戦はかなりハイレベルだったはずで、ドルチェモアは実はトップスピード戦～ロングスプリントで結構良いところまで行けた可能性が高い。シルヴァーデューク物差しで考えればデイリー杯のダノンタッチダウンの破壊力も確かなはず。どちらかというとマイルより前半でゆったり入って戦いやすいワンターンの中距離向きだとは思っているんだけど、今回はそんなに前が飛ばさないだろうというのと、動き出しで出し切る意識はノリだし信用しよう、ということでダノンタッチダウンのトップスピードの質、ロングスプリント能力に期待しようというところやね。

○？

▲？

△ソーヴァリアント

　後はパフォーマンス的に不気味なのと、割とゲート・二の足は悪くないのでソーヴァリアントを連下に押さえておく。ここならある程度前を取れるだろうと。難しいところなんだけど本来トップスピード戦で良い馬ではある。最初のチャレンジC勝ちがドスローで62.9-58.1からの12.4 – 11.7 – 11.6 – 10.8 – 11.6とL2最速。これで番手からL2でスッと離して抜けてきた。この辺からもスローからの要所の鋭さが光る馬ではある。近走は札幌記念でもそうだがタフ馬場での有酸素運動で良さが出ているので難しいところだけど、本来トップスピード戦自体は合うと思う。後は府中の超高速馬場で対応できるかやね。どちらかというと時計が掛かる馬場で鋭さを引き出しているイメージではあるので。

△ナミュール

　後はナミュールを軽く。休み明けの方がいい馬でそれは良いんだけど、やはりペースが落ち着きすぎて要所でギアチェンジを強く求められるとどうかな、やね。東京新聞杯は強かったが45.8-46.0と平均で11.4 – 11.3 – 11.0 – 11.6 – 12.1とシンプルな流れでコーナーでも落ちず。これで好位の外で流れに乗って最後までしぶとく伸びて前のウインカーネリアンにアタマ差まで迫った。前半から流れる競馬に乗ってやれたのはちょっと意外だがこれまでを見ても基本ロングスプリント的に出し切る競馬の方が合っていたのはある。前走のヴィクトリアマイルが46.2-46.0と平均で12.0 – 12.3 – 11.3 – 11.0 – 11.4と中弛みからのL2最速。これで後方外から伸びあぐねている。前半で不利があって下げる形になったのは響いているけど、この形で直線で反応し切れなかったように、緩んでの加速自体があんまり得意ではないだろうと。安田記念は直線で挟まれて下がったのが致命傷だったので度外視するとしても、基本的には出し切っての馬だと思うのでその辺やね。

×マテンロウオリオン

　後は悩んだが微妙な馬２頭を軽くひっかけておく。マテンロウオリオンは休み明け初戦になるし、追い切りもそこまでだったので自分としては一段下げた。マイラーズCは強敵相手に５着でここは評価している。46.1-45.4と平均で11.4 – 11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.5 – 11.5とL3最速でロングスプリント。好位の内目で結構ロスなく運べたのでその辺は噛み合った展開だが、それでも最後までしぶとく食らいついてシャイニーロックにクビ差まで来たのは一定の評価。ワンパンチ足りない馬だし、展開が読みにくい中で内枠とちょっと難しいところもあるが、このレベルなら３着ぐらいは警戒しても、という感じやね。

×ジャスティンスカイ

　後は悩んでジャスティンスカイを取った。悩ましいが４走前の秋色Sの内容が良かったので。東京マイルで46.2-45.8と平均ペース、11.5 – 11.7 – 11.2 – 11.1 – 11.8とL2最速でトップスピードもある程度求められた。これで中団やや後方でレッドモンレーヴの後ろから進めて直線でしっかりとこれに食らいついてL1で捕え切った。この競馬ができているのである程度後半の素材面では良い物を見せている。ここ２走の内容が物足りないし、特にマイラーズCは難しい形になったとはいえエアロロノア相手に差し切れなかったのは不満。その点を踏まえると軽めの押さえまでかな。