本命08モリアーナ＠秋華賞2023予想

time 2023/10/15

folder 2023重賞まとめ予想

秋華賞2023の予想

京都11R 芝内2000ｍ
馬場想定：良～稍、やや高速馬場想定
風向想定：西北西3m/s想定

馬場・風向き

　土曜の段階では良馬場、小雨がぱらつきだしたがまだ馬場への影響はなくこの時点ではかなり高速状態だと思う。ベースは軽い状況なので、土曜夕方からある程度まとまった雨が降るので、日曜は馬場をしっかりと見たいのが本音だが、まあそれでも先週ほど土砂降りではないと思うので、多分開始は重ぐらいでも最終的には稍重までかなという感じで。風は西北西から3m/sほどなので３角地点が完全向かい風になる。

展開予想

　ここは外からコンクシェルが何が何でものハナ、というところになりそうかなと。これを見ながら各馬が入っていくかな。外からピピオラや豊のソレイユヴィータ辺りもある程度前だろうが、豊はこのパターンだとそんなに無理はしないと思うし好位ぐらいかな。内からはフェステスバント辺りも前を狙うが軽い馬場でこのメンツで逃げるところまでは難しいだろう。コナコースト辺りもある程度好位を狙ってきそう。モリアーナがどう出るかがちょっと読みにくいがそれなりには行けるので中団ぐらいでリバティアイランドよりは前を狙うのが勝負師ノリというイメージだけどね。リバティアイランドは最後方までは行かないが、それでもオークスほど好位で良いところまでは難しいかなと見て中団～やや後方ぐらいでイメージしている。

　ペースはそれなりには上がると思う。コンクシェルが逃げたいというのはあるし、外から絡んでくる馬もいると思うので、一応想定の真ん中としては59-59ぐらいで平均ペースを想定。雨で渋って少し遅くなって、1:58.0前後で見ておく。

予想

◎08モリアーナ
○？(noteのみ)
★？(noteのみ)
△02ハーパー
△07マスクトディーヴァ
×03マラキナイア15ヒップホップソウル
３連複：◎軸○★△×BOX
３連複：◎○軸★△×流し
３連単Ｆ：◎○→◎○★△→◎○★△×

◎モリアーナ

　本命はモリアーナで勝負しようと思う。正直対リバティアイランドで考えたときに、可能性がある馬自体が少ない中ではあると思うが、勝負するのであればオークス未対戦組を選択すべきかなと。

　モリアーナはもともと中距離ぐらいの方がいい馬だとは思っていて、そのうえで紫苑Sが面白い。超高速馬場に近い状況だったが、ペースは58.1-59.9とかなりのハイで流れての11.6 – 11.8 – 11.8 – 11.9 – 12.4 – 12.0と淡々とした流れ。ただL2で落としてはいる。この展開でゲートは結構出たんだが伸びあがって二の足がイマイチで後方。３～４角で後方内内を捌きながら直線で中目のスペースを拾いつつだがまだここで６馬身ほどある。前が抜け出したところで捌きながら違う脚色で突っ込んでの勝利。L1が12.0で、ここで６馬身差と見ればこれを詰め切ったなら11.1前後は確実に使っている。個人的には距離が延びて良いとは思っていたが、これなら2400ｍとかでも良いな、オークスでも面白かったかなという判断になる。この流れでL1で伸ばしてきているからね。

　個人的にはマイル路線でもそこそこはやれていたんだけど、やっぱりちょっと忙しかったかなと感じることが多い。クイーンCでは東京1600ｍでペースは46.2-46.9と平均で11.7 – 11.8 – 11.3 – 11.6 – 12.2とL3最速でロングスプリントではある。ただここはペースも速く基礎スピードも求められて、中団やや後ろで進めながら直線での伸び始めは良かったんだけど、L1でちょっと甘くなった。ただ本来の末脚の絶対量が紫苑Sでインパクトを見せてくれたわけなので、そう考えるとやはりマイルで前半流れて削がれた部分はあるだろうなと。

　コスモス賞も強かったしドゥアイズ相手に完勝、札幌1800ｍでペースは49.4-48.2とややスローで12.4 – 12.0 – 11.9 – 11.7 – 12.6とL2最速。これで番手外から勝ちに行ってそのまま楽に突き抜けての２馬身差。ここの２着がドゥアイズになるし、これが４角逆手前でちょっとしんどかったとはいえ最後までほぼ寄せ付けなかったからね。

　個人的には秋華賞で面白いだろうな、とは思っていたが前走の紫苑Sで距離自体はもっと長くても良い。そのうえで、ゲートはまずまずから伸びあがってあの位置になったので本来ならもうちょっと流れに乗れると思う。ノリは意外とその辺は現実的だと思っているし、今回リバティアイランドに勝つとなればそれより前は必須。中団の内目に忍び込んでハーパーの後ろぐらいを狙ってくれれば個人的には面白い。追い切りも良かったし、リバティアイランドがここで全力仕上げってことも無いと思う。付け入る隙がある中で、モリアーナで勝負したい。

○？

★？

△ハーパー

　後は連下でハーパーを枠自体も良いし、この条件でもオークス２着を考えれば基本問題ないだろうと。ただし、リバティとの比較で逆転できるか？となると決定的なパフォーマンスを見せているとは言い難いので連下まで、という評価。オークスでは60.0-59.1とややスローも実質平均、この流れで12.0 – 12.0 – 12.0 – 11.6 – 11.5とリバティが加速、という流れで中団の内目からリバティを目標にして直線でその後ろをひたすら取ってリバティには突き抜けられたがラストまでしぶとく踏ん張って２着は確保してきたと。まずここは一定の評価が必要だけど、上位の中ではリバティの真後ろを取れたという完璧なライン取りを踏まえると、他に逆転を許す余地は大いにあると思う。クイーンCでは46.2-46.9と平均でもややハイ並に流れたし、その中で好位で進めつつ最後までしぶとく伸びて接戦を制してきたが、桜花賞を踏まえてもマイル路線ではこの世代でグループAまで、という感じでトップレベルからは前後半ともに一段下がる。オークスでの上昇を踏まえると2000ｍも良いとは思うんだが、それでも強く狙えるレベルではない、という判断かな。

△マスクトディーヴァ

　一番悩んだのがマスクトディーヴァの扱いで、これを連下にしたのはやっぱりローズSがマイル色が強いってところに尽きるかなと。阪神1800ｍでも恐らく超超高速馬場で、ペースが45.7-45.7と平均でも45-45とマイル戦ばりに質を求められた一戦。これで11.6 – 11.7 – 11.2 – 11.0 – 11.8とL2最速で中弛み多少からの要所での鋭さを求められてここで強烈に切れた。中団から一気に先頭に立ってきたし、３馬身は確実に合ったかなというところを先頭なので10.5前後は踏んでいる。流れた中での強烈な鋭さと、その割にL1で突き抜けきれずに、ブレイディヴェーグには詰められた。10.5と考えるとL1の11.8は結構落としているし、映像的にも脚色としては鈍化しているのでその点を踏まえると、適性的にはかなり流れた中で鋭さを削がれないタイプだと思う。質的に弾けたが、量的に微妙だったというところなので、こういうタイプは京都内回り2000で３角下り坂からのコーナリングでロングスプリントで分散してってのはあまりよくないかなと。なので重い印までは打てなかった。まあ地雷の臭いはしないでもないがパフォーマンスを大きく上げてきたのは事実なので、連下は打っておきたい。

×マラキナイア

　後は軽めにマラキナイアを拾っておきたい。ちょっと悩んだところはあるが、割とエンジンがかかってからが良いなというのは。前走のローズSでは阪神1800で45.7-45.7とマイル戦並の平均ペースで前半は中団やや後方と少し入り切れなかった。11.6 – 11.7 – 11.2 – 11.0 – 11.8とL2最速で後方から少し手が動いてマスクトディーヴァの後ろから仕掛けつつも置かれてジリっぽく。ただL1で右手前に戻してからの伸びが良く最後までなだれ込んで３着を確保してきたし、トップスピードの質はさほどだがある程度維持できたのは一定の評価。最上位勢は強敵が多いけど、中間層がこの路線では薄いと思うし、内枠を引いたというのもあるので内内でロスなく運んでジリっとラストで雪崩れ込めれば、というところかな。

×ヒップホップソウル

　枠や追切次第では重い印の可能性もあった馬なんだけど、枠も追い切りもイマイチかなというところで軽めの押さえまでとした。オークスで感じたのは流れた中で一瞬の脚が素晴らしいので距離はもうちょっと短い方が良いなと。60.0-59.1とややスローでも実質平均。ただ中団からの競馬となってしまったし、12.0 – 12.0 – 12.0 – 11.6 – 11.5とL1最速でリバティが突き抜ける競馬だが、実はこちらもL3の地点で内からスッと反応してここでの伸びはリバティと比較しても見せ場があったレベル。L2で進路を取る時に少しバランスを崩して手前を換えたのでそこが痛かったと思うが、量的には微妙というのが現時点での評価。紫苑Sは58.1-59.9とかなりのハイで流れた2000で好位で流れに乗っての２着と基礎スピード面を見せた。11.8 – 11.8 – 11.9 – 12.4 – 12.0とコーナーで減速する中で４角までにちょっと我慢してブレーキ気味から４角で外、出し切って突き抜けるんだけどラストで鬼脚を使ってきたモリアーナに捕え切られた。ラップ的には前の方がしんどいし、３角で待つ形になったのも微妙なところだったので、これで踏ん張れたのは良い。ただし、要所の動きを流れた中で引き出せる強みなので、強く狙うなら内枠は必須だったと思う。この枠でとなるとかなり思い切って前半前目に持って行って、そのうえで縦長にして内に潜り込むか逃げるしかない。結構リスクはあるし、追い切りが良ければ面白かったがそれもちょっと物足りなかった。なので×にした、という感じやね。