本命06ママコチャ＠スプリンターズステークス2023予想

time 2023/10/01

folder 2023重賞まとめ予想

スプリンターズステークス2023の予想

中山11R 芝外1200ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：南南西5m/s想定

馬場・風向き

　馬場がちょっと難しいが、土曜を見る限り時計は掛かっている。ただし、1200の２勝クラス勝浦特別は武史が糞騎乗で日和ったのでペースが落ち着いて中弛みもあったのでL3-2で11.7-11.1とギアチェンジ戦だし、実際はもっと出たと思う。まあそれでも軽くはないだろう。良くて標準、一応土曜通しての感じだとややタフぐらいは覚悟した方がいいかなという感じ。

　風も結構厄介で、この時期はあまり強く吹かない傾向だったけど、南南西から5m/s想定とやや強めの風が吹く。これは方角としては３角地点が完全向かい風になって、HSは追い風と言っていい状況になる。一般的に、ペースが落ち着きやすく直線で速いラップを踏むということも結構考えられるかなと。展開の振れ幅が少し大きくなりそうな条件ではある。

展開予想

　まあ行くのはジャスパークローネで良いかなと思っている。ただ、テイエムスパーダは出足がそんなに速くないが、この枠の並びなのでジャスパークローネが内に切り込むまでにハナを狙ってくる可能性はある。この２頭が主張してその外からモズメイメイだが豊がスタート次第で切り替えるかも。そこまで前にはこだわらない可能性もある。内からはママコチャ辺りがある程度先行するけどそこまで前との差は詰めていかないかな。マッドクールもハナは狙わないと思うが、坂井瑠星は割と競っていくイメージなので絡んでいく可能性はそこそこ高い。ある程度ペースが上がっていく要素の方が強いとは思うが、これが向かい風に突っ込んでいく中での先行争いになるし、どう働くかだろうね。

　一応想定の真ん中としては、馬場が重めということを騎手も認識していることもあるとみて、33.3ぐらいの入り、そして後半は34.7ぐらいかなと。33.3-34.7でかなりのハイで1:08.0前後を基本軸に。一応やりあって32秒台突入ぐらいまでは想定に、逆に風で探りあって落ち着いて33後半-34半ばぐらいまでも考える。ある程度幅を持たせるけど、馬場は良くて標準、悪くてややタフぐらいの感じで想定したい。

予想

◎06ママコチャ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01ナムラクレア
△14エイシンスポッター
×05ウインマーベル10マッドクール
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ママコチャ

　展望の時よりは悩んだけど、それでもある程度リスクを承知でママコチャを本命にした。馬場という観点から対抗馬も本命候補まで浮上して悩んだんだけどね。

　前走の北九州記念は結構強い内容だがこれだけではちょっと足りないとは思う。小倉の1200で32.9-34.4とかなりのハイを好位の外目で追走、３～４角で外外から正攻法でロスも大きかったし、３～４角最短距離で通せたジャスパークローネにラストは３馬身ほどあったところから半馬身差まで詰めてきた。11.6 – 10.4 – 10.9 – 11.2 – 11.3 – 11.9のラップからもL1のバテ差しにはなるが、前半でこの流れに乗って基礎スピード面を詰められたのは収穫。馬場もそこまで極端な高速馬場ではなかったが、土曜の３勝クラス佐世保Sがメイショウゲンセンが強かったとはいえ1:07.1と時計的には見劣るので悩んだ要素ではある。

　ただ、この馬の場合は２走前の安土城Sの動きの良さがある。京都1400で34.4-33.3とかなりのスローから11.4 – 11.3 – 11.5 – 10.8 – 11.0とL3-2のギアチェンジでトップスピードも求められた。これで好位から外に出してL2でもう勝負を決める突き抜けだった。流れた中での機動力の高さが魅力だし、とにかく一足が鋭い。ただこの２走からも感じたのは質的なものが求められて良さが出ているので、馬場は依存するかも？というちょっとした不安があってそれで本命にするかちょっと悩んだ。

　今回は展望の段階の想定より馬場が一段重くなった。ただペースが読みにくいのとママコチャは1200に対応できたがもともとは1400ぐらいでとは思っていた馬。馬場が重くても紛れが生じればママコチャにとっては戦いやすい条件だと思う。川田なので前半そこまでがっつかずに好位の内目でスペースを拾いながらを狙ってくれると思うし、総合的に考えて馬場というリスクを覚悟でパフォーマンスと総合力の高さ、前走で基礎スピード面を求められて対応できた、最後の一押しで坂路の追い切りの良さ。この辺りを考えて本命にした。

○？

▲？

△ナムラクレア

　後は連下にナムラクレアを。枠が良かったので重い印もと思ったけど、狙いたい馬が多かったので連下でという形かな。ただ、昨年のスプリンターズSでも甘かったように、基本的にそこまでハイペースが良い馬とは思ってない。昨年が
32.7-35.1で超ハイ、11.9 – 10.1 – 10.7 – 11.4 – 11.4 – 12.3と淡々とした基礎スピード戦で好位の外から流れに乗りつつコーナーでのロスも大きかったがそれでもL1まで伸びを欠いてジリジリなだれ込むだけだった。土曜の勝浦特別が1:07.7と考えても全体的に昨年のスプリンターズS自体がGIとしては低調だったと思っているし、厳しい形でも３着ぐらいには来てほしいのが本音。今年も要所で強い競馬を見せているけど、道悪まで悪化すれば安定するが良馬場で時計が掛かって前が飛ばす、という状況はあまり好ましくないと思う。それと、地味にゲートはちょっと甘い馬なので、内枠を引いたのは良いがそこで出負け気味になって前に前に入られると要所で詰まるリスクも高くなる。個人的には中山1200なら位置取り自体は中団ぐらいでも良いと思うが、仕掛けを間違えないように捌けるかがポイントかな。北九州記念３着時みたいな感じになって２，３着のリスクが高いとみてこの評価。

△エイシンスポッター

　単穴まで引き上げようかちょっと悩んだのがエイシンスポッター。南南西からの風で強めに吹くのでHSが追い風、展開もちょっと決め打ちしづらい。それに馬場も高速ではない。エイシンスポッターって最初は高速後傾型かなと思っていたけど、鞍馬Sが予想外に強かったので馬場自体ある程度時計が掛かっても対応できそうな感じはある。オーシャンSは中山1200でも馬場が高速で33.4-34.0とややハイ程度、11.7 – 10.4 – 11.3 – 11.4 – 11.1 – 11.5とL3-2再加速。これで中団外目で包まれつつ直線外に出してラストでジリっと伸びてきた。個人的には馬場が軽くてもある程度速いラップを踏める馬だしセントウルSも内から伸びて悪くはなかったが、流石に自身で35.2-32.5と後傾過ぎた。鞍馬Sの感じだと時計が掛かる中で後方で温存してってのが嵌る可能性は結構あるかなと思う。強めに連下で押さえたい。

×ウインマーベル

　この状況で滅茶苦茶悩んでウインマーベルを押さえることにした。正直、追い切りがイマイチだったうえに前走のキーンランドCが悪すぎる。打てて×まで。それで打つ理由としては、南南西からの強めの風、展開が読みにくいのと馬場が適度に重い。自分の中のウインマーベルの印象としては本質的には1200はちょっと忙しいタイプだと思っている。好走した昨年キーンランドCが印象的。札幌1200で34.5-34.6と平均、馬場が良でもややタフでペースが上がり切らず、12.2 – 10.9 – 11.4 – 11.8 – 11.3 – 11.5とL3-2再加速。好位の中目で上手く押し上げられたと言ってもこのパターンでの強敵と言っていいヴェントヴォーチェに食らいついての２着。これは結構面白かった。個人的には1200なら時計が少し掛かって本来ちょっと緩むぐらいの方が合うと思う。昨年のスプリンターズSは32.7-35.1と激流で差し込めたけど、ウインマーベルが２着に来れてしまうレベルだったという感覚。今回はちょっと紛れがあるかも？馬場もちょっと重め、風はHS追い風でスタート後向かい風。内枠で壁を作りながら中団で無理せずで上手くまぎれればちょっと怖い、という感じ。それでも近走の内容が悪いのと追い切りを踏まえると×でも積極的に狙った方。

×マッドクール

　後はマッドクールを軽く。前走のCBC賞が負け過ぎだけど、中京1200の超高速で33.7-33.5、前を取り切れずに11.9 – 10.7 – 11.1 – 10.8 – 11.0 – 11.7とL3最速で４角地点で外から勝ちに行く形になったのでここが痛かったかなと思う。春雷Sが重馬場でタフ馬場、33.6-35.2とかなりのハイで12.1 – 10.4 – 11.1 – 11.4 – 11.4 – 12.4と淡々としたパワー型基礎スピード戦を番手からしぶとく踏ん張ってキミワクイーンとの叩き合いで２着。前半型でも対応はしてきたし、ここで前が飛ばしてというところで少し離れた位置で運べればというところかなと。出来ればもうちょっと人気を落としてほしかったが、馬場に対応できる可能性が高いのは良い材料。