本命14ロータスランド＠関屋記念2023予想

関屋記念2023の予想

新潟11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：北4m/s想定

馬場・風向き

　馬場は１勝クラスの湯沢特別で1:57.6と超好時計。オクタヴィヌアスが千切ったにせよ、２着でも1:58.7だし超高速馬場で良いだろう。風向きは北からなので３角地点が完全向かい風になる。

展開予想

　どうしても前目内目が頑張っている印象なので、前の意識は強くなりそうかなと。ノルカソルカが伸るか反るかするだろうし、内目のセルバーグも前走を踏襲して逃げの意識を持つ。この２頭の競り合いで恐らくある程度前半から流れるだろう。これらを行かせながら外からロータスランド、ラインベック辺りが３～４番手ぐらいを狙い、内からはコンシリエーレも先行してくる。

　まあ先行～好位勢がそんなにいないというメンバー構成なので前２頭が単騎気味で離れた３番手で…という感じのレースになる可能性が高いのかなと思っている。想定としては難しいところだけど、単騎逃げ馬の位置で45前後ぐらいはあり得るかなと。離れた３番手で46前半ぐらいのイメージ。名目で言えば45-46.5で、実質で言えば46.2-45.3ぐらいで1:31.5前後を想定としておく。

予想

◎14ロータスランド
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△08ララクリスティーヌ
△16ラインベック
×02アヴェラーレ06フラーズダルム
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ロータスランド

　まあ面白い馬も多かったのですんなりとはいかなかったけど、それでも本命はロータスランドかな。ロータスランドを追いかけている人間としてはここは本命打たなあかん、という感じかもしれない。

　まずロータスランドって結構印象的な競馬をすることが多いんだけど、その条件って割と超高速馬場なんじゃないかなと。もちろん宮記念で道悪でもやれているが1200ではあるし。直近だと３走前の京都牝馬Sなんかは35.1-33.9とかなりのスローで出負けして外枠、最後方付近から。これで11.7 – 11.4 – 11.1 – 11.2 – 11.6のラップで岩田らしい最内からの突っ込みでL2で鋭く伸びてきた。個人的にロータスランドって超高速馬場だとトップスピードの質を高めてくるタイプだと思っていて、昨年京都牝馬S勝ちのケースも超高速で34.4-33.9で11.3 – 11.5 – 11.1 – 10.7 – 12.1とL2最速10.7と鋭いラップを番手外からすっと出し抜いて使ってきている。馬場が軽い方が本来いいタイプなんだとは思っている。

　前走のヴィクトリアマイルに関しては超高速馬場は良かったんだけど、46.2-46.0と平均ペースでも前半3F
が34.2と速い中で主張して、そこまでは良いが11.1 – 12.0 – 12.3 – 11.3 – 11.0 – 11.4と３～４角で極端に緩めすぎたのは響いたと思う。ディヴィーナ辺りに差されたのは前中盤のマネジメントが悪かったからという印象で、結果的にはノリがちょっと遊び過ぎた。

　今回は超高速馬場、前も飛ばしてくれそうだしスローだとしても極端でなければ対応できる。関屋記念を勝っているように夏場で暑くても問題ない、追い切りもまずまず。総合的に見てもロータスランドで勝負すべきかなという判断。

○？

▲？

△ララクリスティーヌ

　後はマイルは若干長いカモとは思うがララクリスティーヌを連下で。パフォーマンス的に見ればやはり最上位で、京都牝馬Sでも阪神1400だが35.1-33.9とかなりのスローで中団の内目から11.7 – 11.4 – 11.1 – 11.2 – 11.6のラップ推移で直線捌きつつL1で２馬身ちょっとあったウインシャーロットを捕えてきた。スワンSでは34.1-34.6と平均で10.9 – 11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.9と淀みなく。これで中団内で追走しながら流れに乗って直線で中目からしぶとく捌いて２着。基礎スピード面を求められても良いぐらいで、1400がベストかなとは思っている。ただヴィクトリアマイルのかン敗は46.2-46.0でも12.0 – 12.3 – 11.3 – 11.0 – 11.4と中弛みが起こって、ポジションを好位で取りながらも中盤で包まれて動けずのポジションダウンがあった。これはちょっと痛かったとは思うし、キャピタルSが46.1-46.4と流れて好位の内から対応して何とか勝ち切ったからね。連下では押さえておく。

△ラインベック

　後は単穴ぐらいでちょっと悩んだのはあるが、ラインベックを。これは個人的には本来後半型のバランスで良さが出る馬で、イメージ的には江の島S勝ちみたいに49.4-44.9とドスローで12.2 – 11.9 – 11.1 – 10.8 – 11.1とトップスピード戦で逃げて出し抜いて寄せ付けないというパフォーマンス。ただし、近走は基礎スピード面をつけてきていて、特に米子Sでは44.9-46.8とかなりのハイの流れで先行して脚を使う形になりながらも直線で内から反応して見せ場を作ってきた。要所の鋭さを持っている馬なので、基礎スピード面で分散しても動けるようになれば面白い、という点では怖さは十分にあるし時計面でも高速馬場適性という点でも面白い状況が揃った。追い切りも良かったし悩んだんだけど、勝ち切るところまでとなったときにパフォーマンス的にもうワンパンチ欲しいと言うところで連下にした。

×アヴェラーレ

　後はロングスプリント性能を評価も内枠で外枠に先行勢が結構多くてポジションダウンしそうな時の戸崎さんは嫌だなということで軽めの保険的押さえに。エンジンがかかってしまえばいいけど、伸び始めがちょっと遅い。秋色S３着なんかも46.2-45.8と平均で11.5 – 11.7 – 11.2 – 11.1 – 11.8とL2最速でという中で中団の中目を通しつつもL2でちょっと外の馬に入って来られて切り替えてという競馬。そこからL1の伸びが良かっただけに…というのはある。要所で加速してっていうところでのギアチェンジが甘い馬なので、ゾンニッヒを楽に捕えているこの秋色Sのパフォーマンスそのものは評価しているけど軽めの押さえまでにしたのはその辺り。

×フラーズダルム

　後は凄く悩んでフラーズダルムを大穴枠で。正直パフォーマンスと人気との乖離だけならここで単穴ぐらい打って勝負しても良いとは思うんだよね。元町S勝ちがインパクト大で、46.9-45.4とスローからの11.7 – 11.6 – 11.4 – 10.9 – 11.5とL2最速。これで後方から直線鋭く伸びてL1で楽にゾンニッヒを捕えての１馬身3/4差。今回は割と新興勢力ではゾンニッヒ物差しのパフォーマンスを重視しているけど、個人的にはここで勝ち負けしても良いレベルだと思っている。ただ、気になるのがフラーズダルムは阪神外回り限定って感じはあるんだよね。下り坂で速度に乗せて入ってきやすいコースなので弾けている感じはある。新潟の長岡Sでも完敗だったし、府中の湘南Sでも。この辺が強く押し切れなかった要素かな。とはいえ今回のメンバー構成、スローで後半型の素材を出し切ったときにチャンスがある馬の中では人気が全くない、という条件ではあるので遊びで×をつけたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より