本命02ビッグシーザー＠葵ステークス2023予想

葵ステークス2023の予想

京都11R 芝内1200ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：静穏想定

馬場・風向き

　まずは馬場からだが、基本的には高速馬場と見て良いと思う。先週の感じだとある程度外目の馬場が良さそうではあるが、内回りはそこまで外差しが利いているというほどでもない。風は現時点では静穏とのことで、影響はないとみておく。

展開予想

　ここはある程度ハナを狙える馬が多いし、かつ近走逃げていない馬というのも多いので結構読みづらい。コメント的にはアンビバレントがハナに拘ってという感じなのでこれが中目から出ていくと思う。内のルガルやペースセッティング辺りも小倉では出足良くハナを切っていたのでこの辺が何処まで主張してくるか？次第というのはある。ルガルはここ２走の内容から控える可能性が高いが、ペースセッティングが主張してハナという可能性は結構高いかなと。外からトラベログやモズメイメイも先行策を取ってきそうで、その後ろにタマモブラックタイが好位の外という感じかなと。ビッグシーザーは好位～中団の内ぐらいとなりそう。ペースが読みにくいが、割とペースを作っていいタイプも多いのでそこまでスローということは無いと思うが、それでも３角手前の上り坂があって意識的にペースが上がりにくい京都1200だと、34-34ぐらいで平均前後でとりあえず見ておくのが無難かなという感じ。1:08.0想定だが、このペースでも７秒台に入る可能性は十分あるメンツ。

予想

◎02ビッグシーザー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01ルガル
△06ヤクシマ
×13タツダイヤモンド15モズメイメイ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ビッグシーザー

　本命はビッグシーザーかな。割と迷いは無く、というかなかなか難しかった。

　まずビッグシーザーにとってベストは恐らく自身でスローバランスだと思う。２走前の中京２歳Sが強く、中京1200で34.2-33.8と平均から12.0 – 11.0 – 11.2 – 11.1 – 11.2 – 11.5とL3最速。これで少し離れた番手外で進めながら３～４角で一つロス、直線でそのまましぶとく伸びて前のトレンディスターを捕えて１馬身半差としっかり前に出てきた。ミルトクレイモーやヤクシマ辺りを問題としていないように、あの位置から後半で鋭く末脚を引き出してくることができる。個人的には1400延長でも良い馬だと思っている。

　一方で得意とまでは何ともだが、ハイペースバランスでも完勝しているのは大きい。４走前の未勝利勝ちが中京1200で33.5-34.4とややハイ、12.1 – 10.4 – 11.0 – 11.4 – 11.1 – 11.9のラップ推移を自分で逃げて刻んでL3-2の再加速に持ち込み出し抜いて後続を寄せ付けずの２馬身半差の完勝。この辺からも全体の流れが厳しくなったとして崩れる可能性は低いだろうと。

　前走のマーガレットSでは時計的に少し物足りないのはあるんだが、それでも33.8-34.8とややハイの流れを好位の内で進めながら直線での進路取りで少し苦労しつつも捌いてからL1で突き抜けて２馬身差と楽だったし、11.9 – 10.4 – 11.5 – 11.6 – 11.5 – 11.7のラップが示す通りL1が落ちていないので３～４角で包まれて動き切れなかった分もあったかなと。

　ここは枠の並びも良いし、個人的には後半のトップスピード・ロングスプリント能力も高いと思っているのでそこまで前半に拘らなくていいと思う。自身33秒台後半ぐらいまでならクリアできると思うし、前半の位置取りは極端でなければバランスの幅が広いので崩れる可能性は薄いと。そのうえで流れても戦えてスローバランスでも切れるのでビッグシーザー本命とならざるを得ない、という感じやね。出来れば単勝人気は２倍台はついてほしいと思っている。

○？

▲？

△ルガル

　後は追い切りが良かったルガルを連下で。２走前の１勝クラス戦が京都1400で結構面白い競馬。34.9-34.1とややスローで11.8 – 11.8 – 11.3 – 11.4 – 11.4とL3最速でロングスプリント。これで好位の外から正攻法で進める形になり、４角でロスが結構生じたがそこから直線前半で結構動いて一旦は先頭に立ってきた感じ。L1で甘くなって内のアルーリングビューに出られたけどこの感じならある程度の流れから要所で反応してくるなと感じた。重い印も考えたけど、ゲートがそんなに良くないのでその辺かな。ビッグシーザーを差すところまではちょっと難しいかなと見るが、それでもそれをマークしながら運べれば進路は当てにしやすいからね。最序盤のペースが落ち着いて後半ロングスプリント的な勝負になってしまえばチャンスは広がってくると思う。

△ヤクシマ

　後はこれも後傾バランスで良さが出ているヤクシマを拾っておきたい。正直1200はちょっと短くて、５走前の中京２歳Sが中京1200で34.2-33.8と平均の流れから12.0 – 11.0 – 11.2 – 11.1 – 11.2 – 11.5と淡々と11前後を維持する感じ。これで出負けして最後方からになったし、３～４角で外に出さざるを得なくてそこから直線伸びてきたけどジリジリでラストまでビッグシーザーとの差はほとんど詰められずに３着争いまでという感じ。ビッグも一つ外を通していたし、これに対してあの位置から決め手で違いを作りれなかった。ただ後傾のバランスで東京1400のクロッカスSでしっかり番手から抜け出してきているし、良馬場で良い位置をもう少し取れればやね。ゲートは改善できているのでビッグシーザーやルガル辺りを目標にできるようなところで競馬ができれば。

×タツダイヤモンド

　後は外差し勢からタツダイヤモンドを軽めに押さえておく。後傾バランスとなったときにどこまで鋭く？というのはあるが、２走前の小倉1200の内容は良かった。重馬場で33.3-35.5と超ハイ、11.8 – 10.3 – 11.2 – 11.7 – 11.9 – 11.9のラップ推移で少し離れた好位の外で進めながら早めに抜け出してでゴコウサスの追撃をクビ差で振り切った。自身では34.1-34.7なのでややハイバランスだがそれでもL2で抜けて来たし余力がある中での動きは見せてきたかなと。同日２勝クラスの大濠特別が1:08.3なのでこれには少し見劣るが、外差し傾向となりつつある中で警戒したい一頭ではあるかな。

×モズメイメイ

　悩んだが追い切りで結構意欲的に好時計・好ラップを出してきたし、短距離仕様にという感じの仕上げではあるなと。枠が良くないので前半の入りはあまり期待できないが、地力で何とかなればという感じ。４走前のつわぶき賞が中京1400で34.9-34.3とややスローで11.4 – 11.6 – 11.2 – 11.4 – 11.7のラップ推移、２列目の内に上手く入れる形で３～４角でロスなく運んで直線しぶとく伸びたがL1でちょっと甘くなった。ただ、ここのレベルが案外なのと、結局自身でのパフォーマンスで見てもマイルに延ばして47.5-46.5とスローバランスで進めてL2で10.9とトップスピードの質を高めて出し抜いたチューリップ賞勝ちがベストだと思うしね。1200への短縮でも内枠で上手くロスを抑えられれば…というところでこの枠だし、悩ましいがパフォーマンス的に軽めでは押さえておきたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より