本命02モリアーナ＠NHKマイルカップ2023予想

time 2023/05/07

folder 2023重賞まとめ予想

NHKマイルカップ2023の予想

東京11R 芝1600ｍ
馬場想定：良～稍、やや高速馬場想定
風向想定：南3m/s想定

展開予想

　まず馬場から。土曜は普通に高速馬場だが、日曜は雨が午前でパラパラ、正午過ぎぐらいからある程度降ってくるのかなと。稍重ぐらいまでは想定しておくが、やや高速まででそこまで悪化はしないだろう。風は南からなの３～４角中間地点が完全追い風。

　展開予想だが、ここは結構読みにくいところはあるかな。雨がぱらつくのもあるがユリーシャなんかも前走が飛ばし過ぎでどう変えてくるかってのもある。内からフロムダスクがハナを主張してくるかな。それを見ながら外のユリーシャ松山がコントロールしつつ様子を見て。オールパルフェも前に馬を置いて進めたいというコメントなのでじわっと出していく形で２列目狙いになるだろう。内からショーモンやエエヤン辺りも先行してくるし、この辺がどこまでやりあうか次第だけど、今年はそこまで上がらない可能性も高いかなと思う。ただ、エエヤンの折り合い面が結構課題で、遅い流れを嫌って外から掛かり気味に上がっていくという可能性も結構高い。まあでもNHKマイルCは例年ある程度傾向通りになっているし、雨は厄介だが一応46.5-46.3で1:32.8前後としておく。

予想

◎02モリアーナ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△06エエヤン
△18ダノンタッチダウン
×05シングザットソング10オオバンブルマイ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎モリアーナ

　まあある程度展望の段階で本命に近いところにいた馬だけど、枠の並びを見てモリアーナで勝負したいと決めた感じかな。

　まず基本的にNHKマイルCはある程度時計勝負になりがちなので底をクリアできていないと難しいが、モリアーナはクイーンCが優秀。東京マイルで46.2-46.9と平均だがややハイ寄り、11.7 – 11.8 – 11.3 – 11.6 – 12.2とL3最速で11.3と仕掛けは早く後半はロングスプリント戦。中弛みが少しあったしNHKマイルCに近いラップ推移だなと。その中で後方から３～４角でやや外目を回す形になって直線で捌いてからの伸び始めが非常に良かった。L2で一気に先頭列付近まで来たし、ハーパーやドゥアイズとの比較で見ても要所の鋭さは上だったと思う。逆にL1で詰め切れなかったし、この感じだと流れた中での鋭さは一級品かなと。このクイーンC組が桜花賞で上位に入っているし、この時のクイーンCの馬場を踏まえても少し渋るのは全く問題ないというのも良い。

　前走のNZTの場合は中山マイルで46.5-47.2とややハイ寄りの平均ペースだが、11.5 – 11.2 – 11.9 – 12.1 – 12.0と仕掛けがきつくL4最速だった。ここで前にいたエエヤンが強気の仕掛けを展開して前が引き上げたところで中団外から押し上げていく形になって鋭さをここで分散してしまった感じ。ちょっと仕掛けがきつくなったのでラストは甘くなったかなというのはある。

　NHKマイルCは基本的には全体で平均～ややハイで流れやすいのと、中弛みからのL3最速率が非常に高い。なので内目である程度の位置から立ち回れる基礎スピードを持ちつつロングスプリントでも対応できる。なおかつ要所で鋭く動けるというのは総合的にモリアーナが一番かなという評価やね。なので当たるかどうかは別として、ここは割と悩まず本命を打ったという感じ。ノリに替わるのもこれまでの武藤を見ていたら結構プラスだと見ている。後は五分に出て中団ぐらいで良いので後ろ過ぎない所で進めてほしいね。

○？

▲？

△エエヤン

　少し悩んだがエエヤンを連下に。ここからは正直拾った馬と拾い切れなかった馬、ぐらいには際どかった。エエヤンに関してはパフォーマンスは最上位だが如何せん気性が厄介で、折り合いが難しく前走NZTもそれで捻じ伏せた。中山マイルで46.5-47.2とそこそこ流れているにもかかわらず少し出して行って掛かって我慢我慢。11.5 – 11.2 – 11.9 – 12.1 – 12.0とL4最速と３～４角中間で外に出して掛かって押し上げていくしなかったし、それで前が引き上げてスペースができても内に入れるほど制御できてなかった感じ。それでも力で捻じ伏せてきたのは凄いし、正直パフォーマンス的にはここでも１，２だと思う。ただし、この形で掛かって外に出して３～４角で外々だとどうしてもしんどくなるのが府中マイルだし、ペースが読みにくい中でテン乗りで折り合いが難しいことが分かっている馬なので最序盤の入り方はかなりネック。またただでさえスペースを取らない戸崎なので掛かって窮屈で包まれて終了するリスクもあると考えるとまあ色々悩んで連下かなと。

△ダノンタッチダウン

　ダノンタッチダウンは本来は…だけど、こういうマイル川田はこういう馬を持ってくる。本質的にはちょっと忙しいとは思うが、デイリー杯２歳Sでも47.3-45.9とややスローからの12.0 – 11.7 – 11.4 – 11.0 – 11.8とL2最速でトップスピード戦だがL2ではジリジリ。むしろL1でちょっと厳しいかってところから決定的に詰めてきてクビ差の２着。５～６馬身はまだあったと思うし、ここで0.1差までもってきているのでL1も11秒台前半で突っ込んできただろうと。ロングスプリント性能が高いので、ペースが多少上がっても中弛みからL3最速でという展開で出し切れればL1で突っ込んできそうだなというのはあるかな。朝日杯は正直基礎スピード特化戦としては低調な一戦だったと思うので評価はしていない。軽い馬場で後半の素材を引き出し切れれば、というところでチャンスはあるという判断。

×シングザットソング

　後は穴目からシングザットソング。こちらはちょっと読みにくい馬というかつかみどころがまだない感じ。フィリーズレビューでは33.2-35.8と超ハイで好位外から流れに乗って普通に捻じ伏せてきたし基礎スピード面もかなり見せている。前走の桜花賞が７着で完敗だが45.9-46.2と超ハイレベルな平均ペースで３列目の内で流れに乗って直線流石にちょっと甘くなったがそれでも1:32.9と33秒台は切ってきた。これだけならともかく、エルフィンSでも47.7-46.5とややスローからの12.1 – 12.1 – 11.4 – 11.1 – 11.9とL2最速でトップスピード戦を後方から進めながらしぶとく差し込んできた。まあここは後半型の競馬としてはそこまでだが、それでも出し切れなかったとはいえコナコーストとクビ差の３着。個人的にはここで好位内目で運んでくれればちょっと怖いかなと思うんだけどね。スローでもやれる可能性を秘めている馬。そこまで高いパフォーマンスというほどではないので軽めで穴狙いまでではあるが。

×オオバンブルマイ

　後はオオバンブルマイかな。京成杯２歳SやアーリントンCの感じならマイルぐらいで合っていると思う。京王杯２歳Sは東京1400で34.6-34.5と平均、11.6 – 11.8 – 11.2 – 11.5 – 11.8と中弛みからのL3最速でこの辺はNHKマイルCでも求められるところ。これで２列目の内で進めて直線で内に進路を求めて作り切れずに途中で切り替えてL2半ばで外からL1でしぶとく伸びて突き抜けての１馬身差と結構ロスがあっての完勝。この感じからもマイルはこなせそうと思っていたが、朝日杯は出負けでジリジリ。アーリントンCではしっかりと出て中団からだが、重馬場で45.8-48.1とかなりのハイで11.7 – 11.9 – 11.8 – 11.6 – 12.8と淡々とした流れ。これで中団から直線外に誘導してL1で突っ込んで量的に良さが出たのは良い材料。枠が中目でちょっと中途半端なのでその辺が前半の入り方でどうか？ってのはあるが、マイルOKで基礎スピード色が結構強い馬なので軽めに押さえておきたい。