本命07ペースセッティング＠シンザン記念2023予想

シンザン記念2023予想

中京11R 芝1600ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：北西3m/s想定

展開予想

※超小頭数で予想的にも面白くないので無料公開にします…。

　この時期はどうしても芝の保全のためもあって芝競走が少ない。それで判断するのは難しいんだけど、思った以上に軽いなってのが正直なところ。普通に高速馬場で良いと思う。風は北西からなので４角地点が完全向かい風で、これは中京らしい風。

　展開予想だが、恐らくスズカダブルがここはハナを主張する可能性が高い。ただ豊のライトクオンタムもハナを狙う可能性はあるし、この２頭かな。これを見ながら外からペースセッティングのムルザバエフも前を狙いそう。クファシルがどう出るかだけど、イーガンだし逃げというところまでは？という感じ。馬場は思ったより軽いし、そのうえでこの頭数で逃げるにしてもさほどペースが上がってくる感じはないだろう。47.5-45.8ぐらいで1:33.3前後を想定。

予想

◎07ペースセッティング
○02ライトクオンタム
▲05クファシル
△01サンライズピース
３連複：◎軸○▲△BOX
３連複：◎○軸▲△流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△

◎ペースセッティング

　本命はペースセッティングで積極的に。ムルザバエフが気になっているんだけど、イメージ的にポジショニングも仕掛けも積極性が強い騎手なんだよね。だからバランスを作って溜めて一足という馬よりは、出し切ってほしいなって馬の方がいいかもしれん。

　ペースセッティングは結構ジリっぽいところが合って、２走前の京王杯２歳Sも伸びてきたのはL1ではあった。東京1400で34.6-34.5と平均、11.6 – 11.8 – 11.2 – 11.5 – 11.8のラップ推移と少し緩んでのL3最速。割と出し切りやすい展開だったが、これで中団の外からロスがありつつも勢いをつけた。その割に伸び始めがジリジリで、L1までなだれ込むような感じで４着という内容。２着争いはハナ＋クビで僅差まで持ち込んでいるし、L1の伸びは手ごたえ以上に良かったというのも。

　前走の万両賞も要所の甘さが気になった。阪神1400で35.3-34.6とややスローで11.6 – 11.8 – 11.4 – 11.3 – 11.9とL2最速。これで２列目の外からなんだが４角出口でちょっと置かれつつになってそこからL1までジリジリ差し込んでいると。この感じからもちょっと加速に置かれる部分はあると思う。

　なのでムルザバエフの積極的なポジション取りと仕掛けというのは噛み合う可能性は高いかな。後半型の素材で一定レベルのものを見せているし、ペースダウンにも対応しているので距離は問題ないとみている。それよりも４角以降の動きで積極的に出し切る競馬を展開してほしい。L1はいつも手ごたえ以上にしぶといので、そこが発揮できればやね。個人的にはこれが逃げてペースを淡々と作ってきても面白いとは思うんだが。京王杯２歳Sのパフォーマンスも高いし、個人的にはちょっと悩んだけどこれを本命にしたい。

○ライトクオンタム

　対抗はライトクオンタムにした。正直高いレベルだとペースが上がったときにどうかな？とか思うところはあるが、この頭数で現状の馬場なら前半の基礎スピード面でそこまで苦しむリスクは小さいだろうと。

　東京マイルで48.2-45.9とかなりのスロー、11.8 – 11.9 – 11.3 – 11.1 – 11.6とL2最速でトップスピード戦に持ち込む競馬。まずまずのスタートからゆったり前を取り切っての競馬で、坂の上りのギアチェンジですっと抜けてきた。

　基本的に中京はL2の坂の登りでの加速が求められることが多いし、この頭数で北西からそれなりに吹いているので３～４角で動き切る形にはなりづらいかな、なったとしても３～４角最内でロスなく運べて温存できそう。要所でギアチェンジを坂の登りで使えるし、まあペースも48前後では入れているのでそう心配しなくていいだろう。

▲クファシル

　これを単穴に引き上げる形にした。坂路での追い切りが良かったし、モーリスの中京ってのもいい意味で気になっていたので。

　ただ新馬戦そのものは正直そこまで高く評価していない。阪神マイルで48.8-46.5とかなりのスローで12.3 – 12.2 – 11.6 – 11.1 – 11.6とL2最速。これで逃げて一足を使ってスッと最速地点で離してきた。ただL1ではちょっと甘かったしモーリスらしいトップスピード戦での良い脚は一瞬タイプかなと。

　ただモーリスはもう一段ギアを下げてのロングスプリントぐらいの方が合う馬が多いのと中京はやたら走るイメージではある。イーガンがどう乗ってくるか次第だけど、前目で流れに乗ってという形、２走目・好調教で上昇してくればやね。

△サンライズピース

　後はサンライズピースを軽く押さえておく。前走の万両賞の評価は個人的にはペースセッティングを明確に一段上と思っているが、当時の馬場で後半特化でそれなりにやれたのは収穫。35.3-34.6でややスロー、11.6 – 11.8 – 11.4 – 11.3 – 11.9のラップ推移で後方内内で上手くロスを抑えてスムーズに捌いてラストまでジリっと伸びてきた。L1の地点ではペースセッティングと比較しても悪くなかったし、ロスを抑えた部分はあるがこの感じならマイルで脚を温存して内に絞って運べればちょっと怖いかなという感じやね。

その他の馬

　トーホウガレオンは難しいところだけど、正直レベル的に考えると微妙なのとマイルへの短縮がプラスとも言い難い部分があるかな。前走の未勝利はある程度やれたけど、1800とはいえ48.9-46.7とかなりのスローで12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.2 – 11.6とL2最速で11.2とそれなり。番手から良い脚を使って抜け出してきたけど、ペースが遅くて枠が外でじわっと行けたのは大きかった。今回は相対的に見てもポジション取りで楽はしづらいし、スローで鋭くというほどのものは見せていない。マイルは本質的にちょっと忙しいと思う。ノリみたいな騎手がポツン気味から出し切ってくれば展開次第で嵌るかもしれんが、福永ならまずレースの流れに乗せようとすると思うし、もう４戦使っているので上がり目という点でもそこまで期待できないかなと。その点で３番人気なら切ってしまおうという感じやね。

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「北条直人の競馬ブログ」より