本命03ピースワンパラディ＠京都金杯2023予想

京都金杯2023の予想

中京11R 芝1600ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：北西3m/s想定

展開予想

　馬場は開幕週なので読めないが、例年通りのイメージでひとまず標準馬場。風は北西からそこそこ吹く。４角地点が完全向かい風で、この方角が割と中京としてはよくある方角。

　展開予想だが、逃げ馬が難しくまともに考えれば最内枠のベレヌスが二の足が速いので主張し切ってハナ。アルサトワは前走で流れに乗って甘くなったと考えればちょっと意識は下がると思うし番手で良いだろう。この２頭の流れに外からシュリがどう出てくるかだがこれもスローの方がいいので上げ辛い。ミッキーブリランテが京成杯AHのパターンで動く可能性もあるが…普通ならスローに落ち着く可能性の方が高いかな、とは思う。一応47-46ぐらいでややスローを想定したい。平均ぐらいまでは想定の範囲で入れておく。

予想

◎03ピースワンパラディ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△05エアロロノア
△10マテンロウオリオン
×06タイムトゥヘヴン11エントシャイデン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ピースワンパラディ

　本命はピースワンパラディにした。ちょっと悩んだし、追い切りとか枠順とか色々見てピースワンパラディを本命にすることにした。

　まあまず総合的に見ても明確な不安はゲートだけかなと。一昨年の京都金杯では46.9-46.2と平均で11.7 – 11.6 – 11.3 – 11.3 – 12.0とL3最速タイでのロングスプリントの競馬。これでスッと出て好位に下げて前から少し離れた位置から、３～４角で外目を選択しながらロスを作って直線しぶとく伸び続けてラストまで食らいついての3/4差２着。４角からのロングスプリントの形になっていたしここでロスは響いたからね。この形でしっかりと長く脚を使ってきたのは良い材料。

　そこから屈腱炎明けで２走。関屋記念では48.4-44.9と超スローで12.2 – 11.9 – 10.8 – 10.6 – 11.6とL2最速でトップスピード特化戦。これで２列目の外で進めながらも切れ負けはしたが、もともとロングスプリントが持ち味の馬なのでここまでドスローだと難しい。

　前走の富士Sでは出負けをしてしまってここは不安だが、46.0-46.0と平均で11.7 – 11.8 – 11.3 – 11.2 – 11.7とL2最速で11.2という程度。これで後方からしぶとくなだれ込んでエアロロノアの後ろから詰められないまでも自分の脚は使ってきた。

　個人的にはこの２走なら屈腱炎はそこまで気にしなくてもいいかなと。その上で、一番はゲート。ゲートをしっかりと出てエアロロノアやイルーシヴパンサーより前を取れるかが最大の焦点かな。好位の内目で進められればベレヌスは基本的には仕掛けを強めにしていく馬なので３～４角からの競馬になると思うし、ペースもせいぜい平均まで、恐らくややスローが可能性的に高いので、京都金杯で２着した時のような形に持ち込めればチャンスは広がると思う。枠の並び的にもベレヌスとアルサトワが近くにいてこの辺が広げてくれるので上手く好位内を通せれば。

○？

▲？

△エアロロノア

　後はエアロロノアを押さえておく。条件としては中京が鍵ではあるが、ペースがそこまで上がらないかなというのはある。前走のマイルCSは個人的にはちょっと物足りなくて、46.6-45.9と平均から11.5 – 11.9 – 11.6 – 10.8 – 11.6と中弛みからのL2最速10.8とトップスピード勝負。これで中団外から進めていたが直線さほど伸びずに一気にセリフォスに交わされたし、ラストまでジリっぽかった。ベストの条件だったと思うし、ペースが少し速かったのもあるにせよ中弛みが起こっていたからもうちょっとやれてほしかったなと。ただ、六甲Sでは阪神マイルで稍重、46.9-46.8と平均だが時計が掛かる中で11.9 – 12.1 – 11.5 – 11.2 – 12.0とL2最速でも11.2という程度。ただ中弛みがあったしそこで中団の外から押し上げつつ直線前半で鋭く伸びて突き抜けてきた。この辺からもある程度余力を持って運べればだし、馬場適性の幅もある。昨年の京都金杯では46.1-46.8と平均で流れで中団で脚を引き出せなかったから、ペースが落ち着けばというところやね。

△マテンロウオリオン

　後はマテンロウオリオンを押さえておく。今回は実力的には良いものを見せつつもという馬が結構多く、マテンロウオリオンは難しいがマイルではスロー寄りはちょっと流れた方がいいタイプだと思う。NHKマイルCが東京で45.6-46.7とややハイで12.0 – 11.7 – 11.5 – 11.6 – 12.0とL3最速で後方から進めつつ３～４角で外から動きながら直線外。これでしぶとく伸び続けてL1でダノンスコーピオンにクビ差まで迫ってきたと。L2の地点での伸びが良かったしL1で少し甘くなったのでその辺かな。前走のマイルCSでは46.6-45.9と平均でも11.5 – 11.9 – 11.6 – 10.8 – 11.6とL2最速で10.8と中弛みからのトップスピード戦で中団の内で包まれながらL2では割と対応できたけどL1がちょっと甘かった。思ったより流れた中での良さが出ている印象ではあるので、今回はペースが少し落ち着きそうだな、というのも踏まえて連下までにした。

×タイムトゥヘヴン

　後はタイムトゥヘヴンを押さえておく。本当はもうちょっと強く狙いたかったんだけど、追い切りがあまりだったのと、枠の並び的に後ろ過ぎる感じもありそう、ペースも落ち着く可能性が高そうなので全体的に修正した中でここまで下がった。ダービー卿勝ちは良い内容で、45.5-46.8とややハイで11.3 – 11.6 – 11.7 – 11.8 – 11.7と単調な流れ。これで後方に下げ切って３角で外から進出しつつ直線で外からズドンと来てラストで捕え切った。L1の地点でかなり差があったしここで捕えてきているインパクトは結構大きい。ただ、スローで決め手の質を上げてくるというほどではないのでペースが落ち着くとちょっと嫌かなというのはある。押さえまで。

×エントシャイデン

　後は前走阪神Cで本命を打ったのに出負けして終わってくれたエントシャイデンを軽めに押さえておく。こいつは左回りの方が出が良い感じはあるし、ここで逃げの手で奇襲できるとすればエントシャイデンかなと。マイルは本質的にはちょっと長いと思うが、それでも安土城Ｓでは超超高速とはいえ33.9-34.3と平均で11.1 – 11.2 – 11.1 – 11.2 – 12.0と淀みのない競馬に持ち込んでしぶとく踏ん張りダディーズビビッドから１馬身半差は立派。ここも思い切ってハナを取り切れればちょっと怖いかなというところで軽めに。

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「北条直人の競馬ブログ」より