本命08カントル＠アルゼンチン共和国杯2022予想

time 2022/11/06

folder 2022重賞まとめ予想

アルゼンチン共和国杯2022の予想

東京11R 芝2500ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：東1m/s想定(不安定)

展開予想

　馬場は超高速の馬場で良さそう。風は東からにはなっているが不安定だし弱いので、日曜も気にしないで進めたい。ただ、先週と比べると内が伸びるケースが多い印象なのでその辺は少し修正した。

　展開予想だが、恐らくキングオブドラゴンがハナを主張しそうで、これがレースをある程度作る。それを見ながら外からアフリカンゴールドも番手外ぐらいで絡んでいくかなと。ブレークアップも２列目内辺り、外から豊のハーツイストワールやボスジラ辺りもこのメンバー構成ならある程度前を取ってくる。ヒートオンビートはちょっと控えて好位ぐらいかな。テーオーロイヤルがその位置に入っていくかちょっと読みにくいが好位の内目辺りだろうと。ペースは坂井瑠星のレースメイク次第だが、そこまで上がらないだろう。61.0-58.0ぐらいで超スローを想定。ロングスプリント気味になる可能性が高いかなとは見ておくが、アル共らしいL2最速で10秒台に入るようなトップスピード戦も視野にいれつつ。

予想

◎08カントル
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△06キラーアビリティ
△16ヒートオンビート
×01キングオブドラゴン09ディアマンミノル
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎カントル

　ちょっとここは悩んだが総合的に見てカントルを本命にした。球節炎明け初戦は強い競馬だけどその辺りの不安も無くはない。ただ坂路での追い切り（GCでは無かったが）時計を見る限りではかなり走っていると思うので。

　まずゲートが甘い馬なのでちょっと枠の並びが気になっていたが、そこは結構良いと思う。内目の枠なのと内に追い込み馬と逃げ～好位までの馬が多く揃った印象なので、この感じなら多少出負けしてもリカバーして中団の内目のスペースを拾っていきやすいだろうと。

　前走の佐渡Sでは新潟芝外2000ｍ戦で60.3-57.8とかなりのスローで12.4 – 11.9 – 11.1 – 10.8 – 11.6と後半はL2最速のトップスピード戦。これで中団から進めながら直線外から鋭く伸びてL2で２列目まで来ていたし、そのままノースザワールドに対してL1までしぶとく伸びてハナ差で捕え切った。後半のトップスピード戦の中で一枚上の切れ味を引き出してきたのは大きな材料かな。

　３走前の緑風Sでは２着だがアイアンバローズ相手に接戦。これが62.5-57.5と極端なドスローからの11.9 – 11.7 – 11.5 – 11.2 – 11.2 – 11.9とL3最速タイで11.2だしL4地点でも11.5と典型的なロングスプリント特化戦。これで番手からしぶとく踏ん張ってアイアンバローズにハナ差の２着、３着シルヴァーソニックの追撃はクビ差で振り切ったようにロングスプリントでもある程度高いレベルのものを見せてきたと。

　基本的にはアル共はロングスプリントよりはトップスピード戦になりやすいしギアチェンジも含めて良いものを見せているからね。ゲートとそこからのポジショニングがかなり重要だけど、この枠の並びなら中団には入れそう。内の馬場がBコースで良くなっている印象でもあるし、ここから勝負したい。

○？

▲？

△キラーアビリティ

　アル共みたいに小器用さを求められるケースでどこまでやれるか？というのはあるが、ダービーを見てもこの世代でそれなりにやれているのは評価すべきかな。ダービーは58.9-59.0と平均でタイトに流れ、12.0 – 11.8 – 11.5 – 11.7 – 12.0のラップ推移でL3最速。この形で後方での競馬になったが直線ドウデュースの後ろを上手く狙って、ドウデュースにはあっさり離されたがL1までジリジリと伸び続けてきた。ロングスプリント性能はそれなりには見せてきたと思うし、ここのイクイノックスとダノンベルーガがトップスピード戦とはいえ秋天で１，３着。素材的にはこのレベルなら勝ち負けしてほしい馬ではある。ただ、やはり基本的に前半の基礎スピードを求められて素材面で勝負する形で良さが出ていたのでペースが落ち着いたときにどこまで鋭くトップスピードを引き出せるか次第というところかな。萩Sの内容ではちょっと物足りないし、連下までにした。

△ヒートオンビート

　前走の新潟記念は物足りないけど、まあ本質的に2000はちょっと忙しいかなというのはあるし、この条件で無理なく好位を取れれば。もともとトップスピード戦でもそこそこやれる馬で、チャレンジC２着時でも62.9-58.1とドスローで12.4 – 11.7 – 11.6 – 10.8 – 11.6とトップスピード戦。これで中団からしぶとく最後まで伸び続けて２着に上がったし、ここではジェラルディーナが馬場が微妙な内を通していたとはいえしっかりと完封する内容で強さを見せていたからね。何か決定的な武器があるというわけでもない難しい馬だが、本来トップスピード戦でもそこそこのパフォーマンスを見せている馬でこのメンバー構成なら勝ち切ってもおかしくないレベルではある。ただ、前走の新潟記念がちょっと物足りないのは確かなのでその辺を割り引いての連下かな。

×キングオブドラゴン

　後は軽めにキングオブドラゴンの逃げ粘りを期待したい。このアル共は傾向的にも逃げ馬が苦戦ではあるんだが、坂井瑠星ならある程度早めのロングスプリントを仕掛ける可能性はあるかなんと。３走前の鳴尾記念が悪くなくて、中京2000で60.1-57.6とかなりのスローからの11.9 – 11.4 – 11.3 – 11.1 – 11.9とL2最速戦ではあるがコーナー地点で強気の仕掛けではある。これで逃げて結構早めに仕掛けてヴェルトライゼンデやジェラルディーナには捕え切られたけど結構頑張って0.3差で踏ん張れている。思ったよりもこういう展開、スローでの無酸素運動に近い競馬でやれたなというのはあったし、距離ももうちょっとあった方がいいタイプだと思うので軽ハンデで軽めに押さえておきたい。

×ディアマンミノル

　後はもう一つ、追い込みが難しいレースの中ではディアマンミノルまで押さえておきたい。追い込み一手でどうしても嵌らないとだが、嵌ってない今年の目黒記念でもインパクトを残してきたからね。東京2500ｍ戦で62.5-58.3と超々スロー、11.9 – 11.7 – 11.3 – 11.2 – 12.2と割と仕掛けは強めでL2最速で11.2程度、ロングスプリント戦になった中で後方から一頭だけ鋭く末脚を引き出しL1までしっかり突っ込んできて２着争いまで来た。この鋭さを東京2500ｍで引き出せる、坂の登りでのトップスピードを後半でこのレベルで分散してもやれるので、素材面は本物だと思うんだけどね。どうしても最後方付近で競馬となるし、前走の京都大賞典も良くなかった、追い切りもまずまずだが一気にというところまでは？という評価で×で軽めに押さえるところまでとした。