北九州記念 2022 予想：本命16ナムラクレア

北九州記念2022の予想

小倉11R 芝1200ｍ
馬場想定：稍～重、高速馬場想定
風向想定：北北東1m/s想定

展開予想

　まず馬場だが、土曜の段階では超々高速馬場という感じ。コンクリまでには至っていないが、それでも土曜に北九州記念があったら６秒台は確実だったかなと思う。ただ土日にかけて雨が降りそうで、悪化の幅が読みづらいなと。極端ではない高速馬場ぐらいで想定しておく。少し幅を持たせて。風はほとんどないみたいなのであまり気にしないが、北北東からだと３角地点が完全向かい風になる。

　展開予想だが、逃げるのは恐らくシンシティになりそうかな。枠的にテイエムスパーダが包まれるのを嫌って主張するという可能性はあるが、陣営曰く４角先頭が理想というイメージらしいので、この馬場だとシンシティを行かせる可能性を考えたいかな。そうしている間にこの馬場でファストフォース辺りもある程度は前に絡んでくる。外からナムラクレア辺りも様子を見ながら好位を狙いつつ。アネゴハダも好位内内というところだろう。ペースは恐らく上がるとは思うが、馬場が読みづらいのでどの程度まで…。一応雨の影響を考慮に入れて32.7-34.8ぐらいで1:07.5ぐらいを想定しておきたい。まあでもあまり降らないケースも踏まえて。

予想

◎16ナムラクレア
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02アネゴハダ
△03タイセイビジョン
×08ビオグラフィー13ファストフォース
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎▲軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ナムラクレア

　まあこの枠順で馬場状態となった時点で、ナムラクレア軸かな、って感じではあった。

　まず前走の函館スプリントSでは32.8-34.4とかなりのハイで11.7 – 10.2 – 10.9 – 11.2 – 11.2 – 12.0のラップ推移、単調な基礎スピード戦の流れで２列目外から正攻法で進めてしっかりとねじ伏せて２馬身半差。向こう正面が上り坂の函館ではあるんだけど、それでも楽に前を取れたし1200で行けるか？というところで一定以上の目途は立ててきたと。

　フィリーズレビューでは阪神1400ではあるがここで強い競馬をしている。33.5-35.0とかなりのハイで11.0 – 11.4 – 11.5 – 11.7 – 11.8と単調な基礎スピード戦。ここでは中団からの競馬でゲートも二の足もイマイチだったが、それでも外から直線しぶとく伸びつつL1で前のアネゴハダを捕えてサブライムアンセムとの叩き合いでのアタマ差２着。

　基本的に基礎スピード面で良さが出ているというのはあるし、コンクリに近い馬場で小倉1200だと前半で苦労するかな？というところもあったが、外差し傾向の馬場になっていてこの雨予報なら前半そこまで速くはならんだろう。32秒台半ばなら好位ぐらいで入れると思うし、そこで３角以降馬場の良いところを通せればやね。

○？

▲？

△アネゴハダ

　ん～枠がなあという感じ。並びとしては良いんだけど…。テイエムスパーダが控えたときに３列目になるというところがあるし、外で自由に動ける先行勢との比較でとなると外差し傾向も含めてちょっと落とした。ただパフォーマンス的には通用していい。フィリーズレビューでは33.5-35.0とかなりのハイで11.0 – 11.4 – 11.5 – 11.7 – 11.8と単調な基礎スピード戦。これで先行策を取って２列目から直線でしぶとく抜け出して先頭に立ってきたし、L1で差されたけど1200通過地点でナムラクレアの前にいたのは個人的には好感。本来1200で良い馬だと思うし、前走のCBC賞は馬場が軽くて31.8-34.0と基礎スピードの質でちょっときつかったかなという感じ。ただ49kgで走れるのは大きいし、この状況でも連下で。

△タイセイビジョン

　枠の並びが悪いなあ…ってのが本音やね。タイセイビジョンも結局猿人の掛かりがよくないので前にスペースを確保できる方が良い。ただ今回は内枠に先行勢が揃ったけど、テイエムもアネゴハダも２，３列目でと考えるなら内のスペースがそこまで広がらない可能勢が結構ある。外の馬が内に切ってくる中でこの枠だと前半で出足が遅いと前のスペースに入られてしまいそう。前走のCBC賞では31.8-34.0と激流で流れ切ったし、後方内目だけど追走に苦労しつつも流れてくれていたので３～４角のコーナーワークで押し上げられたし捌き切れた。今回は内の馬場が微妙だし前が完全に飛ばし切る形になるかも微妙。CBC賞と違って捌くのが難しくなりそうという判断で連下までとする。

×ビオグラフィー

　３走前の北九州短距離Sを評価。小倉1200で33.6-35.1とかなりのハイ、11.9 – 10.6 – 11.1 – 11.3 – 11.6 – 12.2のラップ推移で外枠から番手で追走して直線でしぶとく食らいついてデトロイトテソーロを捕え切った。ここは結構ハイレベルで３着がマイネルジェロディ、４着がヴェントヴォーチェで５着ビリーバー。ここで正攻法でやれているというのは結構印象的にも強いし、小倉で稍重で渋ってというのも今回の想定される馬場では警戒して置いたも良さそうかなと。

×ファストフォース

　後は穴目でファストフォースをひっかけておきたい。正直昨年の出来にあれば対抗でも良かった。そもそも思ったより時計が掛かる馬場自体は合っているはず。直近でも宮記念なんか重馬場で33.4-34.9とかなりのハイで12.1 – 10.3 – 11.0 – 11.0 – 11.5 – 12.4と単調な基礎スピード戦。これで好位外で結構難しい形になったけど思ったよりも食らいついてラストまで落ちなかった。ジャンダルムにも先着出来ているし、昨年の北九州記念も雨の中で33.2-35.0とかなりのハイ、８秒台の決着で馬場の良い外々で２列目で運びながら直線しぶとく踏ん張って前のモズは捕えての２着。ここでもジャンダルムは撃破できている。適性面で考えたときに時計が少し掛かる道悪の1200自体はフィットしていると思う。この枠で内の逃げ先行勢が怯んでくれればもうちょっと楽に入れると思うし、前走のCBC賞はコンクリ馬場だったが出足が遅い中で無理をし過ぎた感じ。この馬場で最初から２列目でという競馬で運んでくれれば怖いかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より