新潟11R 関越ステークス 予想：本命11グレートマジシャン

関越ステークス(OP)予想

新潟11R 芝外1800ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：北4m/s想定

展開予想

　まずは馬場だがこれは開幕週なのでやってみないとわからないってのが本音。夏の新潟だし晴れそうなのでまず重いことは無いだろうと。超高速も視野に入れつつ、一応高速馬場～かなりの高速ぐらいまでで。風は北からなので３角地点が完全向かい風。

　展開予想だが、ホーのプライドランドがどこまで主張するか次第かな。これがハナを切るとは思うが、番手で引っ張ってというようなタイプの馬が少ない。ウインアグライアがどこまで競って行くかというところ。レッドフラヴィア、レッドサイオン辺りはある程度前を狙いそうで、外からはナイママや川田のヤマニンサンパ辺りも前目を狙ってくる。ペースはそこまで上がってこない可能性が高いかなとみていて、一応47.5-45.5ぐらいでスロー想定。1:45.0前後かな。

予想

◎11グレートマジシャン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△10キングストンボーイ
△16グラティアス
×17モンブランテソーロ18ヴァンランディ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎グレートマジシャン

　ここは頑張ってほしいなあ。何せ昨年のダービーでの本命馬になるので。

　ダービーの印象が強いが、普通に毎日杯がハイレベル。シャフリヤールとの接戦に敗れたものの３着馬がプログノーシスになるわけで、ある意味伝説の毎日杯になる可能性もある。阪神1800で超超高速馬場状態。45.9-46.3と平均で流れて11.7 – 11.9 – 11.5 – 11.2 – 11.7と淀みが少しあってのL2最速11.2。この流れで中団の外目で進めながら直線左手前に換え外から最速地点でしっかりと伸びてきて一気に先頭列まで来た。L1の坂の登りでシャフリヤールとの叩き合いで捕え切れなかったが、プログノーシスに２馬身近い差ってのは今となってはかなりのパフォーマンス。

　ダービーでは60.3-57.0と超スローから12.8 – 11.7 – 11.4 – 11.5 – 10.8 – 11.6と２段階加速の競馬。３～４角でもロングスプリント的な脚を求められ、直線で更にもう一段上のトップスピードの質が求められるというえげつない競馬になった。これで中団外から正攻法で３～４角ロスを作りつつもラストまでジリジリと踏ん張って４着は確保。ステラに最後差されたのでそこはちょっと物足りないけど、それでもL2地点までの伸びは目立ったしL1でちょっと甘くという感じなのでどちらかというと質的な面で良さが出ている感じ。

　ダービーでも行けると感じたけど、結果的に見ると2400でここまでロスがあって後半特化では甘くなったかなというのはある。１年以上の休養で楽ではないけど、1800でスローでという競馬ならトップスピードの質で違いを作れると。流れても対応できるしここから入りたい。

○？

▲？

△キングストンボーイ

　前走のメイSの内容が物足りないが、共同通信杯からもスローでトップスピードの質が求められる状況の方が良いかな。前走メイSでは48.9-45.8と超スローだが11.6 – 11.5 – 11.1 – 11.4 – 11.8とコーナー地点から11秒台半ばに入ってL3最速のロングスプリント。これで後方外々でロスをもろに作る形になったのでそれも痛かった。ただカレンシュトラウスに完敗だったので、こういう展開そのものが？というのはある。共同通信杯４着が49.6-45.7と超々スローで12.3 – 11.9 – 11.5 – 10.8 – 11.5とL2最速10.8とトップスピード勝負だしギアチェンジも求められた。この形で後方内から捌きながらL2で２列目まで上がってという感じだった。どちらかというと使える脚がそんなに長くない方で、スローで一瞬の鋭さを増すタイプの感じはあると。なのでロングスプリントになるとちょっと甘いかもしれん。まあ半信半疑だけど、このメンバー構成なら頑張ってほしいところで連下で。

△グラティアス

　こちらは1800がどう出るかちょっと読みづらいところはあるが、不気味。白富士Sでは東京2000でジャックドール相手に健闘。59.4-58.0とややスローだがそれでも前半は質的に求められている。11.8 – 11.5 – 10.9 – 11.4 – 12.4のラップ推移でL3最速仕掛けが早い展開でロングスプリントを求められたが、これで外枠から好位の内に潜り込んで直線外に出してから最後までジリジリと伸びて３着を確保したというのは結構頑張った。最後はちょっとしんどそうだけど、それでもこの展開で良い位置を取れていたのも良いし、時計的にも優秀だからね。マイルでも戦えているが、前走の米子Sは完敗。逆にダービー卿なんかは中山マイルらしい45.5-46.8とハイペースでの11.3 – 11.6 – 11.7 – 11.8 – 11.7と淡々とした流れで好位で普通に流れに乗ってしぶとかったからね。米子Sや東風Sみたいにあまり道中ラップの緩急が無い方が良いタイプかもしれない。まあちょっと読みづらいけど、1800で新潟外で、ある程度スローの段階で前目を取れていたら面白いかな。川田のヤマニンサンパをマークするような感じで運んでもらえれば。

×モンブランテソーロ

　前走の巴賞の内容は悪くないという程度で何とも。ただ、過去を見ても割と高速馬場で良さが出ているし、この条件で積極的に運べばちょっと怖いかな。湘南Sでは東京マイルで45.5-46.5とややハイから11.5 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 12.0と淡々とした流れ。これで中団で脚を残しつつ直線で外から楽にスッと伸びてL2で先頭に立ってきている。L1で内から伸びたハーメティキストに半馬身出られたが、マイルの流れに対応できていた。３走前のむらさき賞なんかでも東京1800で46.7-46.2で平均、11.4 – 11.6 – 11.5 – 11.3 – 11.8のラップ推移で淡々としていた流れ好位でL2まで良い感じでL1ちょっと甘くという競馬。どうしてもラストの詰めは甘くなるが、軽い馬場で全体である程度流れたケースでは不気味さがある。ペースや位置取り次第ではあるけど、押さえておきたい一頭かな。

×ヴァンランディ

　繋靭帯炎で休養、転厩という過程はかなり悪いがヒモ穴レベルなら。元町Sが面白い競馬で、阪神2000の内回りでのロングスプリントとなっている。63.1-58.2とドスローで12.2 – 11.6 – 11.0 – 11.3 – 12.1とL3最速。ロングスプリント特化だし右手前でのコーナリング地点で求められている。これで後方外から３～４角でロスを作りつつも直線最後まで外からしぶとく伸び続けてムジカとの叩き合いを制してきた。マークされたムジカと接戦だったので評価が難しいところだが、この形でしぶとく長く脚を使ってきているので新潟外1800でスロー団子からのロングスプリントなら不気味さはあるかなと。

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「北条直人の競馬ブログ」より