ジャパンダートダービー 2022 予想：本命06ブリッツファング

time 2022/07/13

folder 2022重賞まとめ予想

ジャパンダートダービー2022の予想

大井11R ダ2000ｍ
馬場想定：良～稍、標準ダート想定
風向想定：東2m/s想定

展開予想

（※前日予想してますが、天気がどうも想定と違ってかなり降ったようで…とりあえず原文そのままです。雨の程度が読みにくいのは本当に困る。）

　今週はJDDと函館記念に全力投球、という感じだけど函館記念は展開予想でもしかしたら面白いことをやるかもしれません（実際やれるかわからんが、試したところやれそうな気がする。）。調子が非常に悪いので気分転換もかねて夏は色々試そうと思います。手前の話も深くの方で書いていきたい。

　まず馬場は前日の段階では良馬場だが雨は降り始めていた。そこから水曜明け方ぐらいまでは降りそうな感じ。ただそこまでは悪化せず、ひとまず稍重ぐらいでメインのころにはという感じかな。良～稍重で影響は限定的とみておきたい。風は東からなので３角地点が完全追い風。BSが追い風寄り、HSが向かい風寄り。2m/s程度なのでそんなに強くはなさそう。

　展開予想だが、ここはちょっと逃げ馬が読みづらい一戦。ひとまずゲートが良いのでこの距離ならペイシャエスが出ていくとは思うが逃げたくはないだろうなと。内のトーセンエルドラドがダービートライアルでやれた感じで運べれば良いが、本番ではいけてない。セキフウがこの距離で怖がらず先行してハナと言う可能性もUAEダービーの感じならあるが、距離も考えないといけないしという感じで微妙。ひとまずペイシャエスが様子を見てと考えれば、外の兵庫ダービー覇者バウチェイサー辺りが思い切ってハナを狙うか、ノットゥルノ豊も正攻法では難しいと判断して序盤が遅いようなら外から１角までで花を取り切る可能性すらある。ブリッツファングはペイシャエスを行かせてからの先行争いになりそうなので、恐らくペイシャマークかなと。クライオジェニックも羽田盃では前で撃沈しているが、逃げ馬が少ない今回は主張する可能性もある。正直かなり展開が読みにくいので幅を持たせつつだが、一応イメージ的には63-63の平均ペースで2:06.0ぐらいとみておきたい。幅は持たせておく。

予想

◎06ブリッツファング
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△07ペイシャエス
△10リコーヴィクター
×01セキフウ08クライオジェニック
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ブリッツファング

　正直道悪が顕著になるとちょっと怪しい部分もあったので悩んでいたが、馬場と天気予報を見る限り恐らく重まではないだろうと。時計がそれなりに掛かる前提ならブリッツファングで勝負したい。

　前走の兵庫CSはラップ推移が無いので何ともだが、圧巻のパフォーマンス。園田の1870ｍ戦で１週半のコース形態。これで好位から進めつつ徐々に押し上げながら向こう正面で勝負して動いて行ってそのまま３～４角で前のコンシリエーレを外からねじ伏せてから直線で千切って８馬身差1.3差は決定的なパフォーマンスだった。ノットゥルノが２着に上がってきたがこれすら突き放していたからね。ペースとしては恐らく平均ぐらいだと思うが、この馬は後半の方が速いバランスになると思う（上がりと全体時計のハロン平均からの推定ではあるが）。その点からもこのペースを楽に前で進めて後半のポテンシャルで違いを作ってきたし、前半もこの距離なら基礎スピード面で対応できたという評価。

　個人的にはポテンシャル面を高く評価している馬で、２走前の阪神1800も地味だがL1が良かった。50.8-50.4と平均で12.4 – 12.9 – 12.6 – 12.4 – 12.5のラップ推移。時計もラップも最速は地味だが、これで２列目外から正攻法で進めて直線ジリジリと伸び続けた。L2-1が12.4-12.5とL1に坂がある阪神でここまで落とさず運べているのも後半のポテンシャル面で底を見せていないなという評価になる。

　敢えて言えば大井特有の加減速への対応ができるかどうか。その辺りはちょっと怪しい部分もあるが、それでも中京1800の新馬戦では12.5 – 12.9 – 13.1 – 12.1 – 12.5とL3-2で13.1-12.1とギアチェンジを求められて好位の外から前を向けていたとはいえここで突き抜ける競馬ができているからね。ヒヤシンスSの場合は東京マイルで少し忙しかった面もあるだろうから、この距離でスムーズに運ぶことができればチャンスだと思う。

○？

▲？

△ペイシャエス

　後は中距離でも対応できているペイシャエスを連下で。３走前の勝ち方が良い。中山1800で稍重、50.0-49.9と平均から13.2 – 12.2 – 12.1 – 12.6 – 12.3 – 12.9とL4最速で向こう正面からペースが上がった流れ。これで番手で楽に進めて向こう正面での捲りがあっても対応しながら番手外を維持して直線で楽々突き抜けての５馬身差。前半のポジション取りで脚を使ってペースダウンからの加速への対応と個人的にはセンスある競馬だったなというのが率直な感想だし、２着のヴァレーラデルナが１勝クラスは楽に突破できているのも好感。ユニコーンSを見る限りだとマイルの基礎スピード面で良さが出ている感もある。46.2-49.0と超ハイでこの時期の３歳戦としては珍しく良馬場で11.9 – 12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.6と全く淀みのない減速ラップ、基礎スピード特化戦となったが先行策からジリジリと食らいついてL1でばてた前を捕えてセキフウの内からの追撃をクビ差で振り切っていると。この感じは基礎スピード色が強いなと感じる反面、ギアの上げ下げに対応してポテンシャルも見せているのでいろんな顔を持っているなというのはある。重い印も少し考えたけど、連下では最低限押さえておきたい。

△リコーヴィクター

　今年の南関勢は強くは狙いたくないなというのはある。ただ東京ダービー組で考えるならリコーヴィクターは連下でという感じかな。大井の2000で重馬場、63.4-63.7と平均で12.8 – 12.2 – 12.4 – 13.3 – 12.5 – 13.3とL5最速、コーナー減速からのL3-2再加速という中で好位の内で包まれながら前半で脚を使いつつギアの上げ下げに対応して内からそれなりに食らいついてきていた。まあそれでも勝ったカイルからは２馬身以上の差でかなり差があったし２着争い接戦の中で考えるとクライオジェニックよりこちらを評価したいかなという程度。

×セキフウ

　悩んだけど×で拾う。正直前走のユニコーンSを見ても単調な競馬の方が良いかなとは。46.2-49.0で超ハイ、11.9 – 12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.6と加速の無い単調な競馬で出負け後方から３～４角で内内最短距離で直線も上手く最内を通して捌き切っての２着。ただL1で突き抜けきれなかったしラップを見ても最後はこの馬もちょっと甘くなっている。UAEダービーがアメリカンなゴリゴリハイで47.63-54.01という流れ。これで外枠から先行する基礎スピードの質は見せたが４角辺りからちょっと怪しくなった。まあ思ったよりは踏ん張ったが後半は消耗ラップだし、距離という点での不安はどうしてもあるかなと。単調な競馬で良さが出ているので大井の2000で内枠、ゲートを間違えて包まれて動けないと嫌だしこれは川崎のギアの上げ下げレースだった全日本２歳優駿で伸びが遅かったのもある。ただ、それでも加速自体には最低限対応できていたし、UAEダービーの感じから今回のメンツなら前を取れる可能性もある。その点を踏まえて軽めに押さえようかなという感じ。

×クライオジェニック

　東京ダービーでこれまでにない中団からの競馬で対応できたのは良い。羽田盃では47.4-52.9と激流の流れでシャルフジンの外から絡んでいったのは流石にしんどすぎた。東京ダービーでは63.4-63.7と平均から12.2 – 12.4 – 13.3 – 12.5 – 13.3と向こう正面最速からコーナー減速直線再加速、という流れで外からスムーズではあったにせよ直線最後までしぶとく伸び続けて２着争いでは確保してきた。今回どう乗るかわからんが、逃げの手を打てるメンバー構成と枠の並びではある。東京ダービーの成功体験からここで逃げの手ってのはどうかな？というのはあるので何ともだが、一応そのパターンも警戒しつつ。