フローラステークス 2022 予想：本命06マイシンフォニー

time 2022/04/23

folder 2022重賞まとめ予想

フローラステークス2022の予想

東京11R 芝2000ｍ
馬場想定：良～稍、高速馬場想定
風向想定：北北東1m/s想定

展開予想

　まず馬場だが、土曜を見る限り普通の高速馬場という感じやね。少し雨が残ってこの状況。日曜は午後から雨がぱらつく感じで、良馬場を基本としておくが稍重となってもそこまで変わってこないだろう。高速馬場を想定。風は北北東からだが1m/s程度なのでほとんど影響はないと思う。

　展開予想だが、ここは恐らく内枠を引いたパーソナルハイが主張していく可能性が高いかな。それを行かせつつ外からホウオウバニラが番手でじわっとペースを引き上げにいきつつ、場合によってはこれが外からペースを作る可能性もある。外のヴァンルーラーはさすがに18番枠から行き切るのは難しいし逃げなくてもいい馬ではあるので無理はしないか。これらを行かせつつマイシンフォニー辺りもこのメンツなら前を取って逃げ馬争いから少しスペースを取りつつ好位。ルージュスティリアはスタート次第はあるが枠も悪いし後方からと考えておいた方が健全かなと。そこまで極端に遅くはならないと思うが、それでも60.5-58.5ぐらいで1:59.0前後、かなりのスロー前後で想定しておく。一応ホウオウバニラ和生の出方次第では60を切るぐらいは考えている。

予想

◎06マイシンフォニー
○？(noteのみ)
▲10ホウオウバニラ
△01ルージュエヴァイユ
△09ラスール
×03パーソナルハイ02エリカヴィータ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎マイシンフォニー

　本命はマイシンフォニーにした。豊も重賞戦線では頑張っているし、まだまだってところを見せてもらいたいね。マイシンフォニーはバランスが非常に良いうえで、左回りでのロングスプリントに可能性を残している馬。

　まず２走前の未勝利勝ちは個人的には結構好きな勝ち方。阪神1800で47.7-46.6とややスローからの12.3 – 12.2 – 11.8 – 10.9 – 11.7とL2最速で10.9とそこそこ流れた中での一足の鋭さが求められた。これで２列目の内から我慢しつつ直線で先頭列の間を割ってすっと反応してここで抜け出して、L1でも外のヴィスパメンテにはじわっと詰められたが１馬身差で振り切った。同日の２勝クラス春日特別が49.1-45.7で1:46.7とスローではあるが時計的な面ではいい勝負。ある程度の流れからのギアチェンジで動けていたのは個人的には好感。まあ阪神は４角が下りなので府中の上り坂加速はカギだが。

　個人的には新馬戦が結構印象的。東京マイルで稍重とそれなりに渋っていたし、相手も強敵で勝ち馬がアライバル。50.0-46.8と超スローから13.0 – 12.7 – 11.4 – 11.3 – 11.4と3F勝負でL1まで11.4と落とさないロングスプリント。これで出遅れて後方内からとなったし直線で捌きながらで苦労していたがそれでもL2途中で左手前に戻してから最後の伸びは結構印象的でプルパレイやホウオウパレードよりも良い脚で突っ込んでいた。個人的にはここで感じたのは距離が欲しいなというのとエンジンをじわっとかけてあげればロングスプリント性能は光るなというところ。

　前走のフィリーズレビューはある程度やれたけど、やはり33.5-35.0で基礎スピード戦で淡々とでは忙しかったし、個人的には距離延長でゆったり好位を取りつつある程度出し切るイメージで乗ってくれれば素材的には通用して良いと思う。新馬戦の感じなら距離は延びていいはずだし、オークスも含めて楽しみがある馬だと思うので、豊としてもここはきっちりと出し切って権利を確実に取るイメージで結果勝利が理想かな。枠も良い。

○？

▲？

△ルージュエヴァイユ

　まあ後は内枠を引いたので少し評価を上げてのルージュエヴァイユかな。戸崎なので直線で捌けるかどうかはカギ。マイシンフォニーの後ろを取れるかどうか次第で変わってくるかなと。ただここ２走はエンジンのかかりが遅い。素材は良いがそこやね。前走の中山1800ｍ戦デイジー賞でも49.0-47.6とスローから11.8 – 11.9 – 11.6 – 11.4 – 12.7とL2最速で後方から進めて３～４角で外からじわっと押し上げつつ進めていたが直線前半の最速地点での伸び始めはジリジリで、L1でバテ差してきた。この感じなので距離延長自体は良いと思うんだけど、府中でのトップスピード戦で対応できるかと捌けるかやね。

△ラスール

　後は適性の幅広さを見せているラスールを連下で強めの押さえ。新馬戦では48.4-46.9とスローから12.6 – 12.6 – 11.2 – 11.5 – 11.6と中弛みL3最速で出し切りやすい展開。これで出負けしつつも２列目の内まで持って行って中弛みで巻き込まれてからの直線ギアチェンジのL3地点では甘かったが徐々に伸び始めてL1で突き抜けたようにロングスプリントは素材的に底を見せていない。前走では重馬場の東京マイルで46.2-48.2とかなりのハイの流れを先行して進めて12.0 – 12.2 – 11.2 – 12.1 – 12.7と息を入れてのL3最速で早めに抜け出して粘りきったりと、いろんな競馬は出来ている。パフォーマンス的には、というのもあるが混戦模様のここなら通用しそうかな。

×エリカヴィータ

　新馬戦が東京マイルで48.3-47.1とややスローからの12.9 – 12.6 – 11.6 – 11.5 – 11.4とL1最速。中盤で中弛み顕著からの直線での加速。ここではゲートを五分に出ていたし、そこから中弛みで中団馬群の中目で包まれて動けない状況で直線で右手前、進路を確保するのにL2手前までかかった。そこからしぶとく伸び始めてL1手前で左手前に戻してと上手く換えつつラストまで突き抜ける脚を見せてきた。まあ全体のレベルはあれだけど、スパッとは切れない中でエンジンがかかってからというタイプだし、距離を延ばして内枠である程度良い位置を取ってマイシンフォニー辺りを目標にできれば面白い。

×パーソナルハイ

　後は逃げ粘りのパーソナルハイ。赤松賞では47.8-46.0とかなりのスローで11.9 – 11.9 – 11.0 – 11.4 – 11.7とL3最速。ただ単騎逃げに近い形に持ち込めていたし、その中でL1では顕著に甘くなっていたのでそこが気になるね。一応新馬戦では中京2000で65.5-58.3と極端なドスローとはいえ12.6 – 12.0 – 11.2 – 11.0 – 11.5とこのラップで逃げて出し抜いて千切っているように坂の登りでの加速は優秀。噛み合えばというところはあるが思ったより人気はしているし各騎手もこれを意識して乗るだろうからね。桜花賞の内容も良かったし不気味さはあるが、押さえまでかな。