高松宮記念 2022 予想：本命09ロータスランド

time 2022/03/27

folder 2022重賞まとめ予想

高松宮記念2022の予想

中京11R 芝1200ｍ
馬場想定：稍～不、ややタフな馬場想定
風向想定：西北西4m/s想定

展開予想

　まず馬場だが、土曜の時点ではそこまで悪くはない。時計は出ていないがペースが遅くてラップがそこそこ速いケースが多いかな。ただ、それでも標準よりは重いし、明日も標準まで回復するのは難しいと思う。恐らく重馬場かなと思っているが、明日は晴れるのでそこでどこまで回復するか。ややタフ～標準のイメージで。それと、土曜と打って変わって西北西からの風に変わる。これは４角地点が完全向かい風となるので仕掛けの意識も土曜と違って変わってきそうやね。

　展開予想だが、恐らくレイハリアがハナを主張してくるだろうと。それを見ながらレシステンシアは様子を見つつ２列目の内を狙っていく可能性が高い。外からはキルロードやファストフォース辺りが主張、ロータスランド辺りもこの近くで先行策を取ってくるかな。大外枠のグレナの出方がちょっと読めないが、ある程度前を狙って好位、外のメイケイエールはゲートが鍵で、出負けした時に池添がどこまでリカバーする意識を持って行くか。そしてかからないかどうかだろう。馬場の意識はどうしても出てくると思うし、快速馬も少ない今回そこまで流れる可能性は低いだろう。イメージ的には２年前の宮記念の感じかなあ。34.0-34.5ぐらいで平均～ややハイ想定。恐らくL3-2の加速は求められるとみる。

予想

◎09ロータスランド
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01サリオス
△13トゥラヴェスーラ
×11クリノガウディー14ダイアトニック
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ロータスランド

　本命はロータスランドにした。まあ正直言って今回は色々なパターンを用意していて、これを本命にしたいなって馬は何頭かいたんだけど、最終的に枠の並びや天気予報、風向き等を踏まえたうえで総合力の高いロータスランドに賭けたいと感じた。

　まず自分としては前走の京都牝馬Sは驚きの強さだったという評価。阪神1400ｍ戦で超高速馬場ではあったのだが、34.3-33.9と平均からの11.3 – 11.5 – 11.1 – 10.7 – 12.1とL2最速で10.7というのはかなり驚いた。そのうえで、番手で楽に流れに乗って直線最速地点ですっと反応してここで１馬身差まで広げてきたからね。ある程度流れた中でのギアチェンジの反応が良かったし、ここまでトップスピードの質を距離短縮で平均で引き上げられたなら距離自体は短縮が良かったと考えるべきだろうと感じた。

　個人的には関屋記念がこの馬のこれまでのイメージだったのだが、カラテを破ったこの一戦が46.6-46.1と平均から11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.2 – 12.0のラップ推移で番手から直線内に切ってすっと反応して早めに抜け出してきた。L1でちょっと甘くなったが伸び始めの良さが目立ったのは良いし、カラテやソングラインを撃破できているようにマイル路線でも本来噛み合えばグループAを狙えるレベルだった。

　ただ、突き詰めてみるとポジショニングの上手さと要所の鋭さが最大の売りだと思うし、それを前走の京都牝馬Sでは流れた中で後半の質を高めてきたからね。この感じだと距離は1400の方が良いと判断すべきだと思うし、L1で甘くなって要所で鋭くという流れ、前半も相当楽に入れていたことからも1200への短縮で更にと考えるべきかなと。西北西からの風でも多少なら気にしなかったが、4m/s想定となるとまあまあ強い。４角地点での向かい風を避けつつ、あるいは減速からの再加速で動ける競馬ができる馬を狙いたいという点ではロータスランドに白羽の矢がという感じかな。京都牝馬Sは正直スカイグルーヴもタンタラスも今後楽しみだと思っているので、強敵も多いが前走のパフォーマンスを信じて本命にしたい。

○？

▲？

△サリオス

　ん～最初は押さえるつもりもなかったんだけど…。ただ、一つ言えるのは毎日王冠のパフォーマンスはいまだに現役トップレベルだと思う。東京1800で46.2-47.5とややハイ。11.8 – 12.1 – 11.8 – 11.9 – 11.7のラップ推移で前が単騎気味に飛ばしてという中で好位から進めてL2でぐんと伸びて一気に先頭列からL1でそのまま突き抜けて３馬身差。サンレイポケットが３馬身ちょっとの３着と考えても、かなり走っている。変な話だけど昨年の秋天に出ていても結構いい勝負になった可能性があるということ。サリオスの能力そのものは評価しているけど、かっちり噛み合う適性が難しい。ただ、過去の朝日杯FSなんかは45.4-47.6とかなりのハイに内枠から流れに乗って11.6 – 11.8 – 11.8 – 11.6 – 12.4のラップ推移でL2で抜けてきたからね。流れた中の一足を使えていた。それに大阪杯なんかもタフな馬場で割とスッと先行できていた。この辺からも案外タフな馬場での基礎スピード戦なら対応できるんじゃないかと。1200でも良馬場で33-34.5とかでは厳しいだろうが、今回は馬場が重く前もある程度コントロールしそうな中での内枠。ゲート自体は結構良いのでこの枠でペースが落ち着いて良いところを取れればちょっと怖いのかなと。追い切りも良く香港マイルも逃げの形で悪くなかったしある程度前を狙いやすい状況だからね。

△トゥラヴェスーラ

　本当は重い印も考えていたんだけど、やはり本質的には後傾型の馬で高速馬場でトップスピードの質を高めてくるのがベストではあると思う。一応昨年の高松宮記念でも重馬場の34.1-35.1でややハイ、12.2 – 10.7 – 11.2 – 11.5 – 11.6 – 12.0と単調な基礎スピード戦で後方外からしっかりと最後まで差し込んできた。ただこの形だとレシステンシアには１馬身ちょっとの差で完敗ではあったからね。２走前の京王杯SCがこの馬の本質かなという感じで、34.3-34.3と平均でも11.3 – 11.2 – 11.0 – 11.5 – 11.8とこれを単騎のビオグラフィーが刻んでのもの。後方馬群の中目で捌きつつとなったが進路確保し切ったL2からL1でぐんと伸びて前との差を詰めてきた。一番はロングスプリントの量的なところになると思う。どうしても位置取りの問題は出てくるし、４角で向かい風からの再加速でとなると動き切れるかどうか？という面もある。連下までにしたのはその辺から最後まで綺麗に差し切るところまでのイメージがわかなかったというところかな。

×クリノガウディー

　後は一昨年の宮記念で良い競馬ができた馬たち２頭を押さえておきたい。クリノガウディーは一昨年の１位入線馬。重馬場で34.2-34.5と平均で、
12.1 – 10.8 – 11.3 – 11.4 – 11.2 – 11.9とL3-2の再加速。これで好位外から直線前半の坂の登りで右手前で内に刺さってしまってそれでも先頭列までくる。L1も踏ん張って１位入線もダイアトニックに不利を与えての降着。ただとにかく左回りで坂の登りでの加速が上手いタイプで爆発しやすい。今回もペースがそこまで上がらないかなというのと、風の影響で４角がペースダウンしそう。そこからの再加速はクリノガウディーがというのはある。ただ右回り苦手といっても近走が負け過ぎなのでそこは割り引きたい。

×ダイアトニック

　岩田だしこの枠の並びで内枠だったら面白い一頭なんだけどねえ。ただやはり外で内に入れるタイミングは薄いかなと。一昨年の宮記念で
12.1 – 10.8 – 11.3 – 11.4 – 11.2 – 11.9のラップ推移でL3-2の再加速でも好位の内から反応できていた。ただ、できていたので逆に前のクリノガウディーの斜行に巻き込まれてしまって、そこから立て直してラストは伸びてきていたし非常に惜しい３着だったと思う。不利がなければ勝っていた可能性が高いという自分の評価。前走の阪急杯では復活して34.0-34.5と平均から11.2 – 11.4 – 11.5 – 11.3 – 11.7とL2再加速の形で上手く２列目の内に収めて直線最内からスッと。この競馬ができているならというのはあるが、京都牝馬Sのロータスランドとの比較もあるし、枠が悪いので押さえまでで。