スプリングステークス 2022 予想：本命01ビーアストニッシド

スプリングステークス2022の予想

中山11R 芝内1800ｍ
馬場想定：稍～重、ややタフな馬場想定
風向想定：北北西2m/s想定

展開予想

　中山も金曜に結構な雨が降って、そこから土曜は落ち着くがまた土曜夜にそこそこ降りそう。土曜の午前7時の段階で重馬場だし、土曜夜も少し降るなら回復しても稍重ぐらいまでかな。風は北北西からなので４角地点が完全向かい風になるが、2m/s程度なので影響は限定的かな。

　展開予想だが、逃げるのは恐らく内のビーアストニッシドになると思うが、グランドラインがどの程度主張するか。まあグランドラインもホープフルSで逃げて甘くなっているし、意識的に前に馬を置きたいだろう。外からはソリタリオがどの程度？というところだが距離延長でそこまで前を取らない可能性の方が高いか。オウケンボルト当たりの逃げの可能性もあるし、場合によっては向こう正面で岩田が極端に落としていればの捲りもあり得る。ただ、馬場は重いし正直ペースをコントロールしにかかってもバランス的にはそこまで極端に遅くもならないと思う。イメージ的には49.0-47.5ぐらいの感じで1:48.5ぐらいを想定したい。

予想

◎01ビーアストニッシド
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△09ソリタリオ
△12アライバル
×02エンギダルマアサヒ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ビーアストニッシド

　ここはビーアストニッシドで勝負したいところかな。馬場は恐らく標準よりは重いと思うし、ある程度有酸素運動の競馬で良さが出ている馬を狙いたいという点ではこれになる。

　まず３走前の京都２歳Sかな。良馬場でも時計が結構かかっていたし、その中で62.8-60.5とかなりのスローからの12.4 – 12.6 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 12.4とL2最速でも11.6という程度だし、その中で逃げて４角出口で仕掛けて半馬身差からL2の地点でしっかりと抵抗してここではまだ先頭に立っていた。L1でジャスティンロックにジリジリと競り落とされたが半馬身差で食らいついたし、フィデル、ポッドボレットは撃破した。フィデルが若葉Sで甘かったのでちょっと気になる所はあるが、スローでの後半の素材面は見せてきたし、タフな馬場の中でやれたのも収穫。

　前走の共同通信杯では48.6-46.8とかなりのスローから12.5 – 12.5 – 11.3 – 11.2 – 11.8と3F勝負で逃げの一手もL2で外からダノンベルーガに切れ負け、L1でジオグリフにも捕え切られた。この時は良でもある程度時計が掛かっていたが、それでもロングスプリント的な競馬では質量でちょっと見劣った感じはあると。

　シンザン記念はどうしてもマイル戦で他が速く自分のリズムで入れなかったしかかりながらも内目でコントロールして何とかそれなりになだれ込めた。ただマイルだと忙しいと思うし、1800ｍ出も中山1800なら坂スタートでそこまでペースも上げずに運べそう。2000ｍでもやれているのは今の中山の馬場を考えてもプラスだし、要所の反応が良いからね。本命はビーアストニッシドで。

○？

▲？

△ソリタリオ

　ん～悩ましいところだけど、シンザン記念の感じからも平均的な競馬の方が合っているかなというのはある。パフォーマンス的には前走で上げたと判断した方が良いかなと。正直あまり狙いたいとは思ってなかったけど、実際に直前での予想となるとね。シンザン記念では中京マイルで47.0-47.1と平均で11.8 – 12.0 – 11.9 – 11.5 – 11.7とL2最速で基礎スピード＋一足勝負。これで好位の中目で我慢しつつ出口で外に出してから加速でくらいついてジリジリと伸びてきたし、L1でマテンロウオリオンに3/4からクビまで詰めてきた。量的に良かったというのはある。ビーアストニッシドに先着出来ているが、個人的にはビーアストニッシドは距離不足だったと思っていて、こちらは逆に全体の基礎スピードが求められて良さが出た感はある。なので中山1800で落ち着いてどうか？ってところはある。こうやまき賞の相手もウナギノボリ相手になんとかって感じだったからね。その辺を踏まえて悩んだけど、一足は使えるし馬場が重いぐらいの方が良いタイプの馬がモーリス産駒には多いからね。シンザン記念でラストまで伸びてきた点でちょっと引っかかったかな。

△アライバル

　京成杯組が結構活躍している印象で、アライバルも包まれてちょっとリズムが良くなかった中での４着なのでそこは評価できるところではある。60.9-60.4と平均から12.5 – 12.4 – 12.0 – 11.4 – 12.1と中弛み。これで好位列で馬群に包まれて直線外に出すのが遅れた。まあそれでもL1でそんなに伸びてこれなかったしヴェローナシチーに先着出来なかったというのは確かだからね。これでL1違いを作ってきたらここで重い印でも…というのが正直なところ。ただここは外から押し上げていけた馬、端的に言えばロジハービンが嵌った展開なので、そこでポジションダウンに巻き込まれたのは不運だったし、後の２走はドスローでロングスプリント性能を見せてきた感じだが素材面はいいものを見せている。外枠でポジショニングも難しくなる中山1800で１番人気はちょっと押し出されたなという感じはあるが、連下で。

×エンギダルマ

　後は追い切りが良かったエンギダルマを押さえておきたい。前走が中山2000で地味ではあるが、この時は時計が掛かっていた。61.6-61.1と平均から12.2 – 12.0 – 12.3 – 12.0 – 12.6とL4最速タイで少し離れた２列目の外から正攻法で４角出口で一気に先頭に立ってそのまま半馬身差で抜け出した。ただL1でちょっと甘くなったしL2までの動きの方が良かった印象なので1800への短縮は良いかも？というのは感じたかな。できればビーアストニッシドの後ろぐらいを狙えればやね。

×アサヒ

　後はアサヒはとりあえず押さえておこうか…というところやね。まあもちろん不安もあるけど少なくとも右回りのコーナリングはむしろ得意だろうと。51.4-46.4とドスロー、12.8 – 11.3 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.9と向こう正面の加速からコーナーでも速いラップを踏んでロングスプリント的な展開。これでアスクビクターモアの外から動く形になって直線に入ってきたし、L1でアスクビクターモアには抜け出されたけど３着以下を５馬身千切ったようにパフォーマンス的には問題ない。ただ、出負けが結構な率で起こるのと、雨の影響で恐らくタフな馬場寄りになる。そうなるとこの馬の持ち味である無酸素運動的な後半の素材面がどうか？可能性は低い方だと思うけどペースが上がってどうか？やね。

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「北条直人の競馬ブログ」より