京都記念 2022 予想：本命04レッドガラン

time 2022/02/13

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京都記念2022の予想

阪神11R 芝内2200ｍ
馬場想定：稍～重、ややタフな馬場想定
風向想定：北東3m/s想定

展開予想

　土曜は内回りでも速いラップが出ていたので、個人的には高速馬場かな、という感覚で見ていた。ただ、日曜は雨が午前中から降る模様だし、そこまで大雨ではないだろうけどこの時期だし影響するとみておいた方が良いだろう。ややタフな馬場～標準ぐらいを想定。風は北東からなので４角地点が完全追い風となる。BSは向かい風といっていいのでその辺が仕掛けの意識でどうなってくるかだね。

　展開予想だが、逃げ馬がこれと言っていない状況で、このメンツだとゲートを出ればダノンマジェスティ、出なければアフリカンゴールド辺りでもハナに近い形になりそう。レッドガランも恐らく前を狙うとは思うが、逃げの手を打つところまでは？という感じ。マリアエレーナも含めて先行争いは恐らく探り探りになると思う。馬群もあまり縦長にならずにペースも落ち着くかなと。62-59.5ぐらいの感じで見ておきたい。雨の程度次第だけど、スローからのポテンシャル戦になる可能性が高いかな。2:13.0ぐらいを想定。

予想

◎04レッドガラン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△06ユーバーレーベン
△10レッドジェネシス
×02マリアエレーナ12マカヒキ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎レッドガラン

　レッドガランから入りたいかな。中山金杯の勝ち方が自分の想像以上だったし、この感じだと中長距離的な競馬の方が合っていると考える方が合理的やね。

　中山2000でペースは62.0-58.1と超々スローで後半特化の競馬。これで12.3 – 11.0 – 11.2 – 11.6 – 11.9 – 12.4と後半L5最速11.0と極端に速いが、捲りが起こっている。ここでワンテンポ待って少しスペースを保ちつつ３～４角で好位の中目のスペースを維持しながら進めて出口で外に出して３列目付近から入りでしぶとく伸びて２列目、L1の坂の登りで右手前に換えてここでぐんと突き抜けての２馬身差とこれは立派。後半1000で58.1は馬場を考えてもかなり時計的に出してきたと思うし、その中でポテンシャルの素材面で違いを見せたという点でもこれぐらいの距離、もしくはもっとあっていいという判断になる。また力のいる馬場でも後半型なら余裕をもってポテンシャルを引き出せたからね。多少渋ってもというのは感じるところ。

　個人的にはトップスピード戦でもある程度はやれる馬だけど、高いレベルでは切れ負けの印象。３走前のカシオペアSでは阪神1800で49.9-45.2とドスローから12.1 – 11.5 – 11.2 – 10.7 – 11.8とL2最速でトップスピード戦。これで好位で進めていたんだが、直線外に出して右手前が続いて途中で左手前だがジリジリだった。L1の坂の登りで伸び始めていたし、個人的には坂の登り減速で良さが出るタイプだと思う。これは中山金杯でも見せていた。

　敢えて言えばペースが上がったときに基礎スピード面を求められての不安はあると思うが、この馬場でこのメンバー構成だと阪神2200と言えども前半からそこまで主張する馬ってのもいないからね。スローで雨で渋って時計が掛かる中での後半ポテンシャル戦、という条件で思い切って狙いたい馬。斎藤君が自分の期待通りの騎乗をしてくれれば、スローで２列目付近から３～４角で前を捕えにじわっと動いてくれるかなと。バランスのいい騎乗を期待したい。

○？

▲？

△ユーバーレーベン

　難しいところだけど、連下で。ユーバーレーベンはそもそも調整を陣営が上手くできていない印象が強いので各レースがなかなか当てにできない部分はある。屈腱周囲炎でぶっつけで明らかに調整が難しかった秋華賞は度外視していいと思っているけど…という感じ。ただ、突き詰めるとオークスでもジャパンカップでも府中で出し切って良さが出た。オークスは59.9-59.4と平均で12.6 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9と中弛み顕著。後方馬群の中目で進めていたが中弛みを察知して３角手前で外に出したミルコのファインプレーもあった。また直線で外差しで突き抜けたけど、ここで外差ししてきた馬たちのその後がイマイチなように、このオークスは後ろから温存して上がらなかった３～４角で取り付けたロングスプリントタイプが嵌った面は強いと思っている。ジャパンカップは思ったより頑張ったが、それでも総合的にみて…というところかな。連下までで様子を見たい。

△レッドジェネシス

　雨の影響はレッドジェネシスにとってはプラスかなというのと、2200ｍの神戸新聞杯で強かったこと、この世代のポテンシャル型は古馬相手に普通に結果を出している。総合的に考えて消すのは怖いかなという判断。ただし、やはり距離もあるかもしれないが菊花賞は正直不満。60.0-65.4-59.2と中弛みが起こっての12.6 – 12.4 – 11.7 – 11.5 – 11.4 – 12.2と３角からの競馬。これで後方からは仕方ないにせよステラが動いた段階でこちらも手が動いていたがここで置かれてしまっていた。知右回りでの動き出しの甘さが気になった。京都新聞杯も含めて中京2200でのコーナリング、左回りでは良いけど…というのはどうしても不安材料にはなるかな。阪神内回りはほぼほぼコーナー勝負になりやすいので。連下まで。

×マリアエレーナ

　後はマリアエレーナを押さえておきたいかな。正直馬場が軽かったし個人的には少し時計が掛かった方がと思っていたので雨予報で少し浮上させた形かな。ただ、本質的に阪神内回りむきっぽい感覚では無くて、やはり３～４角でペースが上がってコーナーでタフな競馬になる、後半のポテンシャルが求められやすい舞台。２走前の新潟牝馬S自体は良い競馬だけど、稍重で61.6-61.0と平均のバランスなのと、12.8 – 12.5 – 12.3 – 11.6 – 11.8とコーナーでは上がらずの2F戦で好位からしぶとく抜け出す競馬だった。まあ前走の愛知杯が62.3-58.1と超々スローで12.1 – 11.8 – 11.3 – 11.5 – 12.0とL3最速のロングスプリントでも上手く立ち回った最後までしぶとく伸びたし怖さはあるけど、本当に良い脚がそんなに長くないタイプではあるし馬場が重いとポテンシャル寄りになるのが阪神内2200だから…というところで押さえまでとしたい。

×マカヒキ

　今のマカヒキは明確に有酸素運動型の馬だし、特に後半のポテンシャル面は出し切れればいいものを見せている。昨年京都大賞典はアリストテレスを撃破しているからね。61.6-59.9とかなりのスローからの11.5 – 11.5 – 11.8 – 11.7 – 11.6 – 11.8 – 13.0とL7最速タイというまあかなり極端なロンスパだが、これで中団馬群の中目で進めて馬群を捌きつつL1で突っ込み切った。こういうタイプの馬なので、極端なロンスパでようやく突っ込めるかなと。ただ坂の登り減速で突っ込めるし、ポテンシャル戦になる可能性は十分だからね。押さえておきたい一頭。