川崎記念 2022 予想：本命12サルサディオーネ

time 2022/02/02

folder 2022重賞まとめ予想

川崎記念2022の予想

川崎11R ダ2100ｍ
馬場想定：良、標準ダート想定
風向想定：南東2m/s想定（不安定）

展開予想

　馬場は前日で良馬場だし、明日も降りそうにないので良馬場想定で良いだろう。標準馬場としておく。風は南東からではあるが、15:00想定だし、18:00では南西に変わる予報。南方面からぐらいでざっくりとみておきたいが、一応何頭だと４角地点が完全追い風になる。2m/s程度だしそこまで気にしなくていいかな。

　展開予想だが、ここはサルサディオーネがゴリって来るだろう。これを行かせてからカジノフォンテンが先行策だが、サルサを追いかけそうな馬がいれば２番手も怪しいし、ヒロイックテイル辺りは結構競って行くかなという見立てでこれが番手想定。カジノは３番手ぐらいかな。内からはそんなに速い馬がいないがヴェルテックスやタービランス辺りも好位を狙ってチュウワはその後ろぐらいで中団想定。ペースは恐らくハイペースになると思っていて、63.0-65.0ぐらいでかなりのハイ～超ハイまで視野。

予想

◎12サルサディオーネ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△07タービランス
△09カジノフォンテン
×01エルデュクラージュ06ヴェルテックス
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎▲軸○△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎サルサディオーネ

　本命はサルサディオーネで勝負したい。カジノが基礎スピード面が求められて不安があるのは間違いないし、逃げられなければ危うい、そして近走の内容が悪いと考えれば昨年の川崎記念をうのみには出来ない。逆にカジノのアンチ的なサルサディオーネの基礎スピード勝負に賭けたいというのが本音。

　根拠はやはりエンプレス杯の２着かな。もちろん２着なんだけど、ここの勝ち馬が伝説のマルシュロレーヌさんになるのと、何といっても３着以下は６馬身千切ってる。ペースが62.4-65.1でかなりのハイ、13.2 – 13.3 – 12.0 – 13.1 – 13.2 – 13.5と後半はL4最速ではあるが消耗する競馬になった。これで逃げてハイペースも単騎ではない状況。３角でマドラスチェックに絡まれて直線でこれは突き放すんだけど、それを待ってましたと捕えてきたのがマルシュロレーヌとなる。基礎スピード勝負の中で結果を出してきたのがマルシュロレーヌになるし、これに対してペースを引き上げてこの競馬、かなり強かったと思う。

　前走のクイーン賞では船橋の1800なので47.2-51.8と超々ハイと激流になってしまったし、それでも逃げて踏ん張ってダイアナブライトには差されたものの３着以下を５馬身千切っている。12.4 – 12.5 – 12.8 – 13.0 – 13.5と単調で基礎スピードの質が求められてダイアナブライトが化けた感じ。実際同じ船橋1800の日本テレビ盃ではダノンファラオを振り切ったし、これも48.7-52.5と超々ハイまでもっていって12.3 – 12.5 – 12.6 – 13.0 – 14.4と淡々と運んで後続の脚を削ぎきってのもの。

　正直ハイレベルならサルサのハイペースについていける馬もいる可能性があるし何ともだが、少なくともチュウワもカジノもハイペースが得意な方ではないし、カジノに至っては同型になるので前半飛ばしていけるこちらの方が優位でまして万全かも怪しい。エンプレス杯の感じなら多少のペースダウンは問題ないけど、全体としてハイペースを作ることが大事でそれができれば距離は問題ないはず。時期的にも近いし良馬場で2:14.2は結構優秀だからね。このメンツなら威張れるパフォーマンスのはず。サルサと▲馬との３連複両軸で勝負したいね。

○？

▲？

△タービランス

　後はまあシンプルにパフォーマンスを評価して。浦和記念ではヴェルテックスを上回る内容。63.9-63.4と平均、13.4 – 12.7 – 11.7 – 13.1 – 12.5と３角地点のL3最速で中団からヴェルテックスを目標にしながらしっかりと動いてきて直線でこれを捕えての２着。ウェスタールンドも撃破できているしある程度高く評価したい。昨年の川崎記念では伸び切れなかったが、64.8-62.7とペースがかなり遅かったのもあるし、ペースがある程度上がった方が安定しているから（オールブラッシュ相手に詰めた一昨年の報知オールスタCみたいな感じ）ね。この条件で前が飛ばすなら警戒しておいていい。

△カジノフォンテン

　まあ一番扱いに困る馬。ここ３走で切っていたら今回も切ってやろうと思うんだが…。まあでも昨年の川崎記念だけやれれば…とは思うんだよ。あの時は64.8-62.7とかなりのスローで支配できた逃げと恵まれたのは確かだが、それでも13.8 – 11.9 – 12.3 – 12.6 – 12.6のラップ推移が示すようにコーナー地点で12秒台半ばまでで維持しているように急コーナー川崎でのコーナリングのうまさはかなり目立った。これまでずっと本命にしてきたし、呪いっぽくなってきたのでそろそろ外してやろうという気持ちもあるが、状態面の問題もあるしサルサディオーネが参戦してきた時点でリスクの方が大きい。現状２番人気なら他人にはお勧めできる要素はほとんどない。追いかけ続けた馬への未練の方が大きいかもなあ。頭の中では狙わない方が良いと思っているんだけど…。まだ６歳だし老いぼれる齢ではないはずなんだが。

×エルデュクラージュ

　後は穴目枠にエルデュクラージュを抜擢。もともと中央にいた馬だが、個人的には府中で余裕があるときにすっと動いてくるなあという感覚が強い馬だった。スレイプニルSを勝ったときはマスターフェンサーやロードブレスが相手なわけでねえ…。63.0-60.7とかなりのスローから12.7 – 12.4 – 11.8 – 11.7 – 12.1と直線勝負で番手からすっと抜け出す強い競馬でマスターの追撃を許さずの3/4差。かなり印象的にも良かった。これだけならと思うが、個人的にはダイオライト記念２着が良い意味で引っかかる。船橋2400ｍらしい64.0-64.3と平均ペースで12.9 – 12.7 – 12.4 – 12.4 – 13.1 – 13.7とポテンシャル戦。これで先行して結構しぶとく伸びてアナザートゥルースを捕えては来た。ダノンファラオには敗れているが、思ったより流れた中で対応できたのとポテンシャル戦でやれたのは意外。なのでこれぐらいの距離で川崎で、内枠で流れの中でスッと前を取れていたら結構侮れないかなという感じ。前走の報知オールスターＣからもうちょっと上げてほしいけど、それでも時計的には通用していい下地はあるからね。パッとみて不気味だと感じた一頭かな。

×ヴェルテックス

　まあ展望でも書いたとおりだけど、川崎向きっぽくないのと基礎スピードが求められてそこまで良さが出ているか？というのも疑問があったので、シンプルに浦和記念のタービランス以上の評価はできないなというところから押さえまでとした。やっぱりBSN賞が嫌で、川崎ほどではないが中央の中では小回り顕著な新潟1800で中団内からとはいえ動ける感じがなかったんだよね。49.4-48.8と平均で収まって12.1 – 11.6 – 12.1 – 12.4 – 12.7のラップ推移。これでスムーズにコーナリングで対応して突き抜けたブルベアイリーデを評価すべきとは思うが、それでも中団で動けなかった。距離を延ばして良さが出たし、川崎の2100ならそこまで前半で苦労しないとは思うけど、今年は結構前が引っ張りそうだしハイペースで面白い馬はサルサや単穴馬も含めて結構いるのでここまでにした。