競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

天皇賞秋 2021 出走予定馬:ワールドプレミア&岩田康騎手想定

time 2021/10/29

天皇賞秋 2021 出走予定馬:ワールドプレミア&岩田康騎手想定

第164回 天皇賞秋(GI)出走予定馬展望

日程:2021年10月31日(日)
コース:東京芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

ワールドプレミア(岩田康騎手想定)

 天皇賞春でしぶとく外から最後まで伸び続けてディープボンドを撃破しGI2勝目を挙げたワールドプレミアが天皇賞秋に出走予定だ。菊花賞に続いての長距離GI制覇だが、種牡馬入りを考えればやはり中距離適性も示しておきたいところ。キタサンブラック以来となる天皇賞春秋連覇となるか?

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 後半戦は天皇賞春秋連覇という記録がかかるワールドプレミアから入ろうかなと。基本的には2000は短いタイプだと思っているし、特にコテコテのポテンシャル型の印象だけど、日経賞が悪くなかったのでそこをどこまで評価するか、かな。

天皇賞春(GI)1着

阪神芝内3200m良 17頭1枠1番
風向き:北西6.4m/s(豊中市15:40)
3:14.7R 59.8-73.6(FA12.27)-61.3 H^1
12.8 – 11.3 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 11.9 – 11.8 – 12.1 – 13.1 – 12.6 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.1 – 12.3 – 13.0

 まずは前走の天皇賞春勝ちから振り返っておこう。もっとも、かなりステイヤー色が強く、前半から中盤までかなりタイトに刻まれ続けていて、後半も最速でL4の11.9。ラストが13.0と消耗しているように基本的に有酸素運動特化で、しかも3200m全体を使った競馬になっている。長距離としては前半から流れていてマラソンレースと言ってしまっていいだろう。風は北西からなので3角地点が完全追い風。

 1番枠から五分のスタート、そこから促しつつ追走して序盤は無理せず中団の内内で運んでいく。前にアリストテレスがいてスタンド前でそれを見ながら少しスペースを前に作る感じで無理なく向こう正面へ。そのまま中団の中目から外目を意識しつつ軽く手が動いて3角へ。3~4角でもアリストテレスの外からの競馬で正攻法、4角でこの外から並びかけて3列目。序盤でしぶとく伸びてきてディープボンドに並びかけてくる。L1で先頭のカレンブーケドールを捕えると、ラストはしぶとく3/4差ディープボンドの前に出ての完勝。

 強かったというか、長距離馬だなーって感じの競馬だった。3200mあったが多少の緩みはあったものの基本的にハロン12を維持するような競馬だった。後半はハロン12前後のくくりで見れば6F戦となっているし、かといって中盤も緩まず前半も速いという流れ。こういう競馬で最後までばてずにしぶとく伸びてきたということになる。3200mなので評価というか表現が難しいが、本質的に前半の基礎スピードを求められているし、中盤の緩みも無いからそこで取り付くとかそういうことができなかった。2000mをかなり厳しい流れで走った後にそこから1200mのロンスパという競馬なので有酸素運動に特化した、それも前半型の部分も求められていると。その点でも3200でタイトに最後までばてなかった勝利と言っていいだろう。当然だが東京2000で求められる適性ではないのでこれをあまり参考にはしない方が良い。

ジャパンカップ(GI)6着

東京芝2400m良 15頭2枠3番
風向き:北0.5m/s(府中市15:40)
2:23.8(+0.8) 57.9-61.8 H^4
12.7 – 10.8 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.5 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 12.3 – 13.2 – 12.3

 4走前のジャパンカップでは6着。上位5頭からは離されているし、キセキの馬鹿逃げで割とタイトに流れたことで結果として早めの仕掛けになった。その分もラストの食い込みには…というのはあるが、基本バテ差しだからね…。風はほぼ無風。

 3番枠から五分のスタート、促しつつだが徐々に下がる形で中団の中目でコントロールしつつ進めていく。道中もそのまま我慢しつつでカレンブーケドールの後ろぐらいで3角へ。3~4角でキセキが単騎、これを追いかけに先行勢が差を詰めてというところで前に大きく開いた最内を最短距離で通して中団で直線。序盤でそこから食らいついて中団列のままだが上位争いからは遠い。L2でもジリジリでラストまで3着争いからは離された状況、ミッキースワローとの叩き合いで6着をクビ差で制したにとどまった。

 結局このレベルでかなり上手く乗ってもカレンやコントレイルとは決定的な差があったと思うし、この時点で東京2000ではさらに難しいだろうなというのが正直な評価になる。このレースは恐らく3~4角からキセキを追いかけにある程度分散していたと思うし、L1はアーモンドアイでも2馬身ちょっとの差を捕えたので12秒前後だし、ある程度分散してそこまで瞬間的に速いラップを求められていない競馬だったと思っている。なのである程度対応できたかなというところで、3歳時には神戸新聞杯のような競馬もできているけど本質的には有酸素運動の競馬でこその馬だと考えている

日経賞(GII)3着

中山芝内2500m良 15頭2枠2番
風向き:南南西2.1m/s(船橋市15:50)
2:33.4(+0.1) 62.9-58.7 S^5
7.1 – 11.6 – 12.3 – 13.0 – 12.5 – 12.8 – 12.8 – 12.5 – 11.7 – 12.1 – 11.8 – 11.3 – 11.8

 今年は日経賞の3着が悪くないかな。ある程度L2で速いラップを求められた中で勝ちに行ったとはいえ対応してきた。ドスローだし2段階加速なので長距離的な適性を求められたことに変わりはないが。風は南南西からなのでHSが完全追い風に近い。

 2番枠からやや出負け、そこから促しつつだがペースも遅く割とリカバーして中団馬群の中、そこから最終的にコントロールして収めていく。スタンド前ではゴーフォザサミットの後ろから外に出し切って進める。向こう正面でペースが上がってから軽く促しつつ前のナイママの様子を見て3角。3角で外から好位まで持って行って余裕、4角で手が動いてオセアグレイトに並びかけながら3列目で直線。序盤の最速地点でしぶとくじりじりと伸びてきて4番手辺り。L1で内から捌いたカレンブーケドールに対してクビ差で食らいついての3着。

 もちろん勝ったウインマリリンには届きそうにもなかったが、ある程度直線で切れ負けしなかったのは結構良かったかな。ドスローとはいえ分散していたし最速ラップも11.3なので質的にそこまでは求められなかったのはあるだろうが、この競馬でカレンブーケドール相手に僅差というのは思ったよりもやれたなという印象。ただし、言うまでもないが前半の1000通過が62.9はかなり遅く、出負け気味でも中団で進めてスタンド前で外に出してという余裕があったのも前半がゆったりだったことが大きい。またL2でそこそこ速いラップを踏んでいるが、向こう正面でペースが1段階上がっていてポテンシャル面を求められたという前提があると。この辺はあまり府中の2000では起こりづらいことだし、分散しても良馬場で普通の高速馬場ならロングスプリント的なギアを求められるのでそこやね。

天皇賞秋2021への展望

 まあ、正直に言うと難しいかなと思っているけど、先週の馬場状態ぐらいで時計がそれなりに掛かってくれればやね。ただ天皇賞秋の週で何故か高速化するのが府中のこれまでの傾向だから、富士Sの感じから重い馬場を想定していると昨年の秋天みたいにあれ?ってなっちゃうから難しい。土曜の馬場で判断しないといかんね。場合分けして考えたいけど、仮に良馬場で普通の高速馬場なら、57秒台の走破になるだろう。59-59でも平均程度になるので、仮にそこまで行くと前半の基礎スピードの質で苦戦する。時計勝負で全く未知数だからね。また、仮に高速スローで60-58ぐらいだとしてもトップスピードの質で足りない。ロングスプリントまでなら対応できると思うがジャパンカップであの感じだと上位勢との差は大きいし、カレンとコントレイルに対してこの条件では武器が無い。

 先週の馬場状態ぐらいだと少し時計が掛かって1:58.0前後ぐらいで考えて良いと思うし、後半のL1でそれなりに落ち込めばスローロングスプリント特化で3~4角で内で立ち回って…というぐらいで希望が見えてくるか。まあそれでもカレンやエフフォーリアなんかは超高速よりは少し時計が掛かる方が良いと思うし、コントレイルやグランが馬場次第で?というところで落としてくる可能性はあってもこれを拾えるか?というのは微妙やね。3着までに広げても良馬場だと…ちょっと厳しいと思う。前半でいい位置を取れないとなかなか難しいし、前後半どちらも質的に足りないからワンターンの2000は短いと思うんだよね。タフな馬場の宝塚記念とかなら2200ぐらいなら面白いかなとも思うが、府中の2000って馬では無いだろうな…というのが率直な評価やね。

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