秋華賞 2021 予想：本命02ステラリア

time 2021/10/17

folder 2021重賞まとめ予想

秋華賞2021の予想

阪神11R 芝内2000ｍ
馬場想定：良～稍、標準馬場想定
風向想定：北北西5m/s想定

展開予想

　まず馬場だけど、土曜を見る限り高速馬場ではないなという感じを受けた。土曜夜から明け方にかけてまで雨が降る予報でこれがどの程度かだが、開催中は雨は大丈夫そう。回復しつつ残っても稍重ぐらいまでのイメージで。標準～ややタフかなというぐらいまで考えておきたい。風は北北西からやや強めに吹く想定。３角地点が完全追い風になるのでその辺が仕掛けにどう出るかやね。

　展開予想だが、騎手の方も多分多少感じてはいるとは思うが、それでもGIなのである程度は作るだろう。エイシンヒテンがハナを主張してこれをカットさせてからソダシが番手外を狙ってくる。ソダシがそこまで持って行ければある程度突く可能性が高い。内にはクールキャットやステラリアと言ったところが２，３列目争い。多分ステラリアは無理せず好位～中団ぐらいとなるかなとみている。外からはアンドヴァラナウトやファインルージュ、アカイトリノムスメ辺りが２列目～好位狙い。ペースはそこまでは上がらないとは思っていて、一応イメージ的には60-59ぐらいで1:59.0を置いておく。後半はある程度速いラップを求められるとは思うが、それでもトップスピードの質はそこまで必要なさそう。３角の追い風でじわっとペースが上がって４角最速ぐらいを想定かな。Ｌ３最速のイメージで入りたい。ポテンシャル戦寄り。

予想

◎02ステラリア
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04ソダシ
△09アンドヴァラナウト
×01スルーセブンシーズ12アカイトリノムスメ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ステラリア

　豊の意地を見てみたいね。最近はなかなかGIでチャンス自体があまりない馬に乗ることも多くなってきたけど、ステラリアはかなり面白いと思う。もちろん相手もかなり強敵だけど、条件は整ったので豊の神騎乗を見たいね。

　まずは忘れな草賞勝ちなんだけど、これは個人的にはかなり評価している。この時のエイシンヒテンがベストバウトかなと思っていて、これが59.3-58.7と平均で引っ張って12.0 – 11.8 – 11.3 – 11.5 – 12.1とＬ３最速でロングスプリントの形。こうなると４角地点が最速になるのでここでのコースロスが結構響くのだが、これで外外から進めてしぶとく食らいついてＬ１でぐんと伸びてきた。ロングスプリント能力は結構高いレベルにあるなと感じた一戦だった。そして、このエイシンヒテンがローズＳでＬ２最速の形ではあるが結構踏ん張っての２着。４角以降少し走りにくそうな感じで膨れて距離ロスもあったし、それでも結構頑張ったからね。忘れな草賞のエイシンヒテンはほぼ完璧だったと思うし、これで４角外からってのはラップ的にもかなりのもんだと思う。ここの６着がタガノディアーナでもあるんだよね。

　もう一戦面白いのが未勝利勝ちかな。京都の1800ｍ戦で最終週で時計も掛かっていた。ペースが47.3-47.7と平均から12.5 – 12.0 – 11.8 – 11.6 – 12.3のラップ推移でＬ２最速。これで中団の外外で進めながら直線Ｌ２でしぶとく伸びてＬ１で２着以下を５馬身千切ってきた。３着がプリュムドールだし、これを有酸素運動が結構強めに求められた中で千切ったのはかなり面白い競馬だった。馬場が重めでもやれるというのが今回はかなりプラスになると思う。

　前走のオークスに関しては難しいところだが、結局は59.9-59.4と全体では流れていて前半から流れに乗りながら12.6 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9と中弛みで我慢しているうちに外から押し上げられてＬ３での急加速で対応しきれなかったかなという感じ。どちらかというとあまり道中でギアの上げ下げを求められない方が良いタイプだと思うし、豊は前半でそういうことをあまりしないので多分タイプ的には良いと思う。どうしても３角の追い風がきつめなのと、ソダシがマークされて各馬が速めに動く展開を想定すべきだと思うし、そこで内目をロスなく立ち回れるステラリアにとっては絶好の条件だと思う。馬場が軽すぎない方が良いなとは思っていたので、土曜の馬場と雨の程度を考えるとここから勝負したい…という判断かな。

○？

▲？

△ソダシ

　ん～まあめっちゃ悩んだけどね。これ本音だけど、単勝１倍台後半か…って感じやね。少なくともそこまでは抜けてないと思っている。札幌記念は確かに強かった。札幌の時計が掛かる状況で、59.9-59.6と平均ペース。12.4 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 11.9と後半４Ｆ戦で前半のパワー型基礎スピードと後半のポテンシャルのバランスが求められた中で、番手で楽々トーラスジェミニをつつきながら３角で早めに勝負に行ってそのままねじ伏せてきたからね。ラヴズを撃破という字面は良い。ただ、ラヴズはタフな馬場でのポテンシャル戦はベスト条件ではないので、これを撃破したことで想像以上に一強になってしまっている感じが強い。まあ大きな不安はないし、時計が少し掛かり気味だけどそれぐらいの方がむしろ前半型の競馬に持ち込みやすいので、しっかりと突ければとは思うんだけど。ただ正直１倍台となるとそこまで抜けてはいない、という評価になるしそれなら連下で良いかなという感じ。

△アンドヴァラナウト

　このアンドヴァラナウトがちょっと悩んだかなあ。自分が好きなタイプなんだけど、ただ阪神内回りではそこまでそこが求められないというか。個人的にはインパクトはローズＳより２走前の出雲崎特別。新潟の2000で外回りだが58.2-60.0とかなりのハイ。しかも単騎とかでなく逃げ馬にしっかりとついて行っての２列目の内で進めていたので流れに乗っている。その中で11.9 – 12.8 – 12.7 – 12.0 – 11.1 – 11.4と３～４角で極端に緩んでいて映像的にも我慢を強いられてるな～ってところから直線でも捌くのに苦労しつつＬ２で捌き切ってからゲームみたいにぐんと加速してきたなって感じで見ていた。流れた中でのギアの上げ下げが抜群に上手いタイプで、多分オークスに出ていたら面白かったかもしれない。ローズＳでは全体でスローで61.2-58.8と中京2000らしい流れ。これで好位を取って12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7とＬ２最速坂の登りでスッと伸びてエイシンヒテンに迫ってそのまま捕え切っての１馬身1/4差と完勝だった。スローでも決め手を引き出してきたけど、個人的には全体で流れた方がというタイプなので本番でも怖い。とはいえ、やはり突き詰めればギアの上げ下げがという方が良いと思うので阪神内2000だと前半そこまで上がらず向こう正面でじわっと上がって３角以降さらに加速してという感じになるから、どちらかというと器用さより素材面を重視したいというのが自分の中ではある。凄い余談というかどうにもならんが、京都2200のエリ女にだったら全力で本命打つわってタイプの馬。

×スルーセブンシーズ

　あとはヒモ穴でスルーセブンシーズを。紫苑Ｓでミスフィガロに注目してみていたんだけど、こっちの方がスムーズさを欠いていたなという感じやね。その中でラストで何とか２着を守ったのは評価したい。59.7-58.5とややスローから12.5 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.6とＬ２最速で２段階加速戦。この形で中団の内内で包まれてロスは無かったけど直線前半まで進路確保できずに待たされたのはかなり響いたと思う。ラストはこれでもファインルージュとの差はじわっと詰めてきたので出し切れなかったなという感じ。今回も内枠なので内内で嵌るかどうかはもちろんだが、我慢の大野競馬はこういう時に噛み合いそうというのもあるので。

×アカイトリノムスメ

　あとは悩んでアカイトリノムスメかな。ただこの馬もアンドヴァラナウトとタイプは若干違うけどギアの上げ下げがうまいというのが持ち味になると思う。オークスで59.9-59.4と平均でも12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9と中弛みからの再加速で中団内内で包まれてもしっかりと加速、内から唯一伸びてきたのがアカイトリノムスメでこれは高く評価している。ただ、そういうタイプだからもうちょっと内枠が欲しいなというのはあったし、他に出し切って良さが出る馬で面白い馬が多いことを考えると…悩ましいけど×までになってしまったというところかな。