セントウルステークス 2021 予想：本命14クリノガウディー

time 2021/09/12

folder 2021重賞まとめ予想

セントウルステークス2021の予想

中京11R 芝1200ｍ
馬場想定：良、かなりの高速馬場想定
風向想定：南南西1m/s想定

展開予想

　土曜を見る限り、雨の影響があったはずで普通に高速馬場だなという感じ。超高速までなのかはわからんが、恐らく日曜は回復すると思うのでもう一段は上げておくべきかな。かなりの高速馬場を想定しておく。風は誤差の範囲で方角も当てにならないレベルなのであまり影響を考えないでおきたい。明日は全国的に風が弱いのかな。

　展開予想だが、逃げ馬がはっきりしていないのでちょっと難しい所。レシステンシアはルメールだしそこまで積極的にハナをという可能性は薄いかなと。内からシャンデリアムーンあたりが行ってくれればそれを行かせて番手～２列目内狙い。それより外だとジャスティン、カレンモエ、ピクシーナイト辺りだが、ピクシーナイトはそこまで前はないかな。個人的には今の馬場だと平均でも33.7-33.8で1:07.5ぐらいは多分出るんじゃないかと思っているんだけど、その中でペースがどこまで上がってくるかやね。シャンデリアムーンは結構速いので33.2-34.0で1:07.2ぐらいを想定しておく。

予想

◎14クリノガウディー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△08レシステンシア
△15ピクシーナイト
×10ジャンダルム13ナランフレグ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎クリノガウディー

　今度こそ本物だと思わせてくれよ…。中京1200巧者の要素を全部持ち合わせているのと、難しい面がある中で岩田が完全に手の内に入れたと思う。

　まずクリノガウディーの最大の持ち味はとにかく中京でも東京でも坂の登りで余力があれば鋭く伸びてくる。２走前の鞍馬Ｓでも中京1200で超高速馬場、32.8-34.3とかなりのハイから11.9 – 10.2 – 10.7 – 11.2 – 11.4 – 11.7とよどみなくという基礎スピード戦。この流れで外目の枠から好中団の中目で進めてロスもそれなりにありつつ直線で中団外から坂の登りでぐんとくる。ただ宮記念１位入線時の再現かのように内に刺さって迷惑をかけたところもあった。この辺が課題ではあるが、とにかく坂の登りで速いラップを踏むのがめっぽう得意だし、加速が求められてもやれちゃうのが強みで、しかも基礎スピードをこのレベルで求められても爆発したと。

　前走の安土城Ｓでは1400ｍ戦ではあるにせよ、強敵シヴァージを抑え切った。中京1400で33.7-34.6とややハイから10.6 – 10.9 – 11.2 – 11.4 – 12.0と単調な流れ。これで好位の外目で正攻法から直線で一旦外に誘導してそこから左に修正しながら追っても反応して先頭に立ってきたし幾らか内への刺さりもマシだった。岩田もこの辺で掴んできたかなというのはあるし、多分一足の鋭さは絶対に残しておきたいので前半がつがつ行かない岩田との相性もいいと思う。

　要所の鋭さは内へ刺さるのと同時に見せてくるので、中京の場合は内内で我慢してというより外目からでも良いので直線で内に刺さってもいいだけの許容範囲があった方が良いだろうというのと、前走でも伸び始めが早かったので距離も最終的には1200の方が良いと思う。その点も含めてここは能力を信じたい。

○？

▲？

△レシステンシア

　今回は連下で押さえるところまでとしたい。まず坂路でいつも目立つ馬だけど、今回はそれほどでもなかったかなと。それと、やはり高速馬場になっているので、1400までは基礎スピード面で良さを見せたと言っても実は34.0まで。33秒台前半となったときにどこまで入っていけるかというのは課題としてはあると思う。もちろん阪急杯は超超高速馬場とはいえ1:19.2と好時計だし34.0-33.8とはいえ11.2 – 11.4 – 11.2 – 10.8 – 11.8と加速で鋭く伸びてしっかりと結果を出しているというのはある。それでもNHKマイルＣやヴィクトリアマイルでも感じたけど、そこまで坂の登りでの加速がプラスに感じるタイプではないし、高速馬場自体は良いと思うけど1200が重馬場の宮記念だけでクリアとするのは質的に危険かも？という感覚での連下かな。

△ピクシーナイト

　前走のCBC賞でコンクリ馬場の小倉とはいえ強烈な時計勝負に対応してきたからね。と言っても５秒台が出ても驚けないほど軽い馬場だったし、その中で32.3-33.7とかなりのハイから11.6 – 10.0 – 10.7 – 10.9 – 11.1 – 11.7と単調な流れで中団の内内を上手く拾うことができたというのはある。ただ前半から結構上手く流れに入っていけたしこの速度感で戦えたのは収穫かな。今回は外枠だし前半の入り方が難しくなると思うのでそこは課題だけど、高速馬場の基礎スピード勝負で対応できた馬は警戒しておきたいね。

×ジャンダルム

　前走の北九州記念は出負けが痛かった。小倉の1200で稍重とそこまで質を求められないややタフな馬場だったし、33.2-35.0とかなりのハイとは言え33秒台。出負けがあったので難しかったが中団外外からラストに突っ込んできた形。基本的に加速がうまい印象で、新潟の信越Ｓでも新潟内回りらしい34.2-34.7と平均から11.4 – 12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.7とコーナー減速からの直線再加速で２列目外からスッと反応して抜けてきた。また春雷Ｓで高速馬場の中山1200で33.2-34.1と１秒程度のハイに対応して好位からしっかりと伸びてきたように基礎スピードも持っているからね。なので出負けせずしっかりと流れに乗れればもうちょっとやれていい。

×ナランフレグ

　あとは後半型の馬で怖いナランフレグを押さえておきたい。まあ鞍馬Ｓのクリノガウディーを評価して本命にしているわけだし、近い条件でしっかりと中団外から末脚を伸ばしてきたナランフレグは当然評価しないといけないだろうと。32.3-34.8とかなりのハイから11.9 – 10.2 – 10.7 – 11.2 – 11.4 – 11.7のラップ推移で単調な流れ、これで中団外目から進めてラストでしぶとくなだれ込んでクリノガウディーに迫ったからね。まあ要所の鋭さでは向こうの方が上だし開幕週だとというのはあるけど押さえておきたい。