平安ステークス 2021 予想：本命08サトノギャロス

平安ステークス2021の予想

中京11R ダ1900ｍ
馬場想定：稍～重、高速ダート想定
風向想定：北西3m/s想定

展開予想

　中京競馬場は金曜正午までですでに不良馬場になっている。まあここから雨はやむので土曜は回復するだろうがそれでもかなり降ったので一気に回復までは難しいだろう。稍重～重ぐらいで高速ダートではあると思う。風は北西からなので３～４角が向い風となりそう。

　展開予想だが大外からアメリカンシードがハナを主張してくる。内からはペオースやゲートを出ればケンシンコウあたりもレパードＳの再現を狙っての花もあり得る。これらの後ろからオーヴェルニュも無理せず入って、外からはロードブレスやスワーヴアラミス辺りも先行してくるか。ペース自体はある程度流れると思うけど、それでも1900ｍだし流石に少し息は入るかな。一応イメージ的には48-49.5ぐらいのイメージで1:55.5ぐらいの感覚で見ておきたい。流れると思うが、アメリカンシードの進め方次第かなあ。

予想

◎08サトノギャロス
○05オーヴェルニュ
▲12ロードブレス
△02アルドーレ
△16アメリカンシード
×11マルシュロレーヌ15スワーヴアラミス
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎サトノギャロス

　今回はちょっと悩んだ。サトノギャロスも不安がないわけじゃないけど、トータルで見たときに。

　まず恐らく道悪だと思っているが、前走の吾妻小富士賞から。新潟1800で不良、48.2-48.9と前後半ともに48秒と質の高い平均ペースとなっていて、12.5 – 12.0 – 12.7 – 11.7 – 12.5と新潟らしく３～４角ペースダウンを中団外から取り付いてという競馬で噛み合ったにせよＬ２での加速で一気に伸びてという競馬でメイショウワザシに対して迫ってきたし、Ｌ１でしっかりと１馬身差。この形を作れたのは大きいと思う。今回も３～４角が向い風になるしここでペースダウンの可能性はある。それで外から動いてそのまま加速にもっていってという競馬ができたからね。時計的にも十分。

　４走前の錦秋Ｓでは府中の上り坂での適性もある程度見せてきた。まあ東京マイルだしペースが48.3-48.3と平均から12.5 – 12.2 – 11.8 – 12.1 – 12.2と中弛みしつつのＬ３最速。仕掛けが早かったにせよＬ３の地点でしっかりと中団内から馬群を捌いて進路を取ってからＬ２で２列目付近、Ｌ１で捕えてクビ差の勝利と長く脚を使ってきた感じ。坂の登りでも差を詰めていたのでそのあたりもいい材料。

　これまでの競馬を見ても1200～1400では忙しくてエンジンをかけ切れない感じだったし、ゆったり運ぶことで後半の末脚の絶対量も引き上げてきているからね。ゲートが下手なのでどうしても後ろからになってしまうけど、後半の末脚は前走の吾妻小富士賞でも見せたように要所で鋭くという競馬ができるし外から追いかけつつでもいい脚を使ってきた。高速ダートの中長距離はフィットしていると思うので、あとはゲートを少しでもマシに出て中団ぐらいで運んでくれればいうことないかな。

○？

▲？

△アルドーレ

　前走のアンタレスＳは思ったよりやれたなという感じ。阪神の1800ｍ戦で重馬場と高速ダートだったが、47.0-49.8と超ハイ、12.2 – 12.5 – 12.8 – 12.1 – 12.4のラップ推移でＬ３で緩んでいるが、最後方から４角の緩みで少し迷っていて外への誘導を選択してからの伸びは良く直線最後までなだれ込んできた。今回は内枠だし後ろからの競馬にはなるだろうが高速ダートで1900ｍの内枠、本来もう少しポジションを取れる馬なので好位～中団ぐらいで収まれば。

△アメリカンシード

　高速ダートならと思う反面、前走のマーチＳで負けすぎの割に人気が落ちないなあという印象やね。正直に言えば高速ダート自体はもちろんプラスだけど、突き詰めれば後半型の馬だと思うので前で流れを作ってこのレベルでどこまでやれるかは試金石ではある。一応２走前のアレキサンドライトＳでは48.5-50.5とかなりのハイでペースを作って12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.5 – 12.5 – 13.3と単調な流れで押し切って５馬身差。２着がサンダーブリッツで遠州灘Ｓを勝っているし全体的にもまあまあハイレベルだったと思っているが、今回は逃げ先行勢の強敵も少なくはない中でやね。特にオーヴェルニュがいてこれがつついてくるとなるとそう簡単ではないと思う。個人的には４走前の感じが欲しいかな。ここまで極端でなくてもいいけど、48.8-47.1とかなりのスローから12.7 – 12.4 – 11.7 – 11.3 – 11.7とＬ２最速で11.3。ここで４角出口で一気にワープするような感じで突き放した。ペースをコントロールしてスッとの加速ができる展開なら面白いけど、仮にオーヴェルニュがインティをつぶしたような感じで競ってくると楽ではないという点でも連下までかな。嵌れば勝てるけど、崩れる心配もある。

×マルシュロレーヌ

　ん～まあ正直悩んだけど抑えておくかという感じかな。個人的には絶対に後傾型の方がいいタイプだと思っていて、全体でタイトに流れてしまうとちょっと怪しい。ただし、軽いダートで後半の質を高めることができるので川田が焦らずに無理なく中団とかで脚を温存できれば。唯一完敗だったJBCレディスクラシックが49.5-49.7と平均でも11.9 – 12.1 – 12.8 – 11.9 – 12.9と向こう正面で緩まずという中で好位で流れに乗ろうとして脚を使って甘くなった。あまり前半で急かしていいタイプではないし、後半の鋭さは一級品のものを持っている。桜島特別勝ちが小倉1700になるが49.3-48.2とスローバランスで12.4 – 12.4 – 12.1 – 11.7 – 12.0のラップ推移を中団から外に出して直線入りの伸びがずぬけていたしラストまで違った。この末脚なら牡馬相手でも通用するが、全体のペースが速くなると？というところはあるからね。押さえまで。

×スワーヴアラミス

　もうちょっと内枠が欲しかったかな。前走のマーチＳは悪くないし、48.0-51.3と超ハイで流れて中団で追走となると流石にちょっと忙しかったと思う。もともとマーチＳを勝った時も49.8-49.3と平均から12.2 – 11.8 – 12.4 – 12.3 – 12.8と後半のロンスパで先行策からしぶとく抜けだしてクリンチャーを撃破していると。このパターンからも後半のポテンシャルが売りだと思うし、あまり前半から上がり過ぎない方がいいかなと。1900ｍなら前半無理せずという形でどこかで緩むかなと思うし、このメンバー構成で復調気配も見せてきたと思うし押さえておきたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より