スプリングステークス 2021 予想：本命10ボーデン

time 2021/03/21

スプリングステークス2021の予想

中山11R 芝内1800ｍ
馬場想定：重～不、タフな馬場想定
風向想定：南6m/s想定

展開予想

　まずは天気からだが流石に日曜は結構降りそうだなと。重にはなるだろうし不良も覚悟した方が良いかもしれんね。風向は南6m/s相当なので、HSではかなり追い風が吹く。ただ、道悪になるので馬の速度が出にくい状況だしこれがどこまで影響するかやね。それよりも、逆に言えばBSでは向かい風がもろに吹く可能性が高いので向こう正面での押上げの意識が少し持ちにくくなるかも。6m/s想定まで来ると結構強い風になるからね。

　展開予想だが、ひとまず逃げるのはワールドリバイバルになりそうで、内のランドオブリバティは坂スタートでポンと出られないリスクもある。そうなると包まれて出すのに苦労しそうだなというのは感じる枠の並び。外からニシノオイカゼやアールバロン辺りも前を主張するか、これらを見ながらボーデンは２列目ぐらいでという競馬だろう。雨の影響でそこまでは上がらないだろうが、それでも48.5-48ぐらいのイメージで見ておきたい。ハロン12を維持しつつという感じだと思っているが、この感じならある程度流れてＬ２でスッとのイメージのほうが良いかもしれんね。

予想

◎10ボーデン
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△01ランドオブリバティ
△05レインフロムヘヴン
×02ワールドリバイバル06アサマノイタズラ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎▲軸○△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ボーデン

　雨がどうか？というのはどうしてもあるが…前走を評価するうえで、やはりそれでも個人的にはこの馬を皐月賞にという気持ちが強いのでここは多少難しくても突破してほしいという気持ちかな。

　前走の内容は出色と言って良いと思う。確かに開幕週東京で超高速馬場状態だったとは思う。ただそれでも46.1-47.3とややハイペースを好位で追走、11.8 – 12.2 – 11.6 – 11.7 – 11.8のラップ推移で３～４角で好位の外から正攻法で勝負に行って２列目に押し上げて直線馬なりで入ってくると、L3の段階でもう抜け出してL2でぐんと千切って４馬身差。L1では完全に終始流しているような感じで６馬身差に広がってしまったという感じ。評価できるのが時計的にかなり速いというのもあるし、その流れに乗って３～４角でもロスがあったのに最後まで違ったという素材面になる。同日の白富士Sが1:59.0で60.7-58.3だから高速馬場だけどそこまで極端というほどではなかったと思う。最終的にはマイルぐらいも視野に入ってくるかなと思っているけど、３歳では抜けた前半の基礎スピードと後半のポテンシャル面のバランスを持っていて前半からの有酸素運動の競馬は強そうだなという印象を持った。

　２走前の新馬戦では勝ち切れなかったが３着以下は千切っている。これが中山の1800ｍ戦ではあったが、50.8-47.5と超スローからの12.8 – 12.1 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 11.9と向こう正面で12秒台前半を刻む１段階目の加速からL2の４角出口～直線前半で11.4をという２段階加速の中でL2でしっかりと抜け出すもう一段の脚を使ってきた。L1の坂の登りでディオスバリエンテに交わされたが３着以下はこれでも４馬身千切ってきたからね。この３着がアサマノイタズラなわけで結構レベルも高かった。それと坂スタートの中山1800で普通にゲートを出たという点でも良い材料だったと思う。

　基本的には有酸素運動の競馬が求められて良さが出てきたと思うし、基礎スピードの質の高さを秘めているのでできれば良馬場の方が良いとは思っている。ただ、力の要る馬場の中でも新馬戦は結構優秀で、同日の常総Ｓが49.5-47.8で1:49.3、勝ち馬ロザムールと考えても結構時計・ラップ比較で悪くないからね。個人的にはクラシックの主役候補になるべき馬だと思っているので、ここでは権利だけでなく賞金を積み上げて皐月賞に向かってほしい。

○？

▲？

△ランドオブリバティ

　まともなら大きな不安はない馬だが、気性的にまともじゃないのでそこがね。まず坂スタートだった前走のきさらぎ賞が接触抜きにして一歩目がちょっと遅かった。もともと２走前のホープフルSでも逸走した要因として出負けから接触して出して行って掛かってというところがあったように、まともに乗ろうとしたらかなり入りが難しいと。今回は内枠を引いたのでスイッチが入らないようにソロっと出すしかないと思うし恐らくそんなに前には行けないだろう。行くとしたら掛かってブレーキが利かずにスペースを詰めて途中からの進出の可能性が高いと思う。芙蓉Sみたいな形が理想で、61.8-59.4を番手で折り合わせながら12.1 – 11.8 – 11.8 – 11.5 – 12.2のラップ推移で楽に追走してL2でしっかりと突き抜ける。２段階加速でも対応できる器用さはあるだけに、まともに走れるかどうかだが…という感じ。気性面を抜きにすると個人的には中山の2200とかで見てみたい馬なんだよね。前半の入りと折り合い面の不安がある以上連下が妥当かな。

△レインフロムヘヴン

　ひとまず前走のフリージア賞を評価したいところやね。東京の2000ｍ戦で60.8-59.5とスローからの12.2 – 12.2 – 11.5 – 11.6 – 12.0とL3最速の形を逃げてしぶとくという競馬ができていた。ただL2地点まではイルーシヴパンサーに食らいつかれていたし、2000で東京だったので内枠で逃げの手をというのもあったからね。今回は1800への短縮ではあるし、そこまで楽に進められるかどうかだろう。東スポ杯が48.0-47.0でハナを奪って中弛みに持ち込み過ぎたといってもかなり失速したからそういった面での脆さというのも考える必要はあるしね。押さえまでにしておきたい。

×ワールドリバイバル

　後は絞るかどうかで悩んだが穴目で２頭ほど軽く。ワールドリバイバルは追い切りが良かったのと、逃げ馬候補が他にそんなにいないので自分のリズムで運べそうなのが良いね。前走が思ったよりロングスプリントでやれていて、61.9-58.6と超スローから12.3 – 11.8 – 11.3 – 11.4 – 11.8と４F勝負に近い形で逃げ切っている。未勝利勝ちも坂スタートの中京2000で12.3 – 12.2 – 11.5 – 11.4 – 12.3のラップ推移、スローで番手からこの加速に対応してL1でしぶとくの抜け出しての勝利。渋っても対応できるし、ゆったり前目で運んで極端な切れ味勝負にならなければ崩れていないので押さえておきたいかな。

×アサマノイタズラ

　これがあまり人気がない要因として新馬戦で離された３着だったというのもあると思う。が、個人的には50.8-47.5と超スローから12.1 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 11.9とL2最速２段階加速の競馬で上位２頭はかなり強かったんじゃないかなと。ここ２走が前からではなく脚を温存して割と良さ。未勝利勝ちが2000ｍで62.9-59.1と超々スローから12.3 – 12.3 – 12.1 – 11.5 – 11.9とL2最速の中で好位外から前を向いて入って直線堂々先頭からL1坂の登りで千切って４馬身。この競馬なら通用しそう。３着ぐらいなら。