中山11R ポルックスステークス 予想：本命03アシャカトブ

ポルックスステークス(OP)予想

中山11R ダ1800ｍ
馬場想定：良、タフなダート想定
風向想定：北西1m/s想定

展開予想

　馬場は例年の１月に比べるとそこまで時計が極端に掛かっているわけではないが、それでも通常よりは明確に時計が掛っていると思う。風向は北西から1m/s想定。４角地点で大体向かい風になるが、あまり影響はないだろう。

　展開予想だが、はっきりと逃げたい馬が不在という難しいレース。しかも師走Ｓが激流で先行馬が甘くなったのもあるので意識的にコントロールしてくる陣営も大井かな。一応このメンツならブランクエンドあたりが外から主張してきそうだが、恐らく逃げるところまでは。内のフィードバック辺りも前走で先行させて甘くなったので難しいがノリなら逆手に取ってハナを主張してくるかも。アシャカトブやダノンスプレンダー辺りが内から先行、ハギノアトラスは前走スタートから出して行ったので噛んでいたと言っていて、この感じだと無理はしないかな。そこまでペースは上がらないだろうが、時計もそこそこかかる状況。50.5-49.5ぐらいの感じでややスロー想定。一応平均～ややハイぐらいまでは考えてというところかな。

予想

◎03アシャカトブ
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△06ダノンスプレンダー
△11エイコーン
×01フィードバック14マイネルユキツバキ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎アシャカトブ

　難しい一戦だがアシャカトブを本命にした。オッズがまだ読めない所だけど、これまでの相手関係から考えてもこのメンツなら戦えると思う。３走前のマーチＳが49.8-49.3と平均から12.2 – 11.8 – 12.4 – 12.3 – 12.8とＬ４最速で割と後半型の競馬に近い。これで好位の外から中目の競馬とロスもそれなりにあった中で直線進路を外に出すまでに少し苦労していたが、スペースが空き切ってからもジリジリと伸び続けて食らいついての４着。前とは離されているがクリンチャーやスワーヴアラミスなわけでトップレベルではないもののグループＢには入ってくる馬たち。３着のレピアーウィットにも差されたが3/4差で踏ん張っていて、これがラジオ日本賞を完勝してきている。

　アハルテケＳでは東京マイルだが47.7-48.4と平均でも12.0 – 12.6 – 11.6 – 11.7 – 12.5とＬ４の４角で顕著な中弛みが生じた。ここで好位の内から包まれて少し難しい形になっていて序盤は少し反応に苦労。それでもＬ２以降はじりじりと伸び続けてＬ１で内から捕え切っている。割とエンジンが掛かってからのタイプだと思うし、内で包まれても対応できる馬というのは良い。ここでは12.6-11.6と極端なギアチェンジが求められたし多少置かれた程度なら悪くない。前目内目で入って器用に立ち回れる馬だし内枠のほうがチャンスは大きいかな。このメンバー構成なら。

○？

▲？

△ダノンスプレンダー

　まあちょっと悩んだ馬だが連下では押さえたいかな。正直あまりシリウスＳは全体のレベルが高くないとは思っているので過剰な評価は嫌だが、それでも坂スタートで出負けしてしまったのはあるし、エイコーンより後ろになったことで直線での進路取りで先に取られてしまってからの追い出しになったのでちょっと難しかったかな。本来前を取れる馬で、３走前のフィリピンＴでも50.0-50.0と平均ペースをしっかりと番手で追走するだけの先行力を見せたし、11.6 – 12.2 – 12.1 – 12.4 – 13.3のラップ推移でＬ５最速と仕掛けが早い流れを作っていって前目で粘り込んできたように結構ポテンシャルも持っている。ワンパンチ足りないのはあるが読みにくい中である程度どういう競馬でもできるのは良い。

△エイコーン

　こちらもシリウスＳ差し込み組でそこまで評価したくはないが…という感じ。ただ基本的にエンジンの掛かりが遅い方なので出し切れちゃったほうが良いのと、結局は後半のポテンシャル型なので前半は本来ある程度ゆったりのほうが良いと思う。前走のみやこＳ３着はハイペースで各馬が失速する中で後方で脚を温存していたのがたまたま噛み合っただけでハイペースがあっているタイプでは本来ないと思うし、中山1800で今の馬場ならゆったりと入れる可能性が高い。1900で良さが出たのもこのレベルではゆったり運べるのが1900ぐらいというのはあるからね。連下で。

×フィードバック

　全く結果が出ていない馬だが、前走は49.2-50.8の激流で外枠から先行したのでちょっと厳しかった。武蔵野Ｓは条件的に…だしラジオ日本賞は出遅れて後方からで休み明けで。いい状態に戻れば５走前のアレキサンドライトＳが悪くない。当時はそこそこ時計が出ていたが、それでも48.8-50.8とかなりのハイを先行して12.0 – 12.3 – 12.6 – 12.5 – 13.4のラップ推移でしぶとく基礎スピードで押し切ってきた。名古屋大賞典でも後半型の競馬でそこまで悪くなかったし、もうちょっとやれて良い馬だと思うので少し警戒しておく。

×マイネルユキツバキ

　もう一頭復活すれば怖いなのマイネルユキツバキを。基本的に少し時計が掛るダートで良さが出ている馬ではあって、下総Ｓでミッキーポジションを撃破した時が50.6-48.9とかなりのスローで逃げて進めながら12.9 – 12.3 – 12.2 – 12.2 – 12.1 – 12.4のラップ推移が示すように後半のポテンシャル勝負で分散して押し切ってきた。３着以下は１秒近く千切っているし、昨年の師走Ｓでは後ろからになったがハイペースでも２着に差し込んできているように対応力が高い。前走の師走Ｓは上手く内内でという競馬になったが、それでも直線で進路確保で少し苦労していたからね。捌いてから伸びかけていたのでこの感じなら少し怖さはあるかなと。外枠でスムーズ、先行策でペースと噛み合えばの大穴要員で。

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「北条直人の競馬ブログ」より