2019/02/02
オーシャンステークス2020の予想
中山11R 芝外1200m
馬場想定:良、標準馬場想定
展開予想
東西共に雨がどうかなと思っていたが、どうも土曜の内は持ちそうな感じはあるね。良馬場想定で入っておく。
展開予想だが、逃げ馬が異常に多いので、完全に読み切るのは難しいし、ナックビーナスも逃げには拘らないだろう。カッパツハッチやレジーナフォルテといった1000組の逃げ馬が多いし、エンゲルヘン辺りも先行。ダノンスマッシュにとっては内目前目にある程度スペースが生まれそうだしナックビーナスを目標にという選択も取れる。タワーオブロンドンはダノンとの比較でいい位置を取れるかどうかも含めて考えたいところかな。ペースは速くなると思うし、33-34.8ぐらいをベースに考えたい。良馬場でも7秒半ばはちょっと求め過ぎかもだけどこのメンツなら出てもおかしくない。まあそれでもH^2レベルのハイを想定しておきたい。ただ、1000ベストの馬が怯む可能性もあるし、少し緩む可能性も考えておきたい。
予想
◎01タワーオブロンドン
○10ナックビーナス
△02ダノンスマッシュ
×?
×?
3連複:◎軸○△×BOX
3連複:◎○軸△×流し
3連単F:◎○→◎○△→◎○△×
◎タワーオブロンドン
まあ正直この3頭でほぼほぼ週の頭から決まってはいたんだけど、馬場は持ちこたえてくれたと思う。基本的にはロングスプリントがベストで11秒前後の連続能力がかなり高いし、セントウルSでは10秒台のラップまで入っていても出負けして押し上げながらラストまで突き抜けるという競馬を考えてもかなりのパフォーマンス。スプリンターズSでは32.8-34.3とモズがちょうどいいペースで逃げ切りを図る、 11.9 – 10.1 – 10.8 – 11.3 – 11.2 – 11.8とL3-2で若干の加速が求められたところでしっかりと中団外から押し上げながら入ってきてL1までしぶとく伸びてきたと。まあL1の地点ではダノンの方が若干だが脚色が良かったんだけど、基本的には速いラップを連続するのが得意なタイプ。単純な能力面では後半ロングスプリントはこの路線では一枚上。
不安は雨だなと思っていて、キーンランドCが33.2-36.0と超ハイの流れにナックビーナスが持ち込んで11.9 – 10.3 – 11.0 – 11.7 – 11.8 – 12.5と消耗戦の流れ、上手く後方内のスペースを通してロスも少なくコーナーワークで押し上げて直線で中団から来ていたんだけど、L1での伸びはダノンスマッシュのほうが上だった。タフな馬場でとなるとダノンの消耗戦での強さが勝ってくるけど、今の中山ぐらいの馬場なら7秒台には入ってくると思う。キーンランドCとスプリンターズSならスプリンターズSに近い馬場になるので、それなら素直にタワーオブロンドンで良いんじゃないかなと。
○ナックビーナス
この条件で勝ちパターンを考えるとナックとタワーの二枚で勝負するのが良いとは思っていた。コーナーで息を入れられればナックビーナスは逆転のチャンスがある。昨年ではなく一昨年のキーンランドCがハイレベルの中で完勝していて、これが33.7-35.7と2秒でかなりのハイ、 12.1 – 10.7 – 10.9 – 12.0 – 11.6 – 12.1とL3-2で再加速に逃げて持ち込んでL2で出し抜いて圧倒しての2馬身半差。このパターンがナックの高いレベルでの勝ちパターンになるし、力の要る馬場でハイペースから少しコーナーで息を入れてレースラップ的にしっかりと加速に持ち込むとかなり強い。
昨年の場合は33.2-36.0と極端に速くなったし11.9 – 10.3 – 11.0 – 11.7 – 11.8 – 12.5とラップ的にも淀みなく入りすぎたので加速で出し抜けずL1で消耗してしまった。この加速の一足の余力を持っておきたいのでそこがカギ。ただ今回は逃げ馬が多くて逆に展開が読みにくい面もある。ナックが無理をせず番手ぐらい、逃げ馬を行かせて3~4角で上手くペースを落として入れればというパターンはもちろんあると。ダノンもタワーも突き詰めれば出し切って良さが出る馬で、その2頭に対して力の要る馬場でペースを引き上げつつ3~4角で少しペースを落として加速まで持って行ければ。平均ペースで淡々とが一番よくないタイプで、後半特化は難しい以上とにかく前半で攻めつつ上手く息を入れてほしいね。
△ダノンスマッシュ
もうちょっと時計が掛かる馬場ならなあ…と。本当は事前では本命候補だったんだけど、どうも天気予報的に土曜は持ちそう。そうなると質的にどうか?という問題が出てくる。スプリンターズSでは32.8-34.3とかなりのハイペースで流れて11.9 – 10.1 – 10.8 – 11.3 – 11.2 – 11.8とL3-2で再加速が起こったが、4角出口地点で中団馬群で包まれて動くことができなかったし、タワーは外から動いて行ってそこで置かれていた。L1の伸びは負けてなかったし、まだ辛うじて高速状態だったのもある。今の中山は時計は標準レベルなので、高速馬場にはない。いくらかは詰める可能性があると思う。
キーンランドC勝ちが圧巻で、33.2-36.0と超ハイからの 11.9 – 10.3 – 11.0 – 11.7 – 11.8 – 12.5と消耗戦で中団の外から正攻法で動いてそのままL1まで脚を維持して2列目争いから体一つ近く抜けていた。本質的には出し切ってこそなのと、パワー型の基礎スピード優先タイプ。キーンランドCのように前が引っ張る可能性が高いほうが良いし、そこでロスがあっても出し切れればという感じ。
ただ、この高いレベルでとなると、雨が降ってほしかったのが本音。この馬は高いレベルでは質的に苦戦している部分がある。スプリンターズSではL2の地点であのペースからでもレースラップで加速となったときに甘かったし、香港では34.64-33.48と日本式できれいな平均ペース、中団外から進めても伸びが甘くL1でようやくだった。この辺りを踏まえても、7秒台の決着まで入ってしまうとこの馬は合わないかも。キーンランドCを勝った時みたいにかなり時計が掛かってという状況なら良かったんだけど、ちょっと想定より雨が降らなそうなのが。