競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

阪神カップ 2019 出走予定馬:レッツゴードンキ&岩田康誠騎手想定

time 2019/12/18

阪神カップ 2019 出走予定馬:レッツゴードンキ&岩田康誠騎手想定

第14回 阪神カップ(GII)出走予定馬展望

日程:2019年12月21日(土)
コース:阪神芝内1400m

予想用・出走予定馬一覧

レッツゴードンキ(岩田康騎手想定)

 3歳時に桜花賞を獲りながらも7歳まで走り抜けたレッツゴードンキが阪神カップに出走予定だ。この日に引退式を行う予定となっているように、ここがラストラン。なんとしても最後の最後は勝利の花道を、自らの力で通り抜けたい。

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 ドンキにはいろいろお世話になったし、いい意味での教材にもなったと思う。いろんな感覚をドンキからは教えてもらえたなと。本当にいい馬で1200~1400では常に安定していたし、最終的にマイルは長かったというところに至るまでに自分はちょっと時間がかかりすぎて、ヴィクトリアマイルで何度か痛い目に遭った。マイルでもやれそうな感覚ではあったが、突き詰めればその距離だとトップスピードの持続力が足りない。1200~1400でようやく一閃の鋭さを引き出せてきた。さて、ラストランは微妙に適性的に噛み合うかどうかが運次第の阪神1400、今の馬場で内枠引けば…感動のラストランもあるかな。

阪急杯(GIII)2着

阪神芝内1400m良 18頭1枠1番
1:20.5(+0.2) 34.4-34.6 M
12.3 – 10.9 – 11.2 – 11.3 – 11.3 – 11.3 – 12.0

 ドンキの好走パターンは基本的にこれ、というのが阪急杯の2着となる。ペースは平均でコントロールされて淡々とした流れ。これを2列目の内で我慢しながら直線でスッとという感じ。1400でここまで淡々とした流れだと本来はベストではないんだけど、ロスなく立ち回ることで直線で抜け出す一瞬の脚をしっかりと残せたのが好走要因。いつも何かに差されるんだけどね…。

 1番枠から五分のスタート、そこから押しながら楽に二の足で先行して2列目のポケット、上手くコントロールする。道中も割と淡々とした流れをコントロールしながら2列目のポケットで我慢。3~4角でも前をしっかりと追いかけつつ楽な感じで直線。序盤で2列目から進路を確保して追い出されるが前のダイアナヘイローがしぶとい。これをL1でしぶとくかわすのだが外からスマートオーディンがまさかの末脚発揮で2着。3着以下は1馬身以上離して問題としていない。

 この辺からもやはり淡々としすぎるとあまりよさが出ないというのあると思っている。阪神1400は基礎スピードを問われることが多く後半の鋭さも武器であるドンキにとっては前半で余力を削がれるリスクがなくはない。とはいえ、こうやって内枠でしっかりとポジションを取れれば3~4角で脚を温存できるので多少厳しい流れになっても対応してくるのは強み。ゲートがあまり安定しないのと、出していくと掛かるリスクがあるのでマイルだと乗りにくいのはその辺だが、ここまで流れると適性的な不安はあっても折り合い面では楽になるという面白いタイプの馬ではあると。

高松宮記念(GI)6着

中京芝1200m良 18頭4枠8番
1:07.6(+0.3) 33.2-34.1 H^1
12.0 – 10.1 – 11.1 – 11.4 – 11.2 – 11.5

 今年の高松宮記念では負けパターンに嵌ってしまった感じ。枠自体は中目でそこまで悪くなかったが、最序盤のポジション取りが悪くなってしまった。4角で緩んだことでポジション差はそんなに生まれなかったが、直線での進路取りで相当苦労してしまって脚はあったのに捌けなかったのが一番の敗因。

 8番枠から五分のスタートだったが押されつつもあまり前に行けず、外からも切ってくる馬が多かったので徐々に下げる形と最悪の形で3角に入る。3~4角では仕方なく打ち次いで我慢しながらチャンスをうかがうがここでそんなにペースが上がらない。4角では中団馬群の後ろで進めるが凝縮して進路で苦労する。序盤で完全に壁となってブレーキ気味。そこからL1で確保すると流石になだれ込んできたが6着まで。

 あそこまで後ろになってしまうと難しい。というよりやはり内を突くしかないんだが4角で緩んでいたのでここで馬群が凝縮したことで内のスペースがあまり生まれなかった。そこから直線で加速するという形で置かれる好位内目の馬の壁がもろに立ちはだかってしまったのでここでブレーキを踏まされているのが致命傷だったと思う。そこから捌いてはきたし、L1も11.5と落ちていないところでジリジリと来ていたので捌けていればやね。ただ、こうやって脚を温存すれば後半の加速が鋭くできるタイプで、もともと高松宮記念では内内で我慢して坂の登りで加速するというこの馬の良さがフィットしていたのもあって何度か好走している。1200ならペースが速くても大丈夫という点でも個人的にはベストの距離は1200のほうだと思う。1400でもほとんど問題ないけどマイルは明確に長い。

スプリンターズS(GI)5着

中山芝外1200m良 16頭3枠5番
1:07.5(+0.4) 32.8-34.3 H^2
11.9 – 10.1 – 10.8 – 11.3 – 11.2 – 11.8

 2走前のスプリンターズSはもう一つの負けパターン。内枠を引いたのは良いが結局後ろからになって3~4角で外を選んでしまうと。良い脚を使えるのは一瞬だけなので、外から動いていく形は一番のご法度となる。

 5番枠からやや出負け、そこから二の足で見劣って後方からの競馬となってしまう。道中も後方馬群の中目で進めざるを得ず、3~4角で勢いもついていたので外外を回す羽目になって後方列で直線。序盤で外からしぶとく伸びては来るが最後までジリジリでなだれ込むところまでの5着完敗。

 まあもちろんペースがここまで上がってしまうとかなり難しい競馬だったとは思っているが、それでも後方外から3~4角でかなりロスがあったしここでは前も11秒前後でまとめているラップ推移だからね。ここで脚を使ってしまうとラストの伸びでグンとくるというのは難しい。やはり基本的には立ち回りの上手さや要所で置かれず反応できる武器を活かして内内を立ち回るのが理想。

阪神カップ2019への展望

 この馬のいいところは前半ある程度流れても対応はできることと、後半型にシフトすれば末脚の絶対量を上げてくる点にある。1200だとこれが抜群にフィットしていて、ハイペースでも後ろから温存すれば直線内から鋭く伸びてくることができる(セイウンコウセイの時の宮記念2着)し、逆にある程度流れた中で好位で乗っても内内で伸びてきてラストまで踏ん張れる(ファインニードルの時の宮記念2着)。今年の宮記念でも捌ければという手ごたえだったように、1200で流れた中でなら前につけてもよほどのハイでなければ対応してくるし、後ろでもいい。ただし、ここ数走は後ろからになりがちで、やや二の足面での不安は出てきている。前半はあまり前に行けない可能性は高い。

 ただ、阪神1400なら後ろからで良いのかなと思う。ある程度流れるとは思うし、この馬の場合は後半型の競馬に持ち込めばしっかりと速いラップを踏めるし鋭く反応できる。後ろ過ぎると嫌だが中団馬群の内目で進められればペースが多少流れてもむしろいいぐらいだし、スローならば決め手の質を高めてこれるのでどちらでも噛み合いそうな感じはするんだけどね。もちろん外々を回すと量的に足りないので質の高さも分散して良さが出なくなりやすい。リスクはあっても中団内のポジションを確保して勝負してほしいかな。枠順次第で外枠だとちょっと印は回せないかもしれないが、内枠なら勝負をしてもいいメンバー構成だと思う。ラストランだし、まずは無事に走り終えてほしいができれば久々の勝利で大団円だと良いね。

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私は今年の2月からここを追いかけていますがG1が特に強いんです!
今年のフェブラリーSから朝日杯FSまでの実績をまとめてみたので見てみてください!
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▼今年のG1的中実績▼


先週の朝日杯は単勝223.9倍のグランレイが入線し波乱となりましたが20点でゲット!
特筆すべきは宝塚記念を4点で獲ってしまったことでしょう。
3連単4点で獲ってしまうのはもはや神技と言っても間違いではないですよね!?
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