2019/02/02
ジャパンカップ2019のレース回顧・結果
東京芝2400m重
2:25.9 60.3-61.3 H^1
12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.2 – 12.6
展開分析・総評
まあある程度前目内目でという馬が上位ではあったかなと。ペースはややハイで想定の範囲内。時計はだいたい想定(2:26.0)通りでバランスとの比較で見るとややハイならもう少し出るかな?という感じだったのでまあ若干だが想定よりは遅いという程度かな。なので時計的な意味での馬場把握は想定の真ん中付近で問題なかったと思う。
ペースはややハイでラップ的にもほとんどよどみなく進んでいるというのは特徴としてはある。中盤の最遅ラップが12.2なわけでそこから後半は緩やかに減速していく中でポテンシャルでどこまで踏ん張れたかという競馬になった。正直12秒第半ばを途中で踏まないというような淡々とした流れというのはあまり想定していなかった。それと淡々としていたので1~4角にかけてのコース取りというのも重要だったと思うし、個人的には前半のパワー型基礎スピードを最重要視すべきだったかなと感じた。ダンビュライトなんかは意外と前半で無理があった感じだし、マラソンレースに近いと考えると色々としっくり来るのかもしれない。カレンブーケドールも秋華賞はマラソンレースの中で中盤ペースダウンに巻き込まれてというのもあったからね。とはいえ、正直全体のレベルの劣化は懸念材料ではあるよね。マカヒキはもちろん力のいる馬場で強くなってきたけど、これがここまで頑張れてしまっているし…マカヒキの天皇賞秋ではるか前にキタサンとサトノクラウンがいたってことを考えると個人的には全体のレベルの低下というのは凄く気になるね。
それと、ジャパンカップの意義についてもそろそろ考えないといけないね。海外馬が来ないのは百歩譲って仕方がないとしても、アーモンドアイやディアドラも香港に行ってしまうしリスグラシューも回避。空洞化だけが起こってるからね。もちろんノーザンファームがアーモンドらがいなくても取れるわ、牡馬に箔をつけて種牡馬になってもらうようにってぐらい楽な状況なのが全てなんだけど(実際スワーヴが勝ったし、非社台が1頭しかいないしね)。別にノーザンFが悪いわけじゃないんだけどね。他がもっと頑張らないと話にならんわ。この状況は変わらんし、ノーザンに全部使えってのもおかしな話だからね。今の2歳世代はゴドルフィンが頑張っているしそういった他との切磋琢磨がないと。
海外馬が来る来ないに関しては正直JRAのやる気がないと無理。言いたいことは山ほどあるんだけど、一つ言えるのは諦めるなら諦める、やるなら思いっきり新しい発想で考える。競馬祭りにするぐらいのつもりでイベントを完成させる。それぐらいしないと香港、BCの間では無理だし、ドバイにも勝てない。ギャンブル大国日本だからこそできる斬新な発想をもっと持たないといけない。日本が秘めているポテンシャルの割にいまいちなのは、結局トップに立つ人間がトップに求められる適性を持っていないってことに尽きると思うわ。まあ、この辺にして回顧していく。
1着05スワーヴリチャード(マーフィー)
やや出負けして後方から内に進路を切って上手く3列目の内でカレンの後ろを取る形。道中も3列目の内々で立ち回りコントロール。3~4角でもカレンの後ろで3列目の内、そのまま3列目をキープして直線。序盤で迷わず内を取っていたがL2でカレンに蓋をされたので更に最内を取ってここでダイワを交わして先頭に立つ。L1で食い下がるカレンを振り切っての3/4馬身差完勝。
最序盤で出負けしたところで間違えると危なかったと思うが、そこで切り替えて3列目の内まで持っていけたのが最大の勝因ではあると思う。それと、この馬は比較的ペースが上がってもやれる馬ではあった。宝塚記念は実質的には平均だったと思うし、そこで上位の2頭がいないなかで、タイトな流れでこの馬が一番だったか、というのは当然考えないといけないラインではあると。ただ混戦で3番人気なんだよなあ…。思った以上に人気が落ちないから嫌うってのも予想的には駄目なんよね。結果落ちたシュヴァルグランの方を取って、シュヴァルがハイペースへの不安があった馬(宝塚2度の敗戦)ということを考えるとこうやって実際にハイペースまで上がったときにスワーヴを上位に取っていればなあ、という気持ちはあるね。難しいけど、ダンビュライト含めてややハイでよどみなくここまで流れるとは思っていなかったのは間違えた要素かな。逆に言えば淡々と進めばカレン以外は割と納得の着順ではあるので、その点を踏まえても予想のミスの面はあるかな。スワーヴは全体でこうやって厳しい流れでも強い、ということを考えるとやっぱりこういう競馬のほうが今はいいんだろう。有馬だと前半がもう少しゆったりとなりそうなのでそこでの逆転は考えないといけないけど…
しかし、ハーツの仔は難しいよなあ…気がつくと前傾型の競馬で良さが出てという馬が意外と多い。しかもそのタイミングが意外と掴みづらいんだよなあ。宝塚のときにしっかりと掴みきれていれば。リスグラシューもそうなんだけど、これまで後半型の競馬で良さが出ていてそれが急遽流れて良さが出るタイミングがあるのでそれを見逃すとイメージを引きずってしまいかねない。まあ何にせよ、内枠で上手く3列目、淡々とした流れの中でマーフィーがパーフェクトな選択を取れたというのが一番かな。
2着01カレンブーケドール(津村)
好発を切って様子を見ながら、外からダイワを行かせて2列目の内で進めていく。道中も2列目のポケットでただひたすらロスなく我慢していい位置をキープ。3角手前で少しスペースを空けてじわっと手が動きつつ、4角で前のスペースを詰めながら2番手で直線。序盤で1馬身半ほど差があったがここではまだジリジリ。L2の地点で外から伸びてダイワの外から先頭列だが最内のスワーヴに抜け出される。L1はしぶとく食らいつくが3/4差にじりっと詰めるまで、それでも健闘の2着。
う~ん…正直秋華賞のパフォーマンスをあまり高くないと思っていて、このカレンを除けばある程度しっくり来る着順…。なのでこれをどう解釈するかが重要になると。秋華賞が足りないと思ったのは時計面で、馬場の割に時計が遅いのは間違いない。ただ3角前後で大きくペースが落ちていてそこから上位2頭は加速が求められていると。流れに乗って中弛みに巻き込まれても動ける馬、というのはギアの上げ下げが上手いタイプではあるし再度ギアを上げる余力があったので、そう考えるとまだ余力はあった、ということにはなると。それでも仮にここでクロノが出ていたとしても押さえまでだと思うし、あの内容で完敗だったカレンがここで通用するというのはちょっと考えにくかったんだけどなあ。2400のほうが良いというのはオークスの内容が抜けていたし、高速馬場で流れれば個人的には面白いと思っていた。これが道悪なので評価を下げた形なんだが…難しい。
ただ一つだけ言えるのはオークスも秋華賞もそうだが基礎スピードを求められていたのは間違いない。その中で前半にしっかりと基礎スピードを活かしながら後半のしぶとさを発揮して良さが出ていたというのは間違いない。オークスも3~4角で4F戦であれだけ強い競馬ができているわけで、あの競馬ができれば古馬牡馬相手でもという気持ちは当然持っていた。今回は道悪ということもあるが、それをすっ飛ばして見れば前提として1秒のハイで淡々と流れていたというのは確か。そこでこの流れに乗って53kgの軽量、更に3~4角で上手く内を立ち回ってということも踏まえると、またマカヒキやワグネリアンといったところとの比較で見ても、納得しないといけないレベルなのかな。重馬場のケースはあまり時計面を気にしないほうがいいのかな。比較が難しい(馬場が常に変動するので)し、そのレースの中での比較だけにとどめたほうが良いのかな。この馬にとっては1秒のハイはプラスに働いたかな。…というか相対的に見てこの馬場でのハイペースに強い馬が実はそんなにいなかったという感じもするし、難しいわ。
3着02ワグネリアン(川田)
好発を切っていたが様子を見ながら2列目の中目を確保したいところで最終的にはウインテンダネスの後ろとあまり良くない位置を確保してしまう。道中も3列目の中目で我慢しながらの競馬。3角手前でウインが手応えなく下がり気味、行為馬群が一団でうちにも外にも出せずという感じで4角でもポジションダウンを喰らいながら中団で直線。序盤でそこからウインの外には出して捌いてくると、L2ではジリジリと伸び始めて2列目。L1で下がってきたダイワを捕えて前との差もジリっと詰めるが3着まで。
シンプルに序盤で川田下手やなって思った。この状況でワグネリアンに乗って一番避けなきゃいけないのは下げながら直線に入ること。それをやらないためにはどうすれば良いのか?という問題に対してウインの後ろという最悪の答えを出してきたわけで、何考えてんのかちょっとよくわからない。仮に自分がその立場だったとして、ああなったらじわっと下げてスペースを作ることを選択するけどね。序盤多少後ろになっても後半の仕掛けを間違えたくない馬。ワグネリアンも実は重い印候補ではあったんだけど、結果的に川田のクソ騎乗があるならそれで良かったかも。ワグネリアンがこのペースでも最後まで伸びてきたのは札幌記念で59.9-60.2というペースで先行してもしっかりと脚を使えていた点で評価していた、前半のパワー型基礎スピードを持っていたところだと思う。なので個人的にはあれだけ良いスタートを切ったなら外からダイワ、ダンビュライトが来るのはわかるわけで、早めに外への進路を意識しないといけなかった。すぐ外のウインがかなり前を主張したのは余計だったとは思うんだが、あの位置に閉じ込められて、しかもウインが前では勝負どころで難しくなるのは明らかだったが全く何もできなかったからね。鞍上のせいと言われても仕方がないと思う。
結果論だけど、いい位置を取れていたら多分いい勝負できたと思う。2列目を死守する形で進めていれば直線の段階で2馬身は違っていたからね。しかも下げながらだから直線で外に出して加速するというところまで持っていかないといけない。まあそこまで加速する必要はなかったけど、それでも後半直線だけで前も踏ん張っている中で4馬身差を詰め切るというのは流石に難しい。基礎スピードを持っている馬だし、この流れの中に乗って勝負してほしかった。川田にそのへんを期待したんだけどね、正直期待はずれだったと思う。これまではある程度仕方ない面が多い川田の2,3着だけどこの3着は本当にもったいなかった。ワグネリアンは地味なんだけどいい馬だし、先行策をを取ってどこまで上がってこれるか見てみたい馬やね。本来川田とは相性が良さそうな馬なんだけど、今回に関しては本当に失望している。一番やってはいけない競馬だったかな。簡単ではなかったと思うがそれでもリーディング2位だからね。その中でちゃんとワグネリアンの良さを引き出してもらわんと。良い騎手が乗ればもう一段階上のパフォーマンスを引き出せる馬だと思うけどね。まあ今回は相手にも恵まれたからスムーズさを欠いても楽に3着には来れたという感じではあるんだけど。
4着14マカヒキ(武豊)
出遅れて最後方から無理はせずに最内に切っていく。道中も前がぶっ飛ばす中で最後方で進めて1000通過は推定で64秒弱ぐらい。そのまま最後方で3角に入るとそこからも最短距離を通しながら徐々に差を詰めて勢いをつけてスペースを拾いながら直線でも内。序盤で外への誘導をしながらユーキャンの後ろからL2で大外。そこからL1までしぶとくバテずに差し込んで4着と久々に存在感を見せた。
ん~…武ポツンだったなと。もちろんいい意味でなんだけど、やっぱり豊クラスはポツンの意味合いがわかって乗っているんだなってのは安心して見ていられる。まあちょっと後ろ過ぎたけど、それだけ前に大きなスペースを確保することで3角以降でスピードに乗せながら最短距離を通しても前にスペースをキープできた状態、それを詰めて直線でスピードに乗った状態で進路を外に誘導していく形なので不必要に速度を落とすこともなかった。まあ中弛みがあれば動く準備もしていたとは思っているけどね。最後までバテずに伸びてきたのは後半5F戦ぐらいに特化させて、速いラップを踏むところで最短距離を通してという理想的なポツンで4着を確保したと思う。逆に言えば当然だが豊としてはまともに乗ってもどうしようもないレベルだったと思っていたと思うし、結果前掛かりの展開で後方何頭かがぽつんといたぐらいでスペースが多大にあった、前もしんどくなったというところが噛み合っての4着だと思う。加えて力のいる馬場のほうが今のマカヒキはあっていて、ハイペースで消耗戦でもやれるという中で、しぶとくやれたかなという感じ。向こう正面で前が日和って中弛みを作ってくれれば大仕事まであったかもわからんね。そういう意味では完全に噛み合いきったわけではないとも言えるが、まあ現実的には展開待ちは変わらんし、難しい立ち位置。退き際が難しい馬やなあ…。
5着06ユーキャンスマイル(岩田康)
五部のスタートから割トラキにポジションを取れそうだったが結局は中団馬群を選び、最終的には狭くなったので更に控えて中団やや後ろ。道中も前が飛ばす中で中団馬群から少し離れた後方4番手と結構いい位置をキープ。3~4角でも中団で勧めていたが中目から外に誘導しながら直線で大外。序盤で中団の外から脚を使い、L2の地点では差を詰めながら前を追撃しつつ中目に切っていく。L1でもそれなりには伸びていたが脚を温存していたマカヒキには差されて5着。
ん~…まあ結果的にはあの位置で良かったのかちょっとわからない面はある。ただL2ではそこそこ来ていてL1は甘くなっているというのはあるし、この流れの中で末脚勝負で前を捕えるほど長くポテンシャルを引き出せなかったのはある。それと3~4角でも少し外を回していたからね。結果的に見ても上位4頭はすべて3~4角で内目を通せている。その辺りを踏まえると、この馬としてはちょっと勝負に行き過ぎた感じはあるかな。前半の位置取りはあれでも良いかなと思ったが、結果的に3~4角で外から動かざるを得なくなったのはそこまでポテンシャルが高いレベルであるわけではないこの馬としては微妙なラインだったかもしれん。ここ2走の内容を見ると超高速中距離である程度流れているぐらいでちょうど噛み合っているし、意外と2000ぐらいのほうがフィットしているんじゃないかな。末脚の絶対量というよりギアチェンジの過程がいい馬でもあるし、もちろん天皇賞秋ではロングスプリントで良さも見せてきたけど、突き詰めると11秒台前半のラップはほしいと思うんだけどね。そういう点ではこういう大味な競馬を狙っていくんじゃなくて、前半である程度の位置に入れるようにコントロールできるように、というスタイルに持っていければと思うんだけどね。今回はゲートも悪くなかったし二の足も悪くなかった。後ろからだと末脚の絶対量に限界を感じるので、流れた中でやれたことを踏まえるともうちょっと前半を攻めてほしい。いい馬だとは思うけど、個人的には長距離馬のイメージを捨ててほしいかな。2400ぐらいの距離ならもうちょっと前をとってほしい。取れるようになってほしい。
7着13エタリオウ(横山典)
ヤヤ出負けしていたがそれでも積極的に促して先行策、好位まで持っていく。1~2角もそこそこ速い中で好位の外を回しながら、壁を作れず少し手綱を引く形ではある。3~4角では楽な感じで2列目外からじわっと仕掛けて直線。序盤で追い出されて一瞬はカレンに並びかけるか?というところからL2で甘くなってL1で圏外に、という7着。
まあノリとしてはこの枠でやれることってそんなにないから、ペースが落ち着くことを願いつつも出していっていいポジションをというのはあったと思う。結果ハイペースで淡々とという流れで1~4角全てで外というのは上位の面々との比較で見るとかなり難しい競馬になったんじゃないかな。それでも一瞬はお?っと思える反応はしたので、その点は一定の評価はしたい。やっぱり基本的にはスローのほうが良いのは間違いないし、前半ハイの流れで外枠から出していって1~2角でロスがあったからね。まあこういう先行策を取れたというのは一つの収穫ではあったと思う。ベストはロングスプリントの形で高速馬場で11秒前後を連続する形に持ち込めればと思うんだが、ワグネリアンとの比較だと適性面の幅で差があるのかな。この競馬を次につなげたいね。馬場が悪化したのはこの馬にとってはマイナスだったと思うが、その割には頑張ったと思う。
11着08レイデオロ(ビュイック)
五分には出てそこから促しつつも中団。道中も中団馬群の中目で我慢、集団の中では進めていくがおっつけながらであまり感じとしては良くない。3~4角では中団の内を狙って上手く収まり、4角ではスワーヴの後ろをとって必死に追走して狭いところを通しながら直線。序盤でそこからスワーヴの直後を狙うが伸びはない。L2で既に甘くなって最後は失速、無理をしなかった。
パトロールを見てもそこまで狭いという感じではなかったし、出口でも特にラチと接触とかそういうのも見られなかった。まあ3角以降徹頭徹尾最内だったので、馬場がどうかだが、とはいえスワーヴも最後は最内だったからね。そう考えるとあまり関係ないか。そもそも中盤の段階でかなり追走に苦労していたからね…。本来ならばこれぐらいの流れなら有馬記念でも対応はしてきた馬だし、宝塚記念でも甘かったがそれでもここまで悪くないし、勝ったのがスワーヴなわけでそこから考えれば少なくとも掲示板は狙える競馬ではあったと思う。なので、やっぱり良くないね。オールカマーの段階で内容が良くなかったし、そこから天栄の方で調整してきたと思うんだけど、この敗戦は馬場を考慮に入れても良くない。この競馬ではなかなか有馬に出たとしても…という感じかな。
14着10ダンビュライト(松若)
まずまずのスタートを切って二の足よく楽に番手まで持っていく。道中もダイワキャグニーが作るややハイの流れに乗って進めていく。3~4角でも番手外で進めていくが4角で手応えが微妙になって直線。序盤で抵抗できずに下がってしまうとあとは失速した。
う~ん…まあ結論から言うと多分これはオーバーペースだったんだと思う。正直重馬場で各騎手も時計がかかってくることはわかっていたと思うんだが、その中でここまで上がり切ることをあんまり想定していなかったというのが今回の予想のミスではあるかな。京都大賞典も平均だけど中盤でラップが落ちて少し息は入っている。それがここでは淡々と流れてしまったという違いはある。まあそれだけではないかなとも思うが…流石にあそこまで失速するとなると状態面の可能性も出てくるし、ここまでの重馬場の適性面もあったか…。良い条件だと思ったんだけど、ここまで淀みなくというのはちょっと予想外ではあった。前半のペースの可能性が高いかなと思っているけどね。
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