競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

菊花賞 2019 予想:本命13ヴェロックス

time 2019/10/20

菊花賞2019の予想

京都11R 芝外3000m
馬場想定:稍~重、ややタフな馬場想定

展開予想

 馬場は土曜を見る限り10Rまでは標準よりは明確に重いがそれでもややタフ程度で速いラップそのものは出せていた。ただそこから雨が一時的にかなり降ったので少し悪化、明日は回復するとみているがそれで相殺する程度でややタフな馬場と想定しておきたいかな。それと、9~10Rを見ても内から3~4頭分ぐらいは外に出した馬が伸びていて、逃げた馬もその辺を取っているので恐らくその辺りを狙える馬が良いんじゃないかな。

 展開予想だが、基本的には展開予想動画を見てもらえたらと思います。ただその時に想定していた馬場よりは一段階重いので3分5秒台前後という想定より1秒ぐらいは遅らせたい。そのうえで、雨の影響で各馬がそこまでペースを引き上げる意識は持たず、様子を見ながらシフルマンやナイママが先行策。ゲート次第で思い切った競馬といっているレッドジェニアルも今回は先行する意識を持つんじゃないかなと。これらを見ながらヴェロックスは好位、サトノルークスはある程度これをマーク。内からはニシノデイジーやワールドプレミアといったところがどう乗るかだが、ニシノは折り合い面の不安があるので逃げ馬が読みにくくあてにもしづらい今回、序盤はあまり出していくというのが難しい。そう考えるとワールドもある程度ニシノを意識してとなるので中団~後方。前にユニコーンライオンとかが入ってくる可能性は高い。何にせよ馬場は普通に時計が掛かっている状況なのは確かで、速いラップも多少は出るがこれだとペースを引き上げる意識は持ちにくいので、3~4角でいかに良い位置で動けるかどうか、ある程度長くいい脚を使えつつ、しっかりと最低限の加速ができるかどうか。この辺りを重点に考えたい。ペースは61-65-60ぐらいだと思う。

予想

◎13ヴェロックス
○12レッドジェニアル
▲15ホウオウサーベル
×01ニシノデイジー
×07ヒシゲッコウ
×14サトノルークス
×16ナイママ
×17タガノディアマンテ
3連複:◎○▲
3連複:◎○軸▲×流し
3連複:◎▲軸○×流し
3連単F:◎○▲→◎○▲→◎○▲×

◎ヴェロックス

 今回は少し変則的にヒモを増やしたけど、気持ちとしては本線は本命単穴対抗1点を強く…という感じ。その中で連軸としてのイメージだけでなくしっかりと勝ち切ってくれる素材を持っているヴェロックスを本命にした。

 まずはこの馬が単純な素材としての魅力で測れば世代で一番だと思っているというのがある。不器用で総合力が他のサートゥルやダノンに比べて足りないので見劣ることが多いが、何といってもダービーの3着はサートゥルの4着同様かなり難しい形での3着といえるし高く評価しないといけないと。ずっと言っている通りこのダービーは単騎のリオンリオンが57.8-60.5と超ハイ、離れた番手のロジャーで大体59秒前半で平均。それを3~4角で離れた3列目にいたダノン以降が明確に差を詰めていると。レースラップが12.3 – 12.4 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 12.0という中で差を詰めてという形なので3番手以降は3~4角でかなり脚を使っている。ここで外をまわして進めていることを考えるとかなりロスがあったがL1まで伸びてきたのはこの馬。サートゥルにはL3で抜かれてしまうがこの馬の良いところはポテンシャルが非凡で長く脚を使ってこれる。ばてないのが最大の強みなのは間違いないところ。

 それと、流石にサートゥルクラス相手でサートゥル得意のギアチェンジ戦では話にならないが、それでも神戸新聞杯でも63.4-56.6と極端なドスローから12.5 – 11.8 – 10.8 – 10.2 – 11.3と明確なトップスピードの質を求められた中でそれなりには伸びてきていた。サートゥルがこの展開で化けたというのもあるし、こちらとしてもそれなりに質的なものは見せているわけで、ここに入ってトップスピードの質で明確に見劣る馬というのもいない。ある程度はそれに動けているからね。力の要る馬場でも若葉Sでワールドプレミアを完封する競馬。後半のポテンシャル、トップスピード面も持っているし、皐月賞のように流れてもやれるしゲートもある程度安定していてこの枠なら好位外からという競馬もそんなに急かさなくてもやれると思う。距離不安といってもダービーであれだけロスがあってやれている馬に距離不安なんて失礼だなと思う。2倍台前後かなと思っていたが思ったよりは…だし、個人的にはここはよほど他で美味しい馬がいない限りはヴェロックス本命はある程度決めていたこと。初志貫徹、この世代は4強が強い。後はきっちり勝ち切れるかどうかで、今の川田に求められることでもある。

○レッドジェニアル

 陣営が積極策を示唆しているのが個人的には大きいかな。今回は恐らく全体のペースが探りながらになると思うので、前半で質的に基礎スピードを求められる可能性は低くなった。これなら無理をしなくてもある程度前を取れる可能性は出てきたかなと。

 京都新聞杯は強かったはずで、60.0-59.5と平均からの12.4 – 12.4 – 11.8 – 11.7 – 11.5 – 12.1と4F戦の中で中団から少し仕掛けを待たされつつだがL2でかなり切れた印象だった。この馬は恐らく2段階加速が得意な馬でその点ではある程度長距離適性が高いとは思う。破った相手も完全に出し切る競馬ではなかったとはいえロジャーだったわけだし3着以下は離しているからね。この競馬ができればかなり強いが、意外と絶妙なラインでポテンシャルで勝負するというよりは分けつつ要所でもう一段の脚を引き出せるかどうか。

 だから今回ペースが読みにくい中で無理なく前目を取ってという競馬でヴェロックスの仕掛けを前目内目で待てる立場で進めて馬場のいい中目を取れればかなり面白いんじゃないかなと。ダービーは後ろ過ぎたし淡々と流れ過ぎた。神戸新聞杯は前を取って折り合いを意識と菊花賞を完全に意識した乗り方でペースを作れず切れ負けだから度外視している。この条件で新しい自分のスタイルを見つけてきても面白いかな。人気も落としているし、アザレア賞のようにL3最速で外から勝ちに行くんじゃなくて上手く前目で仕掛けを待ちたい。

▲ホウオウサーベル

 上がり馬で積極的に狙いたいのはこの馬かな。阿賀野川特別の内容が良く、新潟2200で58.5-60.9と前がかなり飛ばしているという流れ。そこで好位につけて12.4 – 12.6 – 12.6 – 11.5 – 11.8のラップ推移、外から動いていたとはいえ直線での加速でグーンと伸びて突き抜けた。流れた中でしっかりと脚を使えているし、外から脚を使いながら直線でもう一段という競馬だからね。結構タフな流れで時計的にも優秀だし面白い材料。

 2走前の東京2400m戦は62.7-57.9とドスローだがそれでも後半1000で57.9と58秒は切ってくる中で番手から12.0 – 12.0 – 11.7 – 10.7 – 11.5と最速10.7の中でしっかりと先頭に立ってきた。割と瞬間的な切れ味を持っているし、距離を延ばすことで二の足の遅さをフォローできるようになってきた。馬場適性が未知数なのが厄介だが、今のこの馬ならポジションをある程度狙えると思うし、今週の馬場の菊花賞だと3~4角から一気に動くというようなパターンにはなりづらいだろう。前目でしっかりと分散しながら人脚を使えているというのは強み。後はヴェロックス相手にどこまでやれるかやね。

×ニシノデイジー

 悩んだけどワールドプレミアよりは前を取れそうかなというのと、ホープフルSでは置かれたけどそれでもL2の加速が求められて最低限には動けていた。ルメールに替わることで好位~中団内はあると思うし折り合わせながら3角までに上手く外への進路を取れれば置かれてもL1でというイメージかな。ダービーは57.8-60.5と超ハイの単騎リオンを3列目以降が追いかける形で最短距離を通せたのが大きい。ただセントライト記念では逆に59.8-59.8で淡々とした流れで後方外から動くしかない中でタガノの後ろとはいえかなり大外をぶん回してL1で伸びてきた。素材的にはやはり第2グループには入ってくるなと。4強のヴェロックス1頭だけなら多少踏み遅れても3着ぐらいはあり得そうか。

×ヒシゲッコウ

 この馬も二の足が遅いのでこの枠の並びで中途半端なポジションになりそうだなとは思う。ただ、ポテンシャルが高い馬ではあり、前走の阿寒湖特別が札幌2600で60.8-60.7と平均から12.3 – 12.0 – 11.6 – 12.2 – 12.6とL3最速の流れで中団外からしぶとく動いて最後まで伸び切っての完勝。この感じからも外からある程度早めに動いていければという感じはあるが、枠の並び的には微妙なところ。今回の条件だと外枠の方が怖かったかな。そこそこ人気するし押さえまで。

×サトノルークス

 セントライト記念は内で立ち回ったのは展開や馬場を考えると結構恵まれたがそれでもザダルをしっかりと捕えてきたことを考えるとそれ以上の評価が必要だろうと。重馬場でも標準馬場とはいえハロン12を連続するような競馬でしっかりと脚を引き出せているのは良いし、ペースも59.8-59.8とそこそこ速かったからね。すみれSでは楽な競馬だったが12.4 – 12.5 – 11.9 – 11.5 – 10.9 – 12.1とL2最速の形で楽にアドマイヤジャスタを破っているし最低限のレベルではあると思う。緩めての一足でもある程度は戦えるかなと。

×ナイママ

 悩んだんだけど、京都新聞杯は悪くないんだよね。L2で少し動けずにジリジリという感じではあったがそれでもL1まで踏ん張っていて3着との差という点で見ると僅差だからね。結構粘りこめていたし、レッドジェニアルより前である程度早めに先頭に並びかける意識で粘りこめればちょっと怖いかな。あまり前半に質的に基礎スピードを求められないほうがという印象なので前走のセントライト記念は59.8-59.8とちょっと質的に速い中で番手はしんどかったかなと。この馬場で楽に先行できれば。

×タガノディアマンテ

 前走のセントライト記念では後方から特に何のアイデアもなく大外をぶん回して上がっていった。59.8-59.8とタイトな平均ペースで終始緩みがなく12秒前後を連続する流れで3~4角で6~7頭分ぐらい外を回し続けていたがL3-2ではポジションを上げていていい脚。3~4角での仕掛け次第ではあるが、恐らく3角手前で少し息が入ると思うしそこで上手く取りつきながら好位の外まで押し上げて直線でもう一段の展開なら。ただ田辺が関西圏では信用しづらいので重くは狙いたくない。捲りが嵌れば怖い一頭ではある。

その他

 メイショウテンゲンはもうちょっと時計が掛かれば考えるが土曜の感じから想定すると恐らくそこまで上がり切らないかな。外目から前に行く馬が多くなると思うのでそこでレースが落ち着いてしまうとバテ差ししかできないこの馬としては難しいかな。前走のセントライト記念ではハロン12を続ける形で基礎スピード的に足りなかったし距離延長自体は良いと思うが。誰かが強引に捲って消耗戦になるとかそういう読みならこの人気薄、狙ってもとも思うんだけどね。

 ザダルは内枠で良馬場なら良いと思うんだが、今の馬場で恐らくそんなに縦長にならないとなると内で包まれて馬場の良いところを最後の3~4角までに通せないリスクがある。完璧に立ち回ったセントライト記念でその一つ外のサトノルークスに伸び負けしての3着と考えると、この条件では狙いづらくなったかな。

 ワールドプレミアはちょっと悩んだけど、いずれにせよエンジンが掛かってからがいいタイプだとは思うので、内枠だとなかなか包まれて外まで持って行くのに苦労するかなというのと、外まで持って行けたとしても恐らく後方からになってしまうので。この人気なら切って妙味かな。

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