2019/02/02
凱旋門賞2019の予想
パリロンシャン芝2400m
馬場想定:重~不、かなりタフな馬場想定
展開予想
展開予想に関しては後程youtubeに動画でアップロードしますので、そちらを見ていただけたらと思います。
そのうえで、やはりガイヤースが外からじわっと行くのかなという感じ。キセキはハナを切ったフォワ賞の内容がいまいちだとスミヨンが判断した場合、道悪の菊花賞の再現に近づける可能性もある。逃げるのはガイヤースになる可能性が高いのかな。キセキが2列目ポケットの可能性も。マジカルがジャパンの前で先導しつつ、直後に入れたいところだがそれをエネイブルとデットーリがどう考えて運ぶか。豊のソフトライトはゲートが非常に拙いので、陣営としてはラビットの意図はないと思う。想定としては重馬場である程度ペースが上がる、おそらくバランス的には前半の方が速くなる可能性が高く、パワー型の基礎スピードを求められる可能性が高いかなと。
予想
◎10ジャパン
○08エネイブル
▲11ソフトライト
△09マジカル
△12ソットサス
3連複:◎軸○▲△×BOX
3連複:◎○軸▲△×流し
3連単F:◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×
◎ジャパン
多分エネイブルが出るレースで初めてエネイブルで無い馬を本命にするかもしれない。最初の方は忘れたけど台頭してからはずっとエネイブルを本命にしていたからね。ただ、今回ジャパンを狙おうと思う。理由としては、今回は恐らく重~不良でかなりタフな馬場状態。そうなった時に最後までしぶとく踏ん張れることと、バランス的にある程度流れてもうやれるという能力が求められると。ジャパンの場合パリ大賞典が結構流れた状態でしぶとかった。個別の展望で具体的に書いているのでそちらを見てもらえればと思うが、ひとまず概算で62.19-60.00、日本式で61.2-60.0ぐらいの感じでそこそこの流れ、そこから23.54(FA11.77)-12.05-12.16-12.25というラップ推移でフォルス辺りが最速という早仕掛けでも先行策から最後までしぶとく伸びてきた。
英インターナショナルSはラップがないので何ともだが、後半型の競馬になったと思うしその流れでクリスタルオーシャンを破ってきたのはインパクトとしては十分。ある程度流れてもやれるし、アスコットで渋った馬場でも3走前で圧勝してきた。英ダービーもL1でようやく伸びてくるような感じでエンジンのかかりがそこまでよくないが最後までしぶとくという馬。
道悪で消耗する中でもしぶとく戦えそうというのと、やはりこれだけ雨の影響があると3歳馬の斤量というのが響いてきそう。この辺を踏まえると今年はジャパンから勝負したいと感じた。
○エネイブル
強いのは間違いないし何よりもどんな競馬でも強いというのがエネイブルのえぐいところ。例えばキングジョージではアスコットの強烈な下り登りの舞台で61.6-63.7、日本式で60.6-63.7というような強烈なハイペースから12.8-12.9-12.0-12.6-13.4とL3最速で中団外から動いてクリスタルオーシャンを捕えてきた。またBCターフではマジカルとのマッチレースの展開、61.67-65.27と極端なハイペースから25.11-26.33-27.00-25.10と消耗しての直線再加速で2頭だけが明確に加速していたという中でしっかりとマジカルを目標に捕え切った。稍重で力の要る馬場でもやれているのは強み。
一方で昨年の凱旋門賞では63.80-59.92、日本式でも62.8-59.9ぐらいで23.13(FA11.57)-12.39-11.88-12.52と後半の2段階加速、ポテンシャル戦よりという形でも好位からL2で加速する中ですっと反応して抜け出してくる。ギアチェンジも持っているし後半型でも前半型でも。ただ一点言えば、やはり今年は活きの良い3歳馬が多く、特にクリスタルオーシャンを破ってきたジャパンは手ごわいと思う。3連覇も見たいけど、今年は1倍台になるほど抜けているというほどではないかなと考えて対抗に。まあ大きく崩れることはないタイプなので、連軸としては良いと思うけど今年はジャパンで勝負したい。
▲ソフトライト
武豊応援馬券…ではない。まあ応援したい気持ちももちろん強くあるんだけど、まず2点買える材料がある。一つはこの馬はなかなか出し切れないタイプなので道悪で渋って他が減速する形は良いんじゃないか、という点。もう一つはそういうタイプなので馬のケツを追いかけるクリスチャンより動く豊のほうがいいだろうという点。パリ大賞典でも日本式で61.2-60.0とそこそこ流れていて外からジリジリジリジリしか伸びてこないんだけど、L1もジリジリと差を詰めてきていた。個人的にはジャパンを評価しているというのもあるんだけど、パリ大賞典はそこまで時計が掛からなくて質的に前半から苦労していた印象があった。
前走のドーヴィル大賞にせよ、オカール賞にせよ伸びてくるのは本当にL1で落ちてきたタイミング。これまでしっかりと出し切るイメージで乗られてこなかったので全体で流れた中で、力の要る馬場で前が消耗してのバテ差しというのは十分あり得るんじゃないかなと。3歳馬で斤量が軽いというのもいい。
△マジカル
良馬場なら微妙なラインだったけど、道悪となったことで少し評価を上げた一頭。この馬は2400より中距離型の馬だと思っているが、BCターフで見せたように超ハイの流れの中でしっかりと食らいついてエネイブルとマッチレースに持ち込めているように、タイトな流れで前半のパワー型基礎スピードを要求されれば手ごわいと思う。後半勝負でとなるとヨークシャーオークスみたいな感じで決め手の差で圧倒されちゃうし、対エネイブルで見ても恐らく全体でバランス的に流れたほうがいいだろうと。道悪で各馬が牽制しあってドスローというのは嫌だけどジャパンもある程度流れたほうがいいと思うし、陣営もスローには落としたくないんじゃないかなと。タイトな流れなら怖い。
△ソットサス
こちらもイメージ的にはマジカルに近いが後ろからの馬になるので捌けるかどうかやね。フランスダービーはラップが正しければ1100通過で1:02.2、かなりハイペースになるはずで、後半は12.3-11.7-12.1という感じでそんなに速いラップを要求されていない。流れた中での一足勝負という感じで中団から鋭く反応できていて、こういうタイプは割とマラソン的な競馬ができるイメージ。まあかなり軽い馬場だったと思うので力の要る馬場でどうかだが、3走前のシュレンヌ賞が道悪で圧勝できている。ニエル賞は正直そこまで評価していないし後半型の競馬よりも全体でタフな方がいいタイプだと思う。
日本馬…
まあ今回は消した。一つはやはり道悪になると思うし、特に前哨戦のニエル賞・フォワ賞の段階である程度現実的に時計が掛かっていた印象なので、あの状況で雨が降って開催されれば欧州なら極悪馬場になるだろう。そんな状況で走れるイメージが正直わかなかった。
キセキは菊花賞でド不良馬場でやれているんだが、結局アルアインやクリンチャーレベルなわけでね…。エピファネイアぐらい圧倒できていれば面白かったけど、個人的には道悪で人気になるぐらいなら本場の欧州組を狙いたい。もちろん馬券は別にめちゃくちゃ応援はしている。