函館記念 2019 予想：本命04マイスタイル

time 2019/07/13

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函館記念2019の予想

函館11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定

展開予想

　展開予想動画の前の段階では雨が結構降る予報だったが、実際はさほどでもなかった。土曜雨が少し残った状態で1000万下でハイペースで1:09.3。まあ少なくとも標準よりは重いと思う。稍タフな馬場～回復したとしても標準まで行けばいいほうで、1分59秒前後、ペース次第で58秒台もあるかもという感じの馬場で考えておきたい。一応ベースは59秒前後で59.5通過で平均ぐらいかなと。

　そのうえで展開予想だがこれは基本的には展開予想動画の通りという感じで特に変えないで行こうと。マイスタイルが逃げて負けた中日新聞杯を引っ張って控えなければいいけど、まともならマイスタイルが楽にハナを主張できるメンバー構成。他に行くとしてもドレッドノータスぐらいだと思うがドレッドもマイネルも逃げてレースを作りたがる騎手ではないからね。マイスタイル的にはペースを少しコントロールしつつそれでも59秒台には入ってくるとみる。スローまで行くかはわからないが平均～稍スロー寄りかな。一応ややハイぐらいまでは考えておくが、ベースはその辺。極端な流れにはなりにくいとみる。

予想

◎04マイスタイル
○15ゴールドギア
▲07カルヴァリオ
△01レッドローゼス
△10ステイフーリッシュ
×02アメリカズカップ12スズカデヴィアス
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎▲軸○△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎マイスタイル

　まあ、この馬にした。ちょっとオカルト的なところで悩んでいて、自分は非常に昆厩舎の馬との相性が悪い。ただ、ここと札幌記念狙いなのは間違いないと思うし追い切りからは明確に勝負懸けの気配を感じた。

　前走の巴賞は47.2-48.3とハイペースの流れで沈んだが単純に前が下がってきてブレーキを踏まされたのが痛かった。本来ハイペースは問題なく、６走前の福島記念でも57.6-60.7と超ハイの流れを作るマルターズアポジーを番手で追いかけて自身でもハイペースで進めてスティッフェリオとの比較でかなり頑張って2着まで粘っている。また対スティッフェリオという点で見れば函館2000の五稜郭Ｓが強く、61.0-60.5と平均で支配して12.2 – 12.2 – 12.4 – 11.8 – 11.9と２Ｆ戦で逃げて千切っているからね。この時が力の要る馬場だったので、時計がかかる馬場は本来かなり得意としているはずの馬。

　中日新聞杯の負け方が物足りなかったし、あれで逃げるのを嫌っている感じはあるのでそこがどうかだが…。それでもこのメンバー構成なら力の要る馬場適性、適性ペースの幅が広く要所で動けてある程度仕掛けが早くても対応できる。総合的に見てもハンデや追い切りといったところを見ても抜けた１番人気でないなら普通に狙いたいなと。

○ゴールドギア

　レッドローゼスと少し悩んだんだけど、マイスタイルから行く以上レッドはよほど自信がなければ連下までにしたいというのはあったかな。レッドはやっぱり内枠だとちょっと３角以降の運がいると思うので人気で強くは…。

　この馬は後半のポテンシャル～ロングスプリント型の馬でおそらくトップスピード戦まで行くと難しいタイプだと思っている。前走湾岸Ｓがその印象をつけたレースで、62.0-58.2と超超スローから12.0 – 11.8 – 11.4 – 11.3 – 11.7と割と３Ｆで速いラップ。特に４角地点で11.4とレースラップ的に見てもそこそこ速い中で外々から一気に押し上げてきたが、おそらくここでトップスピードのギアに入れてしまった感じかな。だから直線で甘さが出た印象。中間的なラップ～ポテンシャル面で長く脚を使える馬で、コーナーでそこまで速いラップを要求されないほうがいい、全体で分散する形のほうが良さそうな感じは受けたと。

　ペースが上がりすぎるとどうかな？と思っていたが、力の要る馬場状態でマイスタイルとしてもやはりある程度ペースをコントロールする意識が働く可能性が高い。平均ペースで中団～後方でという形なら足を残せそうだし、向こう正面で誰かが動いてくれたところをしっかりと後ろから乗っていければ圏内差し込み、52kgの軽ハンデも含めて一発を期待できそう。３～４角で外から動いていけるコーナリングの器用さを見せているのも小回り函館ではいい材料。

▲カルヴァリオ

　大穴を狙う。ゴールドギアが想定より人気しているのが気に入らないが、カルヴァリオは思ったよりも人気していないなという感じ。

　この馬は前走の巴賞の負け方がシンプルで、下がってきた馬の不利を受けて下がってきたマイスタイルの後ろで不利を受けてしまった形。なので後半は仕方がない。それよりも面白いなと思ったのが47.2-48.3とややハイの流れだったのだが簡単に流れに乗って先行できた点。あそこまで楽だと思わなかっただろうし、距離延長で折り合いを気にして壁に入れたのが失敗だったかなと思う。もともと2000で強い馬で、過去に函館2000で1000万下を勝っているのだが、その相手がミッキーロケット。松前特別で58.8-60.9とかなりのハイを少し離れた好位で進めつつ12.4 – 12.5 – 12.2 – 12.2 – 11.9 – 12.1のラップ推移で好位外から３～４角でじわっと捕えに行って抜け出し、ミッキーロケットの追撃をＬ１まで寄せ付けていない。コントロールもできていたし本来これぐらいの距離のほうが合ってそうで力の要る馬場もいい。マイスタイルの外ぐらいで流れに乗って入れればかなり面白いと思うんだけどね…。大穴で。

△レッドローゼス

　まあ前走の福島民報杯組が七夕賞でも上位勢でレベル的にはまずまず。その中で57.4-61.2と超超ハイ、集団の一番後ろだが序盤からそれなりには流れに乗って12.3 – 12.3 – 12.5 – 12.0 – 12.1というラップ推移で外から動いたクレッシェンドラヴの後ろからしっかりと直線しぶとく伸びて捕え切った。厳しい流れに最低限乗ってやれたという点で評価したい材料かな。本当に良い脚がそんなに長いタイプではないが、ポテンシャル面・前半の基礎スピード面である程度分散する形になっても引きだせているのが強みなのと、もともとコーナーで器用に動いていける馬。そのあたりを総合的に考えて連下は必要だと思うが、やはりもう少し外目の枠で自分で動きやすい状況のほうが良かったかな…。この枠だとペースが平均ぐらいで落ち着いてしまうと前半のポジションは結構重要になると思うので妥協せず３列目は確保してほしい。

△ステイフーリッシュ

　この馬ももうちょっとやれていいとは思うんだけどね…。ただ力の要る馬場だった大阪杯があまり良くなかった。まあこの大阪杯も外を回した馬が全滅しているからそこまで気にしないが、それでも61.3-59.7とかなりのスローからの12.4 – 11.8 – 11.4 – 11.6 – 12.5でポテンシャル戦で甘かったのも確かだからね。ある程度全体で流れたほうがいいとは思う。そのうえで金杯が59.9-59.3と平均で流れていて、まあよどみがあった中で押し上げられたのは良かったにせよ12.2 – 11.6 – 11.7 – 11.4 – 12.4とここでは４Ｆ戦の中で前目からしぶとくタニノフランケルは撃破しての２着。力の要る馬場でももうちょっとやれていいし、平均で流れれば位置取りはそこまで前に拘らなくてもいいかなと。連下で。

×アメリカズカップ

　この辺りはちょっと悩んだんだけど…ナイトオブナイツやエアスピネル辺りで悩んだが、まあマイスタイル軸だし保険的に買うにしてもこの辺が来たら仕方ないかなという感じでアメリカズカップ。土曜の雨次第ではもうちょっと上を狙ってもいたが、そこまで悪化していないので…。ただ、前走の巴賞でも一瞬見せ場はあった。47.2-48.3とハイペースで外から動いていったが甘くなるのが速かった。ただそれもあるが前半部分でちょっと忙しかったかなと思う。今回はある程度マイスタイルが流れる形を作るとは思うが、３～４角で内内を立ち回れそうなのは馬場が悪くてもいいこの馬としてはいい材料だし、Ｂコース替わりでもあるしね。内を立ち回って消耗戦で一足ってのは考えたい。

×スズカデヴィアス

　ここも迷った。追い切りがあまりよく見えなかったのもある。ただ、例年の巴賞に比べると本番にはある程度繋がりそうで47.2-48.3とハイペースからの11.9 – 11.9 – 12.2 – 12.0 – 12.2と消耗戦の中で外からしっかりとナイトオブナイツを目標にして差し切った。斤量的に楽になるというのもあるが、やはりタイトな流れでバテ差せてきたのは侮れない要素ではある。今回のメンバー構成なら適性面での不安は少ないと思うので、押さえてはおきたい。