競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

皐月賞 2019 出走予定馬:アドマイヤマーズ&M.デムーロ騎手想定

time 2019/04/08

皐月賞 2019 出走予定馬:アドマイヤマーズ&M.デムーロ騎手想定

第79回 皐月賞(GI)出走予定馬展望

日程:2019年4月14日(日)
コース:中山芝内2000m

予想用・出走予定馬一覧

アドマイヤマーズ(M.デムーロ騎手想定)

 昨年の朝日杯フューチュリティステークスでは先行策から横綱競馬で抜け出し完勝したアドマイヤマーズが皐月賞に出走予定だ。のちの桜花賞馬グランアレグリアを問題としない競馬で完勝。共同通信杯ではダノンキングリーに強襲を受けて完敗しただけに、ここは復権を期す舞台。初の中山、そして初の2000mとなるがGI馬の誇りをぶつけたい。

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 トップスピードの質もそこそこ高いレベルで見せてはいるが、一番はTS持続の高さだと思う。前走でダノンキングリーに瞬間的な切れ味で見劣ってしまっているので、そういう競馬にならなければというところ。あとはダイワメジャーの仔、現実的にはワンターンの1800までがベストという馬が多いだけに、1周コースの2000mは当然課題となる。

朝日杯FS(GI)1着

阪神芝外1600m良 15頭4枠6番
1:33.9 47.7-46.2 S^1
12.7 – 10.9 – 11.7 – 12.4 – 11.8 – 11.3 – 11.2 – 11.9

 まずは朝日杯FS勝ちから振り返りたい。この時の阪神は標準ぐらいの馬場ではあったと思うが、その中でペースは1.5とスローペース。そこからの4F勝負気味である程度分散、L2最速だがL3でも11.3とかなり最速に近いので本仕掛けはそこそこ早かった。その中でL1の踏ん張りを見せた。

 6番枠からまずまずのスタート、余裕をもって少し抑えるような感じで2列目の外を確保する。最終的には前2頭が少し離すので3番手でグランを目標にしつつ3角へ。3~4角でも楽な感じで進めてグランの外に並びかけて直線。序盤で一気に先頭に立って進めるがまだ地味で、直後のクリノガウディーが迫る。しかしこれをL1で振り切って差を広げての2馬身差完勝だった。

 L2の地点で先頭に立っていたが、4Fに分散したことでそこまでトップスピードの質を問われなかったのもある。それでもこの時点では直後を通していたクリノガウディーの方が手応え良く伸びてきていたからね。これをL1で封じ切っているようにトップスピードの持続力の高さを評価すべきだろう。L1で後ろとの差を広げているからね。この時のグランアレグリアのパフォーマンスは正直低かったとは思っているし、同日の準OP元町Sがインディチャンプの完勝とは言えスローでなかなか判別が難しい。それでも勝ったアドマイヤマーズは遜色ない競馬だったと思うので、意外とこの一戦は例年と比べてもまずまずハイレベルだったのかもしれない。その中でもTS持続を高く評価したいかな。

共同通信杯(GIII)2着

東京芝1800m良 7頭4枠4番
1:47.0(+0.2) 49.5-45.3 S^4
13.1 – 11.7 – 12.3 – 12.4 – 12.0 – 12.0 – 11.2 – 11.0 – 11.1

 前走の共同通信杯は超高速馬場ではあったと思うが、その中で3F勝負で2頭が違う次元だったというところ。ペースは4.2で超超スローとなり、そこからの3F勝負でL2最速11.0。ここでダノンにスパッと切れられてしまったがL1はある程度抵抗できていた。

 4番枠から好発を切って軽く促して楽にハナを切る。道中もドスローにレースをコントロールしながら3角まで楽に進めていく。3角でもまだ我慢、4角途中ぐらいで外から各馬が上がってきたので軽く促して直線。序盤でスッと1馬身ほどのリードをとるが、L2で一気にダノンキングリーに来られて半馬身差、L1でもくらいついてはいたがそれでも1馬身1/4差の2着。

 正直1馬身1/4差もなかった、とは思う。1馬身ぐらいかなと。まあ細かいところなのでそこはどうでもいいが、いずれにせよ明確に決定的な差を見せつけられたのがL2になる。坂の登りで最速ラップ11.0をというところで差されてしまっているからね。L2に入った段階では1馬身ちょっとの差があって、これを捕えられて半馬身差なのでこちらは11.1ぐらいになるし、あちらが10.8~10.9ぐらいになる。ここでの切れ味の差が明確に出てしまったと。まあここまで切れ負けしたことは初めてではあるが、もともとデイリー杯や朝日杯でも最速地点では少し危うさを見せたところはあるからね。ダノンも切れたのは間違いないが、アドマイヤマーズ自身が高いレベルではそこまでスパッと切れるタイプではないとみるべきかな。

デイリー杯2歳S(GII)1着

京都芝外1600m良 9頭3枠3番
1:35.4 49.5-45.9 S^4
12.6 – 11.8 – 12.4 – 12.7 – 12.0 – 11.6 – 10.8 – 11.5

 3走前のデイリー杯2歳Sで破ったメイショウショウブがNZTでも出し切れない形での2着になったように、後半のトップスピード戦としてはなかなかレベルが高かったと思っているが、そのなかでもL2ではやや物足りなかった。とはいえここでは最速ラップで10.8を刻んでいるので速度的には十分ともいえるが。

 3番枠からまずまずのスタート、そこから前半楽な感じでハナを取り切る。道中もそこからペースをドスローにコントロール。3~4角で外からじわっと並びかけてきたメイショウショウブに対して仕掛けを待ちながら直線で追い出す。ここでメイショウとバチバチの叩き合いでハードに追われるがまだ手応えでは微妙。それでも徐々に優勢となるとL1ではしっかりと前に出て3/4馬身差の勝利。

 3着のハッピーアワーがファルコンSを勝ち、5着のドナウデルタがチューリップ賞でも4着なので全体のレベルそのものは高かったと思う。その中でのトップスピード戦となったが、仕掛けを前で待つ立場から直線入りの瞬間最大速度を要求されたところではメイショウショウブと互角か少し危ういか?というぐらいの感じ。しかしそこからのL1の踏ん張りが流石でトップスピードに乗ってからの減速を緩やかにできる、TS持続力の高さがこの馬にとっては一番の武器になるのかなと。もちろん逃げて前に目標がいない状況でも自分の脚を使えるという適性面から楽に前をとれるというゲート・二の足も含めて総合的な強さを持っていると思う。

皐月賞2019への展望

 とはいえ、である。ここ3走はいずれも程度の差はあるがスローでトップスピード勝負になっている面はある。朝日杯は4F気味に分散しているので全くダメとは思わないけど、やはり中山内回りの2000m戦でロンスパ気味になったり全体のペースが上がったときにどうなのか?である。中京2歳Sは相手関係にかなり恵まれたとはいえ、47.2-47.5と平均で進めるなかで楽に抜け出し加速してきたし、総合的に底を見せていないのも確か。ダイワメジャー産駒はごく稀にステイヤー型の馬を出すことがあるが(ロードヴァンドールとかプレストウィックとか)、それでも大体が1400がベストで1600が守備範囲の基礎スピードタイプか、1800でトップスピード持続力を活かすトップスピード戦タイプかに分かれると思っている。この馬はこの両タイプの良いところをうまく持っていると思う(基礎スピードとギアチェンジ、後半のTS持続力)が、さすがに2000mで1周コースになると後半のポテンシャル面も問われてくる。この辺りははっきり言って未知数であると。ポテンシャル面は距離延長の適性に直結することになるし、ここでの目途を立てられていない以上不安は無いとは言えない。

 後は相手関係との比較になる。トップスピードの質ではここは強敵が多く、ダノンはもちろんだがクリノガウディーだって厄介。ただこの2頭もポテンシャル面は未知数で、特にクリノは分散した中で脚を使って甘くなった東スポ杯の内容からも瞬間的なタイプかなと。サートゥルナーリアはホープフルSのレース内容は出色だがレースレベルは低いし、基礎スピード面は未知数。まあそういったところの戦いではあるので、最終的にどこをとるのか?というのが予想ではカギになると思う。今の時点では何ともだが、朝日杯FSの内容から案外分散してもやれているので、その辺を踏まえると安易に消すのは危険かもしれない。危ういパターンは切れ負け、と考えればそういう競馬にならない皐月賞でも良さが出る可能性はあるからね。あまりダイワメジャー産駒というイメージだけで入らないほうが良いのかな。特に中山も先週の感じでかなり高速状態まで上げてきている、馬場造園課が本気を出してまた超高速まで入ることも十分あり得るからね。3~4角で早めの競馬の中で上手くしぶとさを活かせればチャンスもある。有力候補の一頭という扱いで考えておいて、あとはオッズと枠順、追い切りといったところと相談。

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何悪。分析note2023



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