2019/02/02
第24回 ドバイゴールデンシャヒーン(GI)出走予定馬展望
日程：2019年3月30日(土)深夜
コース：メイダンダ1200ｍ
予想用・出走予定馬一覧
マテラスカイ（武豊騎手想定）
50歳となった今年もドバイに積極的に挑戦する武豊を乗せ、マテラスカイがドバイゴールデンシャヒーンに出走予定だ。昨年も５着と健闘を果たした舞台ではあるが、今年は昨年ほどの勢いを欠いているのが実情。手ごわい相手が揃ったが、圧倒的な存在が回避した中で番狂わせを起こせるか。
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ＢＣスプリントで圧勝したロイエイチが回避したということで、マテラスカイとしても少しチャンスは出てきたのかなとは思う。ただ、昨年の出来ならワンチャンスあったかもしれないが、今回はこの馬自身の状態面に不安があるからね。
JBCスプリント(JpnI)２着
京都ダ1200ｍ良 16頭３枠５番
1:10.4(+0.0) 33.7-36.7 H^4
12.1 – 10.6 – 11.0 – 11.6 – 12.1 – 13.0
直近での好走ということで４走前のＪＢＣスプリント２着から振り返りたい。最終的にはグレイスフルリープに捕えられたが逃げてハイペースを作ってそのまま粘りこむという競馬に持ち込んだ。時計的にはこの馬で考えるとちょっと物足りなかったが持ち味は発揮したといえる。
５番枠からまずまずのスタート、押して押して二の足良くハナを取り切るが、外からウインムート辺りもしつこく絡んできて超々ハイの流れ。そのまま淡々と引っ張って直後のグレイスフルリープとの一騎打ち。序盤でしぶとく粘って抵抗、１馬身ぐらいのリードを保っていたがＬ１で徐々に差を詰められ最後にクビ差捕え切られた。
京都1200はどうしても３角手前の上り坂が結構急でしんどいので、ここで飛ばしながら入っていくと難しいというのはあると思う。それでも３秒の超々ハイの流れを1200で作りながら、その直後を完璧に立ち回ってきたグレイスフルリープを相手に勝負していたからね。まだまだこの時点では高いパフォーマンスを維持してきたのかなと思う。もちろん走破時計はちょっと物足りないのだが。
根岸Ｓ(GIII)13着
東京ダ1400ｍ良 16頭８枠16番
1:25.2(+1.7) 35.0-36.5 H^2
12.4 – 11.1 – 11.5 – 12.1 – 12.2 – 12.0 – 12.2
前走の根岸Ｓでは東京1400ということもあっただろうが、それでも失速しすぎなのは気になるところ。２走前の兵庫ＧＴの場合はまだ１周コースだし逃げられなかったしというところである程度言い訳もできたと思うが…ペースは1.5とかなりのハイもうまく作っていたと思うし、失速が速かった。
16番枠から好発、楽々ハナを取り切って主導権を握る。道中もそこまでは飛ばさないがそれでも東京1400としては速い35秒フラットで。３～４角で徐々に減速する形、４角出口で軽く促しながら直線。序盤でも軽く追われているがこの辺りからちょっと反応が怪しく軽く鞭。Ｌ２でも踏ん張っているが後退して２列目となると最後は甘かった。
ダートスタートの1400だと１Ｆ長いのかなとも思うが、それでもちょっと甘くなるのが早すぎたかな。もう少し抵抗してくれればよかったが1200走破の段階でもちょっと甘くなっていたからね。まあペースをそこまで引き上げきれなかったこともあるとは思うし、1400だと芝スタートの方が基礎スピードで押せる分だけ良いんじゃないかなと。なので必ずしも状態面だけではなく適性面の問題もあったかもしれない。
ドバイゴールデンシャヒーン(GI)５着
メイダンD1200ｍ良 ８頭５番枠
1:10.94(+0.82) 34.28-35.84 H^3
13.22-10.30-10.76-11.23-11.77-12.84
13.22 23.52 34.28 45.51 57.28 1:10.124
昨年のドバイゴールデンシャヒーンも振り返っておきたい。日本式では33.3-35.8というようなバランスで超ハイペース。この流れに乗れていたし基礎スピード面はめどを立てていたと思う。またこの時の３着が回避したがロイエイチなわけで、ここに入ってもある程度やれるだけの目途は立てているんだけどね。
５番枠から五分のスタートから何度も肩鞭を入れつつ進めていくが２列目のポケットまで。そこからも２列目のポケットで進めながら最短距離を回して４角で外目に誘導しながら２列目で直線。序盤でしぶとく食らいついているが伸びは微妙。最終的には３列目争いで５着まで下がったものの、健闘した。
今回も参戦するエックスワイジェットには内容的に完敗だったが、それでもこの流れの中で自分の競馬を封印された形になったがそれでも踏ん張っていたからね。今回は外枠を引いているのでそれも含めてどこまで自分の競馬に持ち込めるか。
ドバイゴールデンシャヒーン2019への展望
昨年に比べるとやはり状態面は少し落ちるんじゃないかなと思う。もちろんここ２走は1400なわけで、言い訳もできる状況ではあったと思うが、それでも物足りない。そのうえで相手関係を考えると昨年の２着馬エックスワイジェットがまず最右翼。それ以外との比較でみると前哨戦のマハブアルシマール組は走破時計は平凡なので個人的にはチャンスはあると思う。ＢＣスプリント組もロイエイチが圧倒的だった中でそれが回避したことを考えると、勝負の舞台に上がれるかはともかく、昨年よりは楽なメンバー構成なんじゃないかなと。メイダンで10秒台に入れられているのはある程度の強みにはなるし、勝つには相手が手ごわいが展開次第で圏内ワンチャンスはあっても驚けない。あとは大外枠からできればハナを切れれば理想、快足タイプも多いので２列目のポケット辺りで昨年同様運べればというところかな。今年はメンバー構成的には上位に食い込むチャンスはあると思うので、状態面で上がってきてほしいね。
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