競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

日経新春杯 2019 レース回顧・結果:グローリーヴェイズ、明け4歳世代の勢いそのまま、好位から抜け出し勝利!

time 2019/01/14

毎週日曜(今週は三日間開催のため月曜日にします)の22:00からツイキャスで日経新春杯など重賞回顧ライブを行います。ラップや騎手など様々な観点から次のレース予想に繋がる回顧をお届けしますので、ぜひお聴きください。ライブ前にコメントで質問、レースの流れで気になったこと等を書き込んでもらえたらありがたいです! http://twitcasting.tv/c:nandecas 競馬ナンデトップページからも視聴できます http://www.keibanande.net

日経新春杯2019のレース回顧・結果

京都芝外2400m良
2:26.2 58.3-62.4 H^4
12.6 – 10.7 – 10.8 – 11.8 – 12.4 – 12.6 – 12.9 – 12.8 – 11.9 – 12.2 – 13.1 – 12.4

展開分析・総評

 想定外にハイペースになった。展開は読みにくいので幅は持たせていたんだけど、それでもここまでハイは全然想定していなかったというのが正直なところ。馬場がかなり時計が掛かっている状況で、流石に向こう正面で息が入る形になったがそこでメイショウテッコンの武豊が動いていった。その流れでL4最速だがL2で13.1とレースラップ的に大きく落としてL1で再加速。この地点でスムーズに捌けたかどうか?というのもあると思う。いずれにせよ力の要る馬場で前半のパワー型基礎スピードも問われたし、そこからのポテンシャル戦でトップスピード面を全く問われなかったこともあるかな。

1着02グローリーヴェイズ(M.デムーロ)

 2番枠から好発を切っていたがペースが速い中で下げて好位からさらに中団、それでもかからずと理想的なポジション取りとなる。道中も前が激流という中で中団内でジッとして進めていくが、外からメイショウテッコンが動いていったのでその流れで内内我慢。3~4角でペースが上がった中で好位のスペースを拾いながらうまく直線で2列目中目に入る。序盤で進路をすぐに確保するとすっと反応して先頭に立つ。L1でシブトク抜け出したところに外からルックトゥワイスの強襲を受けるが決定的なところまでではなく、半馬身差残して完勝。

 日曜はやっぱりミルコ、という感じ。馬も操縦性が高いのでそこが大きいけど、前半からいいスタートを切って控えてしっかりと流れの中に入る。中団で進めながら3~4角でペースが速くなっているところで最短距離からしっかりと直線で進路をとっていく。この競馬は馬の器用さもあるからできたというのも確かだろうと。力の要る馬場でペースが上がった状態でも消耗していないというのは大きいし、以前にきさらぎ賞でタフな馬場での競馬でも適性があったのでそういったところもプラスに働いたかな。強かったと思う。

2着10ルックトゥワイス(岩田)

 まずまずのスタートだが潜り込むような感じになったので無理せず控えて後方、結果的にペースも速くポジショニング的にも無理のない後方で進められて3角。向こう正面で緩んで取り付けたし、メイショウテッコンが動いてくれたのでそこでペースが上がっていった中で後方馬群の中目から徐々に押し上げながら直線で外。序盤でそこから追い出されるがこの地点ではまだジリジリとした伸びで中団列。しかしここからL1でバテずに差し込んできて前まで急追も半馬身差まで、2着。

 展開的にも恵まれたし岩田にしては外からに切り替えるタイミングも早かったのでここまで届いた。ただ、極論を言えばこれでも仕掛けがちょっと遅い。ポジション的には難しかったけどテッコンが動いた段階でもう少しアクションが欲しかったかな。3~4角でのロスはこの馬場ならそこまで気にしなくてよかったし、メイショウが動いた後をついていくぐらいの勢いでも良かったとは思うんだよね。まあ、とりあえず2着で十分とは言えるけど、この感じなら結構いいところまでいけると思う。

 鞍上はやっぱりミルコとか豊とか、出し切るイメージの騎手の方が良いと思うね。どうしたってワンテンポ来るのが遅い馬で反応が鈍い。このレベルですら直線入りではいまいちだったからね。高速馬場でもトップスピードに乗ればそれなりには対応できている馬だけど、力の要る馬場でも加速性能はイマイチ。これを考えてフォローできる騎手を選んだ方が良いと思う。岩田もいいけど、岩田だと完全に展開次第になってしまうからね。今回は馬場と展開が良かったから致命傷にならなかった。

3着05シュペルミエール(北村宏)

 五分のスタートから思ったよりも良い位置をとって好位ぐらいには入っていく。ただそこから序盤で少し下げながらうまく中団まで下げて息を入れて進めていく。3~4角でも中団の中目で我慢しながら少し待たされる、4角で追い出して外に誘導して直線。序盤で好位列から2列目に対してジリジリと詰めてくる。L1でそこからジリジリとなだれ込んでくるが外からルックに交わされて3着を死守したにとどまった。

 前にいたグローリーとは最後に差を詰めてきているけど、ルックにはあっさりと交わされているように現状ではこの2頭とは少し差がある。ただ、ゲートをこのレベルで五分に出られたのは収穫だと思うし、力の要る馬場で全体で流れた中でも脚を削がれずに使えたという点も新たな一面かな。ポテンシャル戦が理想ではあると思うが、それでもルックトゥワイスには内容的に完敗にはなるし、ルックはこれでもちょっと脚を余してしまっている感はあるからね。

4着11ノーブルマーズ(高倉稜)

 好発から押して主張しようとしていたが外の各馬が速くカットされたので無理はせずに中団で進めていく。道中も中団の中目から無理はせず、といううちに中弛みに巻き込まれて後方に下がって3角という形。3~4角でも後方馬群の中目から直線で外。序盤でそこからジリジリと伸びてくる、L1でさらにもう一段伸びてはいるのだがルックの脚色の方が良く3着のシュペルミエールに並びかけようとするところまでで4着。

 まあ4着で内容的にはやはり上位2頭には完敗だが、宝塚記念の好走はまぐれではなかったというのは証明できたんじゃないかな。力の要る馬場でのハイペースで脚を残せていて、後半のポテンシャル面でそれなりのものを見せてきた。宝塚記念はドはまりの展開ではあったが、こういう力の要る馬場でのハイペースが恐らくこの馬にとっては理想なんじゃないかなと。まだ本調子に戻ってない可能性も高いし、これをきっかけにもうちょっと上げてくれれば。

5着03エーティーサンダー(酒井学)

 3番枠から好発、押して先行争いに加わって最終的には好位の内内で進めていく。道中もコントロールしながらハイペースの流れに割と入っていく感じ。向こう正面で緩んで凝縮、外からメイショウテッコンが動いてという中で好位の内から中目に誘導、3~4角では脅威を与える手ごたえで直線。序盤で追い出されて一旦は先頭に近いところまで来た。しかしL1では明確に甘くなって最後は外差し各馬に差されて5着も大健闘の掲示板。

 追い切りが良かったので怖さはあったけど流石に買えないなあって思っていた人も少なくなかったと思うけど、そういう人は4角でちょっと焦ったと思う。自分もそう。これはもしかすると?と思わせるレベルの競馬はしてきたね。ペースが速かった中で好位をとって流れに乗っていったしそれでいて要所でそれなりに脚を使ってきた。ただこの感じだとやっぱり2400はちょっと長いかなという感じはあるかな。末脚の絶対量が足りないんだけど、全体のペースが速くてオーバーペースになった馬が多かった、その中でひと脚は使ってきたという感覚かな。

6着16ムイトオブリガード(川田)

 まずまずのスタートを切っていたがペースも速いし大外枠なので無理はせず、それでも中団から好位の外ぐらいまでは上げていく感じ。道中は内目に潜り込んで中団の中目ぐらい。3~4角でメイショウがペースを作ってという中で包まれて中目を通しながら直線で外目に。序盤で好位列から追い出されているのだがいまいち伸びきれない。ラストまでジリジリと伸びずばてず、掲示板を外した。

 まず前提として+14kgと大幅な馬体増があったという点は考えないといけない。これまで480kg台で結果を出していた馬が500kgだからね。その辺も影響したかな。それと、個人的に気にしていた力の要る馬場への適性面も今回は完全にそうとは言えないまでも、やはり考慮すべき材料にはなると。馬体中のせいもあるにせよ、この馬場でルックトゥワイスに完敗だったことを考えると、幾らかの影響があった可能性は高い。決めつけられないレベルなので何ともだが、次走も力の要る馬場なら信頼は置かない方が良いと思う。

9着12メイショウテッコン(武豊)

 出負けして後方からの競馬となるが、結果的に前半のペースが激流だったことを考えればそこまで悪くない入り方。ルックより後ろで様子を見ながら、向こう正面で中弛みが生じたところで馬群凝縮、ここをすかさず一気にまくって先頭に立つ。そのまま3~4角でも先頭で単騎で進めながら2馬身ちょっとの差で直線。序盤で追い出されるが流石にしんどくなって取りつかれ、L1で失速した。

 出負けは想定外だけど、リカバーするならこれしかないって騎乗をしているからね。3角まででしっかりと捲り切って重要なところで内内で後続に脚を使わせる形。ただ、状態面も微妙だったと思うが今の馬場だとこれでも4F戦で早仕掛けの形にはなってしまったと思う。もう少し現実的な馬場ならこの仕掛けで押し切れるチャンスは十分あったと思うんだけど、このペースでこの馬場でL4最速で11秒台に入ってしまったからね。ただ流れとしてはこの競馬は一つのギャンブルとして成立しているし、馬の能力を考えても多少無茶をしても大丈夫、というのが豊の頭の中にもあったと思う。結果的に追い切りがイマイチだった、中間の調整がイマイチで馬が応えられない、というところだったかもしれない。騎乗的には十分ありだったと思う。結果が出なかっただけで。

15着04アフリカンゴールド(ミナリク)

五分のスタートから狭いところを通して先行争いに乗っていくが窮屈になって少し下げてそれでも2列目付近。道中も好位まで下げてそこから様子を見ながらというところ、外からメイショウが捲っていってペースアップ。3角の下りで好位の内目から促しながら追走だが反応がない。4角で追われるのだが下がってしまって中団で直線。序盤からもう抵抗する脚がなく、最後は流された。

 前半からペースが速い中で乗ってしまったのも影響したと思うが、シンプルに追い切りが良くなかったから状態面の可能性が高いんじゃないかなと。ペースも速かったとはいえ途中からは好位列まで下げていたし、前半でハイペース、窮屈な中で脚を使う形になったにせよ、ここまで崩れるイメージではなかったからね。まあ流れるよりはスローの方が良いタイプだとは思っていたから、仮に状態が良かったとしてもこの流れでは?とは思っているが、それでもここまでいまいちだったのはその辺を考えたい。叩いて上昇できればいいけどね。

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年齢別の成績では4歳馬(1着1-2着3)、5歳馬(1着4-2着0)、6歳馬(1着3-2着1)、7歳馬(1着2-2着2)、8歳馬(1着0-2着4)と5歳馬が4勝でトップ。また、7、8歳馬の高齢馬が2勝2着6回と活躍している。

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何悪。分析note2023



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