2019/02/02
第19回 チャンピオンズカップ(GI)出走予定馬展望
日程:2018年12月2日(日)
コース:中京ダ1800m
予想用・出走予定馬一覧
ノンコノユメ(内田博騎手想定)
今年のフェブラリーステークスでは鮮やかな復活劇の主役を演じたノンコノユメがチャンピオンズカップに出走予定だ。久々のGI勝利という美酒を浴びたが、ここ3走は4着どまりともどかしい結果に終始している。中京の舞台で鬼脚を再度発揮することができるかに注目だ。
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基本的には直線まで加速出来ないタイプでコーナーでの動きが鈍いのがネック。なのでシンプルに直線が長いコースでの好走が多いイメージだ。その点では京都から中京に替わるのは良い。ただし、前走のJBCに関してはL5最速戦で向こう正面の段階でスピードに乗れていたし、L1は大きく減速していた。あれで突っ込み切れなかったことを考えると1800路線では少し下げた方が良いと思う。嵌ったとしても…?という評価。
フェブラリーS(GI)1着
東京ダ1600m良 16頭6枠12番
1:36.0 45.8-50.2 H^4
12.2 – 10.7 – 11.2 – 11.7 – 12.5 – 12.6 – 12.3 – 12.8
やはり4走前のフェブラリーステークス勝ちからだろう。ペースは4.4で超超ハイ、ラップ推移的にもあまりにも前半が速いのでL4の段階であ12.5と相当減速、L2で再加速ラップを踏んだがかなり消耗していて後半速いラップを要求されない持久戦だった。上位勢は前半に無理をしなかったからというのはある。
12番枠から出負けして二の足もいまいち、最後方に近いところまで下がってしまう。道中も前がかなり引っ張る中で後方馬群の外目でスピードに乗せながら3角に入っていく。3~4角で前が一気に減速するという中で後方外から進めていくが反応が鈍い。直線で後方からジリジリと伸びてくるが本当に伸びてきたのはL2地点。ここで徐々に前で抜け出していたゴールドドリームとの差を詰め始めるとL1でしぶとく伸びきってこれを捕えての勝利。
面白いのがL2で伸びてきたというところ。レースラップ的にはL2が最速、もちろんゴールドドリームはある程度動いてたので実質的にはL3で良い脚を使っていたかも?とは思うが、このゴールドドリームとの比較だと明らかに4角出口から直線前半で見劣っている。3角の段階ではまだ1列しか違わなかったのに、直線前半に入った段階では2列の差があった。これをL2で詰め始めているように直線に入ると加速できる、というイメージ。これはこれまでのレースを見ても感じていたことで、東京で強いのはこの辺が大きいと思っている。とにかく直線が長いので早い段階で直線地点になってほしい、というシンプルなものだろうと。もちろん直線地点でもギアチェンジの性能が高いわけではないんだが、コーナーと比べると動けることが多い。
JBCクラシック(JpnI)4着
京都ダ1900m良 16頭5枠9番
1:57.1 49.2-49.9 M
7.1 – 11.2 – 11.9 – 12.9 – 12.2 – 11.5 – 11.8 – 12.2 – 12.7 – 13.2
前走のJBCクラシックはちょっと物足りない。この馬としてはやはりコーナーまでにスピードに乗せていく形が理想だと思うし、流れとしては平均からのL5、つまり3角手前の直線地点が最速でスピードに乗せていきやすい状況。コーナーでもある程度速いラップとはいえ直線の2Fでは12.7-13.2と大きく落とした。ここで差し込む余地はあったと思うがそこまでのインパクトはなかったと思う。
9番枠から伸びあがるような感じで出負け、そのまま無理はせずに最後方からの競馬。道中も単独の最後方で前にスペースを保ちながら3角へ。3~4角でも押して押して追走、ロスなく進めているがなかなか前との差は詰まらず鞭が入って後方外々に持ち出す。序盤で前がしんどくなったところでじりじりと伸び始め、L1で前との差を詰めてはいるが決定的というところまではいかず、4着完敗。
オメガパフュームとの比較でもL1は詰め切れなかったし、一応下がってきたサンライズソアにはじわっと詰めていたが5F戦ということを考えると…である。特に3角地点では内目を通せていたのでロスはそこまでなかったと思うし、もうちょっと最後まで伸びてきてほしかったかな。ノンコにとってはこの条件で理想的な展開になったと思うし、直線で面倒を見るだけのチャンスはあったと思う。それができなかったのはレベルの問題かもしれない。いずれにせよ、この一戦は今回で少し評価を下げる材料になるかな。
チャンピオンズカップ(GI)9着
中京ダ1800m良 15頭6枠12番
1:50.6(+0.5) 48.9-48.5 M
12.8 – 10.9 – 12.5 – 12.7 – 12.7 – 12.3 – 12.0 – 11.8 – 12.4
昨年のチャンピオンズカップを振り返っておきたい。中京の1800m戦でペースは平均だが中盤が落ち着いていて3~4角で加速していく流れとなり、直線のL2地点が最速。コーナーである程度動く必要があったが伸びきれなかった。
12番枠から出負けして後方から、ある程度促しつつ中団の後ろぐらいでは入っていく。道中も前がある程度支配する中で中団の外目から押し上げながらアウォーディーの直後をとって3角に入っていく。3~4角でもアウォーディーの後ろなのだが追い出されるもやはり反応が乏しく後方に置かれてしまう。序盤で伸びあぐねていたがL1で流石に伸びてきてなだれ込んでの7着完敗。
3角の地点でのアウォーディーとノンコ、直線の入りでの各々の位置取りがそのままノンコノユメのコーナリングの下手さを表していると思う。ルメールが明らかにアウォーディーを目標にして入っているにも関わらず動けなかったわけで、これはやはり看過できない材料だと。この馬に関しては終始コーナーでは動けないといい続けているけど、改めて振り返ってもここで置かれるから直線で届かないんだよなあ、ということが多い。
チャンピオンズカップ2018への展望
あり得るとすれば、3~4角で動くのを諦めて内でジッとして直線で前が落ちてくれるのを期待するしかないと思っている。府中なら直線が長いのでコーナーで多少置かれても流れ次第で挽回できるが、中京でとなると微妙。前走のJBCクラシックも京都とはいえほぼ理想的な展開になったにも関わらず届く気配もなかった。相手関係も強敵が揃ってきたのは確かで、後半ポテンシャル戦でも3~4角で置かれて届く相手ではないと思う。
さらに前に支配されてL2最速戦とかになったら昨年のチャンピオンズカップで見せているようにコーナーで外から動けないのが致命的になってしまう。ポジションも取れないし、3~4角でも動けない。ハイペースになって消耗しきるか、相当噛み合っても…という感覚かな。能力的には十分チャンスはあるはずなんだけど、前走の内容からもここで馬券的に手を出すのは得策ではないと思っている。現時点では消す可能性が高いかな。中京1800は基本的に機動力が求められるからね…。
重賞予想解説者:北条直人
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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平均の約3~4倍、、
さらに、的中を重視したいときには「的中率90%の反則技指数」、高配当を狙っていきたいときは「魅せる穴馬HitMake」と使い分けることができる。このあたりは、その時々のお財布事情次第で使い分けるとよいとは思います。