福島記念2018の予想

福島11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定

展開予想

先週と土曜を見る限り、土曜は雨が残っているが水準ぐらいの馬場にはあったと思う。恐らく標準～やや高速ぐらいのイメージで入ればいいかなとこのメンツなら58秒台後半ぐらいは出ると思っている。走破を1:59.0として設定して59.5が平均。

展開予想だが逃げるのは恐らくマイスタイルとマルターズアポジーで良いと思っている。マルターズが外から飛ばしながら入っていって２角の上りでペースダウン。入りの３Ｆは34秒台半ばぐらいまで入ってからの緩みで３角からまたロンスパ気味というのが福島で起こりやすい流れ。前半ある程度基礎スピードを持ちつつ３～４角で器用に内目で立ち回れる馬が理想かな。

予想

◎01エアアンセム
○02スティッフェリオ
▲07ナイトオブナイツ
△03キンショーユキヒメ
△10ルミナスウォリアー
×14メドウラーク16マサハヤドリーム
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎エアアンセム

本命はこの枠の並びならエアアンセムで良いかなと。基礎スピードも持っていて３～４角で内内を立ち回りながらコーナーでしっかりと動く脚を見せているので適性は合うと思う。２走前の函館記念では60.3-59.5とややスローで上がり切らず、12.4 – 12.1 – 11.6 – 11.6 – 11.8とＬ３最速タイではあるが３Ｆ戦でさほど仕掛けが強くなかった。そこで２列目の内目から中目で直線進路をとって外からスッと反応して楽に前を捕えてきた。要所で動けるのが強み。

そのうえで、オールカマーは結構厳しい競馬になったと思っていて、60.5-59.0とスローも単騎で逃げたミラノのもので11.7 – 11.8 – 11.9 – 11.8 – 11.5 – 12.0と後半はロンスパ気味でポテンシャルとＴＳ持続の２段階加速の競馬で素材的な要素を問われた。コーナーで捕まえに行くアルアイン以下はレースラップより速かったと思うし、そこで外から脚を使って最後まで踏ん張れたならいい。またＬ２の４角出口の脚色が良かったのも好材料。本当に良い脚は一瞬タイプだけど、ポテンシャル・基礎スピードを持っていて削がれにくいのが強み。マイスタイルやマルターズアポジーが競っていく流れの中でどういう展開になっても対応できる強みを活かしてここは本命に。

○スティッフェリオ

ちょっと悩んだけどスティッフェリオにした。やはり基礎スピードを高いレベルで持っているのは強みで、２走前の札幌記念では59.1-62.0という超ハイペース、前目の馬にはかなり苦しかったが好位から進めてしぶとく踏ん張っての0.4差５着は普通に立派といっていい。前走のオクトーバーＳでは東京2000でも61.3-57.9と超スローで11.8 – 11.7 – 11.2 – 11.4 – 11.8とＬ３最速ＴＳ持続特化で外々、これだと決め手の絶対量で見劣った感じはあるかな。全体で流れた中で脚を使える魅力があるし、マイスタイルもここは同型が厄介で自分の競馬に持ち込めるかは疑問もある。こちらの逆転を狙いたい。

▲ナイトオブナイツ

この馬に関してはなかなか難しいところはあるんだが、1800がベストなのは確かだと思う。ただし2000だと２走前の札幌記念みたいにタフな馬場で59.1-62.0と極端なハイペースになってしまったしまだ何とも。本質的には前半からある程度流れたほうがいいのは確かで、流れた中でポテンシャル戦だと結構長く脚を使えるタイプだと思う。遡るがやはり難波Ｓが印象的で阪神1800の稍重、46.8-48.3とハイペースだが12.4 – 12.1 – 11.6 – 12.1 – 12.5と後半はＬ３最速で４角地点でロスがあるとしんどかったはずだが、ここで外から押し上げて直線最後までしぶとく伸びてきた。ドレッドノータスやエンヴァール辺りを相手に完勝しているわけで、これは侮れない。

2000は微妙だが、2000だとある程度時計が出る馬場の方がいいかなというのと、前が飛ばしてくれる中で今回は内内で立ち回れそう。札幌記念ほど超ハイまで行くと微妙だけど３～４角でロンスパになって速いラップを要求されないのはこの馬にとっては良いと思う。巴賞のパターンもあるにはあるんだけど長く脚を使う中でのＬ２の鋭さが目立つ馬なので、前半も仕掛けもタイトな流れになりやすい福島2000で狙ってみたい。

△キンショーユキヒメ

穴目にはならないけど、やっぱり1800とはいえ、４走前の福島牝馬Ｓの内容がいい。福島1800ｍ戦で47.2-47.8と平均から11.8 – 11.7 – 12.2 – 11.7 – 12.2と後半のポテンシャル戦で外からしぶとくバテ差してきている。基本的にはポテンシャル戦がベストの馬なので緩やかな３角からのロンスパになりやすい福島が合うというのは確かかな。七夕賞がちょっと物足りないけどあの時はかなり時計が掛かっていて前半で消耗していたのもある。前半無理せず後半のポテンシャルを引き出して３～４角で上手くロスなく運べれば。

△ルミナスウォリアー

長期休み明け初戦の丹頂Ｓの内容が良くなかったのでそこが不満。ただし、それを除けば条件は良い。まず前半の基礎スピードを持っている馬で、過去にエアアンセム相手に完勝している。ジューンＳが東京2000で58.9-59.2と平均、12.0 – 11.9 – 11.7 – 11.5 – 12.1と緩急のない流れの中で中団馬群の外目からしぶとく伸びてＬ１まで寄せ付けなかった。流れた中でポテンシャルの高さを引き出せた。函館記念でも完勝しているようにある程度流れて後半のポテンシャル勝負というのがベスト。福島はその点でも合いやすいと思っているが、状態面が全て。

×メドウラーク

七夕賞の時はかなり時計的に掛かっていたというのもあるし、実際58.2-61.6と極端なハイペースの中で後方で我慢して脚を使ってきたという点で嵌ったのは間違いない。前走の新潟記念でもある程度やれていて状態面は問題ないと思うが、今回は開幕週である程度時計も出ている福島で外枠。その辺を割り引いてのこの評価。

×マサハヤドリーム

これも枠がよければ面白かったんだけど。基本的にはエンジンのかかりが遅いタイプだが後半長く脚を使える。２走前の福島ＴＶＯＰでも47.0-49.3とかなりのハイからの11.4 – 11.6 – 12.2 – 12.6 – 12.9というラップ推移。単騎逃げのものだが終始淀みなく進んでいるという中で後方内内から押し上げながら直線馬群の中を割ってしぶとく伸び始めてＬ１ズドン。典型的な出し切って良いタイプの馬なので、スパイラルカーブの福島は合う。あとは枠がなあ…という感じ。

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