2019/02/02
第54回 京王杯2歳ステークス(GII)出走予定馬展望
日程:2018年11月3日(土)
コース:東京芝1400m
予想用・出走予定馬一覧
シングルアップ(松山騎手確定)
新馬戦、フェニックス賞を連勝していたシングルアップが京王杯2歳ステークスに出走予定だ。前走の小倉2歳ステークスでは完敗を喫しただけに、新馬で完勝した1400mに戻って逆転はあるか?
まあ1400は新馬戦で流れた中でやれているしそう心配はない。ただしこれもそうだがトップスピード戦への対応ができるかどうかだろう。ここ3走からそれは窺えないが、キンシャサノキセキの仔なので対応してきてもいいと思う。まあこの辺までかな。
新馬戦1着
阪神芝内1400m良 10頭5枠5番
1:21.8 34.7-35.3 H^1
12.4-10.8-11.5-11.8-11.7-11.5-12.1
新馬戦は阪神1400m戦だった。ペースはややハイでL2最速戦ではあるが11.5と速いラップを踏んでいるというほどではない。全体時計は優秀だ。
5番枠から五分のスタート、そこから押して押して好位の中目に入っていく。道中も好位馬群の中でコントロールしながら3角で外。そこから外を押し上げながら楽に先頭列に並びかけるような感じで直線に入ってくる。序盤で堂々先頭に立つと、L1までしぶとく踏ん張って1馬身半のリードから詰めさせずにしっかりと1馬身3/4差完勝。
ややハイの流れでそこからの再加速。3~4角で緩んでいたのでそこで外から押し上げる形をとったし、恐らくこの馬としてはL2でも結構速いラップを踏んでいる。そこからL2でしぶとく先頭に立ったし、長く脚を使えたなと。2着のハッピーアワーがすずらん賞を勝っているようにまずまず強敵だったが、それを寄せ付けなかったからね。1400自体は問題ないと思う。
フェニックス賞(OP)1着
小倉芝1200m良 7頭3枠3番
1:08.4 33.3-35.1 H^2
12.0-10.4-10.9-11.4-11.6-12.1
2走前のフェニックス賞では1200mへの短縮が課題だったが厳しい流れを作ってしっかりと押し切った。ペースは1.8でかなりのハイ、そこから終始減速ラップと基礎スピード特化戦となった。
3番枠からまずまずのスタート、そこから押して押してスピードに乗せていってハナを取り切る。3~4角でも淡々と引っ張って1馬身弱の差で直線。じわっと引き離して2馬身弱の差ぐらいから、L1でチュウワフライヤーに少し詰められたもののそれでも1馬身半の差をキープして完勝。
基礎スピード特化戦となったが結構高いレベルで引き出してきたかなと。ただ3歳未勝利戦で1:07.4(古馬500万下の方が1:07.7と遅いので何ともだが)という時計が出ているように超高速馬場ではあったので、この時計もまずまず速いけどそこまで突出しているわけではない。
小倉2歳S(GIII)6着
小倉芝1200m良 14頭4枠5番
1:09.3(+0.4) 33.4-35.5 H^3
11.9-10.4-11.1-11.7-11.7-12.1
小倉2歳Sでは厳しい流れの中で出負けしてしまい逃げることはできなかったがそれでも好位につけた。ただそこからの伸びは平凡でファンタジスタに完敗。
5番枠から出負けしてそこから内のスペースを拾いながらなんとか2列目の内まで押し上げていく。3~4角でも2列目の内で立ち回ってロスを最小限、先頭列に近いところまで持って行く。しかしそこからの伸びは微妙でラストまでジリジリと下がって最後は4着完敗。
最内を押し上げることが出来たのは良かったと思うし、最終週で馬場が悪かったことを考えても出遅れるとあれぐらいしかリカバーするチャンスはなかったからね。1200での基礎スピード戦であれだけのリカバーを考えると0.4差なら悪くないかな。もちろん出負けを解消してくれないと今後も不安は付きまとうが。
京王杯2歳ステークスへの展望
1400実績は新馬から問題ないと思っているが、基礎スピード面が問われてのものだというのも事実。ここ3走は前半型の競馬といえばそうなので、府中の1400で後半型…つまりトップスピード戦への対応力だろう。もちろんまだそういう競馬になったことがないとはいえ、後半最速は恐らく新馬戦での11.5というところだと思うし、スローになったとしてそれ以上の脚を引き出せるか。
血統的には東京1400で鋭さを出すタイプが多いキンシャサノキセキの仔だし、母父も割と器用に動ける馬が多いクロフネ。東京1400でゆったり入ることで鋭さを引き出してきてもいい血統ではあるかな。後は相手関係との比較になるが、ファンタジストは新馬戦でもトップスピードの質的にある程度のレベル、11.2のラップを踏めていた。アスターペガサスは函館1200m路線では強い競馬をしていてパフォーマンスは相手が上だが適性的には血統面で東京1400がどうか?という感じかな。なので3,4番手の評価で考えたいところ。出負け癖があるので他に面白い馬がいれば…というところだが、正直今回のメンツだと微妙かな。
重賞予想解説者:北条直人
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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平均の約3~4倍、、
さらに、的中を重視したいときには「的中率90%の反則技指数」、高配当を狙っていきたいときは「魅せる穴馬HitMake」と使い分けることができる。このあたりは、その時々のお財布事情次第で使い分けるとよいとは思います。