競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

天皇賞秋 2018 出走予定馬:レイデオロ&ルメール騎手確定

time 2018/10/26

天皇賞秋 2018 出走予定馬:レイデオロ&ルメール騎手確定

第158回 天皇賞秋(GI)出走予定馬展望

日程:2018年10月28日()
コース:東京芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

レイデオロ(ルメール騎手確定)

昨年の日本ダービー馬、前哨戦のオールカマーを制したレイデオロが天皇賞秋に出走予定だ。昨年のジャパンカップでも強い競馬でキタサンブラックを差しての2着と既にトップレベルは証明済み。あとは東京2000という舞台でこの馬の持ち味を出し切れるかどうか。同世代のクラシックホース揃い踏みの中、ダービー馬の貫禄を見せたい。

東京2000というのがカギになってくるかな。スワーヴの場合は安田で一気にクリアしてきたし、スローでも切れる。レイデオロの場合はやっぱり一番はTS持続力になるし、これは恐らくメンバー中でも最強だとは思うんだけど、瞬間的なトップスピードの質はそこまででもないし、何より基礎スピードの質的に2000が短い可能性が今の段階では高いからね。4番枠という好枠をどう活かすか。

オールカマー(GII)1着

中山芝外2200m良 12頭6枠7番
2:11.2 60.5-59.0 S^1
12.6-10.6-12.7-12.3-12.3-11.7-11.8-11.9-11.8-11.5-12.0

まずまずのスタートから促しつつも最終的には中団の中目で進めていく形になる。道中も中団の内目でガンコやダンビュライトの後ろで進めながらスローの流れの中で動けず。ただ3角以降でミラノが早めに動き、それを追いかけるアルアイン以下という形で流れ始める。その流れで中目のスペースを拾いながらうまくアルアインの後ろまで押し上げて直線。序盤でそこから抜け出すアルアインの後ろを追走、1馬身弱のところからL1で内からしっかりと伸びて差し切った。

ここではロンスパの競馬になったし、そのうえで3~4角で上手くロスを少なめに押し上げることができた。展開的には結構恵まれたかなと思っている。ミラノの仕掛けがあるのでどうしてもアルアインが早めに動かざるを得ないしそこでコーナーでの勝負になると。ここで外を回してしまうとしんどいけど、アルアインから一頭分ぐらい外の地点で収まったからね。そのまま勢いに乗って直線に入ってきたのであとは減速地点で抜け出したアルアインが甘くなるのを捕えたという感じ。この馬の良さであるTS持続やポテンシャル面が高速馬場で、より高いレベルに持っていけたのかな。ただ、アルアインも負けて強しで、こちらも展開がかみ合ったからよかったけど取りこぼす可能性は十分にあったと思う。

ジャパンカップ(GI)2着

東京芝2400m良 17頭1枠2番
2:23.9(+0.2) 60.2-59.1 S^1
13.0-11.2-12.1-12.1-11.8-12.1-12.3-12.2-11.8-11.3-11.8-12.0

昨年秋のジャパンカップでもキタサンブラックを破り、シュヴァルグラン相手に強い競馬の2着。ここではペースはややスロー程度で済んで、そこからのL3最速TS持続戦。11.3なので最速ラップが遅めだし、そこまでトップスピードの質を問われなかったのも良かったかも。

2番枠から五分のスタート、少し挟まれて一旦下げて中団の内目からのスタートとなる。道中も中団の中目で進めて外を意識しながら3角へ。3~4角でも中団の外目でマカヒキの後ろから直線に入ってくる。序盤で外からしぶとく伸びてマカヒキに並びかける。L2で3列目から抜け出し単独の3番手に上がる。L1で下がってきたキタサンを捕え、シュヴァルグランとの差もジリッと詰めるが1馬身1/4差2着まで。

内枠からまずまずのスタートを切っていたんだがポジション争いで窮屈になって中団というのはちょっと展開的にはつらかったかも。それでも最後までしぶとく外から伸びてきたし、4F戦なので4角地点でのロスも結構響いていると思う。この一戦で強いな、とは思ったんだけどやっぱりトップスピードの質という観点で見ると何とも言えない。少なくとも11.3の地点ではまだ伸びてなかったし、減速地点となったL2以降で差を詰めてきているからね。TS持続面が強く出ている印象。

ドバイシーマクラシック(GI)4着

メイダン芝2410m良 10頭3番枠
2:29.45 66.42-58.16 S^7
27.45-26.29-25.35-12.24-11.60-11.54-11.08-11.40-12.54

ドバイシーマクラシックでは極端なスローからのL3最速戦。最速ラップが11.08とかなり速く、トップスピードの質も要求されたが仕掛けのポイント自体は早かったと思う。L1はかなり落としているがこれは210m区間のため。0.6ぐらいは差し引くのが妥当で、恐らく200m換算だと11.9ぐらい。まあ落ちてはいるんだけどね。いずれにせよTS持続とそれだけでは難しくトップスピードの質も重要だったと。

3番枠からやや出負け、無理には入らず中団の中目で進めていくんだがドスローすぎて掛かって苦労する。向こう正面でも我慢しながら競馬。3角辺りから1段階目の加速でここでペースが上がる中で中団の外。4角で恐らく最速地点、ここで外目から追走して直線。ただ序盤で置かれていてなかなか伸びてこない。L2地点で徐々には伸びてくるが、L1でも決定的に伸びることはなくジリジリで4着争いを制すところまで。

クロスオブスターズは単純なトップスピード戦ではさほど強敵ではないのでここで明確にクロスオブスターズに見劣ったのは物足りない要素。L3-2の段階ではモズカッチャンとの比較でさほど良い脚も使えなかったし、やはり速い地点での鋭さというのは物足りないなと。ラストはもうちょっと伸びてほしかったんだが、それが足りなかったのも不満が多い。今年は日本馬のレベルが全体的に下がっているかも?という懸念を抱いているんだけど、このドバイでの不発も大きかったかな。確かにドスローで掛かりながらと展開的に難しかったにせよ、L1まで伸びてこないとなると力負けだからね。モズとの比較でみてもそこまで抜けてないと思う。

天皇賞秋2018への展望

この馬にとって今回明確な課題がある。2パターンともに明確で、一つはスローならばトップスピードの質的に足りない可能性が高い、これを詰められえるかどうか。もう一つは流れたときに基礎スピードで2000m戦だと質的に足りるのかどうか。

前者に関しては、シンプルにこの馬の最速上がりが超高速馬場でドスローの3F戦を捲って前目で受けられたダービーの33.8でしかないということ。後者は皐月賞で後方から3~4角でファンディーナの早めの仕掛けで内からの立ち回りが良かった流れ、それでもL1までの伸びは平凡だった。基礎スピード的に59-59のラインで戦えるかどうかはやはりまだ未知数だ。人気を背負うことを考えるとこの2点をシビアにみないといけない。

基礎スピード面はまだしも、トップスピードの質をこのレベルで高いところで持ち合わせていなければ東京2000は簡単ではないからね。過去を見ても高速馬場なら後ろからの競馬では33秒台半ばは必要。この馬自身ダービーで10秒台のラップを踏めてはいるが、スワーヴの方が最速地点では切れていたし、あの時はスワーヴが後ろ、こちらが前だった。東京2000で今の2頭の関係だと逆になる可能性も高いしスワーヴは基礎スピード面で高いレベルのものを見せてきた。そう考えるとやはり2つ小さくない不安があるレイデオロの評価は相対的にも下がってくると思う。現時点では消す可能性も考えつつかな。4番枠を引いたのは良かったと思うし、スワーヴも出遅れる可能性は高い馬。最序盤のポジション取りが運命を分けるかも。もうちょっと距離があった方がいいタイプだとは思うし、前哨戦を使っての本気度は感じるけど各馬を考えると不安が多い有力馬だと思う。

 そこでご紹介したいのが日本ダービージョッキー大西直宏「ワールド競馬WEB」。先週の菊花賞も◎フィエールマンからの馬連23.8倍で23万8000円を回収し絶好調!
 大西騎手はG1レースに何度となく騎乗していて、G1レースでの騎手心理など騎手ならではの観点で勝ち馬を見抜けるのだという。ましてや天皇賞秋の東京2000Mは美浦所属騎手として2コーナーシュートの形状など熟知した舞台。今週もかなりの自信があるという。
 曰く、、「今年の天皇賞秋は絞って狙える!買うのはこの3頭だけでいい」とのこと↓↓
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先週:菊花賞G1(2018.10.21)
本命馬フィエールマンの話

有力馬を多く抱えるノーザンファーム(サンデーレーシングの馬だけで4頭使っている)が、ラジオNIKKEI賞から直行というローテで菊花賞にこの馬を送り込んできたのも、そのポテンシャルに期待してのことだ。

手塚師も相当な手応えを感じているようで、「輸送、距離、GⅠ。とにかく初めてのことだらけでマイナスしかない」と前置きしながら「それを覆すだけのポテンシャルも感じている」と断言。勝てる、と言える状況ではないが、勝っても全く不思議には思わない、関係者達は皆そのような心情でレースを見守るようだ。なお、ルメールはこの馬を選んでいる。

結果
1着フィエールマン
2着エタリオウ
馬連23.8倍
×10,000円
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天皇賞秋も自信あり!
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何悪。分析note2023



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