競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

富士ステークス 2018 出走予定馬:エアスピネル&福永騎手想定

time 2018/10/15

富士ステークス 2018 出走予定馬:エアスピネル&福永騎手想定

第21回 富士ステークス(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年10月20日()
コース:東京芝1600m

予想用・出走予定馬一覧

エアスピネル(福永騎手想定)

昨年の富士ステークスでは不良馬場でしぶとく抜け出し勝利したエアスピネルが連覇を懸けて今年も富士ステークスに出走予定だ。昨年マイルチャンピオンシップでも2着と力を見せたが今年は順調さを欠くことになった。復帰初戦のここで晩秋の大一番に向けて弾みをつけたい。

今年は前走のマイラーズCも物足りない競馬になったが、そこから状態面も上がってこず使ってきていないだけに体調面はカギになる。東京マイル適性は高いと思うし基礎スピードも持っているのでしっかりと立て直してきているのであればやはり争覇圏内の中心には入ってくる。今年秋までのマイル路線はかなりハイレベルだったと思うしマイルCSは勝ちに等しいとみていい。

富士ステークス(GIII)1着

東京芝1600m不 15頭4枠6番
1:34.8 47.8-47.0 S^1
12.6-11.3-11.7-12.2-12.0-11.2-11.2-12.6

3走前、昨年の富士ステークス勝ちから振り返りたい。この時は不良馬場ではあったが翌日の秋天の時と違ってそこまで悪化しきってはいなかった。といってもタフな馬場には違いなかったが。ペースはややスロー、後半は11.2をL3-2で刻めているようにタフな馬場の中でトップスピードを要求されつつもL1までしぶとく踏ん張れたかが求められた。

6番枠からまずまずのスタートを切って様子を見ながら好位の中目で入っていく。道中も折り合いつつマイネルアウラートの後ろぐらい。3~4角では内のスペースをとって先頭列に並びかけ、4角で外目に誘導して直線で馬場の良いところまで持って行く。序盤で粘り込むレッドアンシェルに対して外から伸びる。そのままラストまで末脚を維持し続けて後続をじわっと引き離しての完勝だった。

この馬場の中でTS持続を問われたが、イスラやクルーガーといったところを相手に最後まで伸びで優位性を保っていたのは今となっては結構意外かもしれない。序盤でそこまで伸びたわけではないんだが、L3-2の最速地点でしっかりと先頭に立っているし、そこからL1で後続を突き放してきたし、力の要る馬場が合っているのはあるんじゃないかなと。この時の5着がペルシアンナイト、6着がサトノアレスなわけでレベルはかなり高かったはず。

マイルCS(GII)2着

京都芝外1600m稍 18頭6枠11番
1:33.8(+0.0) 46.7-47.1 M
12.2-10.8-11.6-12.1-11.9-11.5-11.6-12.1

2走前のマイルCSは本当にミルコにやられたというだけで、勝ちに等しいと思っている。稍重で時計も掛かりややタフな馬場。L3最速で11.5とトップスピードは問われず、パワー型の基礎スピードとポテンシャルをバランスよく問われた中でL2で鋭く伸びた。

11番枠から五分には出たという感じでそこまでよくなかったが、小刻みに促しつつ好位の中には入っていく。道中も終始ムーアが動かしながらの競馬で3角。3~4角でも好位の中で我慢して直線で上手く外に誘導。序盤で追い出されてから一気に反応してL2の段階でリードをとる。しかしその直後をミルコに突かれて最後はペルシアンナイトにギリギリだけ差し切られた。

ムーアとしては終始促していたのもあって、直線でこれだけ鋭く動くというのもわかってなかったかもしれないが、もうワンテンポ仕掛けを待っていればここまできれいにペルシアンに後ろをとられることもなかったと思う。あれだけ早い段階で伸びてくれれば前のスペースをペルシアンも確保しやすくなるし、勝負が絞られた段階で外に出すというのもやりやすかったからね。勝手を知っている豊ならもうちょっと待ったと思うけど、逆に言えば厳しい流れの中で鋭く脚を使えるのがこの馬の武器だということを証明できたとも思う。昨年の京都金杯勝ちもタイトな流れの中で脚を使えたし、ある程度時計がかかる中で厳しい流れになるのが条件としてはベストかな。

マイラーズC(GII)3着

京都芝外1600m良 14頭3枠4番
1:31.6(+0.3) 45.8-45.5 M
12.2-10.7-11.0-11.9-11.4-11.2-11.2-11.7

そこから少し間隔が空いて今年初戦はマイラーズCから。ただこの時点で陣営が少し弱気なコメントを出していたという印象はあったし、実際思ったより伸びきれなかった。ペースは平均でそこからのL3最速タイ。L4の段階で11.4と速く、3~4角で外を回したのは響いたと思うし、実際勝ち馬がサングレーザーで2着のモズアスコットが安田記念を勝っている、4着以下は離しているから内容的には悪くはないんだけどね。

4番枠からまずまずのスタート、様子を見ながら最終的には控えて中団に近いところで進めていく。道中も中団のうちで進めて3角。3~4角で中目に誘導して4角では外からの競馬で直線。序盤でそこから追い出されるがいつもの反応がなくじりじりと伸びて2列目。L1で外からサングレーザーにもあっさり交わされモズアスコットとの差は詰めるものの3着まで。

内容的にはそこまで悪くないし、3~4角でサングレーザーがロスなく立ち回って上手く外に誘導されてしまったので、あそこまでかみ合われると厳しかったかなという感じ。ただ、それでももうちょっと直線前半で伸びてほしかったイメージではあるし、この馬自身も1:31.6と一線級のラインでの競馬はできているが少し物足りなかった。そしてその後は状態が上がってこないのでと春は全休。

富士ステークス2018への展望

昨年勝っている富士ステークスではあるが、あの時は重馬場だった。雨が降らなければ今の府中はかなりの高速馬場状態で、これまでのパフォーマンスを見てもマイルだと高速馬場より少し渋って時計がかかった方がいいのかも?という感じの競馬が続いているのでそこが一つある。それでもサングレーザーやモズアスコットといったトップレベル、安田記念5着時もゲートが良ければもうちょっと違ったと思うしね。本来は要所で鋭く動ける、ギアチェンジを持った馬なので、まずそこをみせられるかどうか。TS持続も高いレベルで持っていて総合的にはあまり隙が無いタイプ。状態面さえよければ良でも道悪でもというところ。相手関係からもペルシアンナイトにはマイルCSで敗れたものの、厳しい流れで早めに抜け出し相手に直後のスペースを与えたことも大きい。府中のマイルで良馬場なら状態面さえ戻してくれば57kgで相手は59kg、こちらに分があるかな。ただしペルシアンも高速マイルの競馬に対応してきているので厄介ではある。いずれにせよ状態面次第、できれば少し内目の枠で好位馬群の中で進めたいね。重い印候補。

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淀の3000mで行われる三冠最終戦・菊花賞。神戸新聞杯を制したワグネリアンが天皇賞(秋)へ出走するため、これで4年連続ダービー馬不在の菊となる。

世代の頂点に立つ馬が回避するとあって、新潟記念を制したブラストワンピース、皐月賞馬のエポカドーロ辺りが1番人気に支持される可能性が高いが、前者は例を見ないローテ、後者は3000mの距離…と不安材料が無きにしもあらず。

「ダービー馬が神戸新聞杯を制し、菊花賞に出走しなかった」ケースは昨年も同様で、2着に10番人気のクリンチャー、3着に13番人気のポポカテペトルと人気薄が入り、3連複13万、3連単55万馬券の大波乱決着。今年も波乱の目は十分あると考えて良いだろう。

人気上位勢に付け入る隙があるならば、注目すべきは「トライアル惜敗組」となるか。セントライト記念3着のグレイル、神戸新聞杯2着のエタリオウは前走からの上積みもあり、距離延長も問題ないタイプ。神戸新聞杯3着のメイショウテッコンも世代随一のスタミナを誇り、先行脚質は坂の下りがある京都外回りで有利に働くはず。またトライアルでは無いものの、ラジオNIKKEI賞で目の覚める末脚を披露したフィエールマンも鞍上ルメール騎手で不気味な存在だ。

また、信濃川特別を勝って鞍上モレイラ騎手で直行するグロンディオーズや、兵庫特別を楽勝したアフリカンゴールドなど今年は「条件戦組」もタレント豊富。

大混戦が予想される中で「各馬の力量」を把握しておくことが菊花賞を的中させるための近道といえるが、競馬セブンは常日頃から東西トレセンで密な情報収集を行っており、そのジャッジの正確性は業界内でも随一。既に出走馬の力量調査も済んでおり、後はレース当日に馬場や天候を加味した最終結論を出すだけ、という段階。前走後の状態や中間の気配、陣営の思惑など最終ジャッジする週末情報は必見です!

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