競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

サウジアラビアロイヤルカップ 2018 レース回顧・結果:グランアレグリア、出負けヒヤリも…結局押し上げ番手から圧倒!

time 2018/10/08

サウジアラビアロイヤルカップ2018のレース回顧・結果

東京芝1600m良

1:34.0 48.3-45.7 S^3
13.1-11.8-11.9-11.5-11.6-11.3-11.1-11.7

展開分析

グランアレグリアの出負けから始まったこのレースだけど、ペースは2.6で超スロー、中盤以降は流れていてそこからのL2最速戦という形になった。良馬場ではあるが雨の影響を少し感じたしそこまで顕著に高速馬場ではなかったと思う。その中でマイルにしてはロンスパ的な競馬になったかなと。もちろん最速ラップが11.1なのでトップスピードの質も求められたけど、後半は末脚の絶対量を問われた一戦。

1着04グランアレグリア(ルメール)

出負けして最後方からのスタートとなるが、そこはルメールらしくスローの段階で押し上げて番手、そこからは折り合わせてしっかりと3角に入っていく。3~4角でも番手外のポジションで前にプレッシャーをかけながら直線へ。序盤で馬なりの状態で仕掛けを待ち、L2で堂々先頭に立って2馬身半差ほど。そのまま楽に差を広げての3馬身半差、圧勝だった。

まあそりゃそうですわな…って感じですな。非常に強かった。出負けしたのは今後を考えるとネックにはなるけど、スローの段階で押し上げて、そこからは5Fで11秒半ば~前半を刻み続ける形で突き放しているし、L2でしっかりと11.1と速いラップを踏んできた。もちろん、ここ2戦で究極レベルのラップを踏んでいるわけではないし、本当に超一流の戦いとなるまでに、10秒台のラップをどこかで踏んでほしいかなという思いはあるね。L2の段階では先頭に立ってレースラップを踏んでいるからね。ゲート難にならないようにしっかりとそこは修正してもらいたいね。この競馬ができるようなら距離もオークスまでは問題ないと思うし。楽しみやね。

2着05ドゴール(津村)

出負けして後方からの競馬になってしまう。道中も無理はせずに後方で脚を残す選択も、先にグランアレグリアに上がられてペースも上がってかなり前とは差のある状況で3角へ。3~4角でも後方外から直線。序盤で最後方から馬群の中を割りながら反応、L2の最速地点で好位列まで押し上げる。L1でそこからさらにもう一伸び、楽に単独の2着を確保した。

出負けしたときは頭を抱えたが、結果的にそれで後半特化の競馬をせざるを得なくなったし、末脚の絶対量を測ることができた、また2着まで来て賞金を積めたという結果オーライの2着だったかなと。新馬で見せた基礎スピード面は今回は封印せざるを得ない展開になったが、トップスピードの質でみても良馬場でしっかりと上げてきたし、L1まで伸びたからTS持続もまずまず高い。新馬戦とは全く違う競馬になったがそれである程度高いレベルのものを見せた。本来先行してギアの上げ下げも上手い印象なので、出負けをまずは解消しないといけない。これはグランアレグリアよりも重要で、新馬の内容も考えると前目をとってレースを支配できれば劇的に変わってくる可能性があるからね。マイルは問題ないことはこの一戦からも確定したし、自身をもって前半からペースを作って進めたい。正直このサウジアラビアロイヤルC組は今後グランアレグリアとドゴールだけ注目しておけばいいかなと思う。ただし、後ろからでは限界があるのでしっかりと前をとる、レースを作るという前提で。

3着02アマーティ(三浦)

まずまずのスタートを切ってそこからじわっと先行策、早い段階で2列目ポケットを確保する。そのまま折り合わせているところで外から一気にグランが上がってきたので3列目の内に下がりつつもグランの直後を狙って2列目の中に上げる。3~4角でもグランの直後をとって直線。序盤から追い出されているが反応は地味。L2でグランに突き放され、離れた2列目争いの一角。ラストまで地味に粘って3着確保。

上手く最序盤のうちに良いポジションをとったこと、ルメールが動いてからの進路の意識が上手かったと思う。グランが捲ってきたときに焦らず直後を意識できたからね。これはナイスだった。馬の方は正直差がありすぎたかな。後半勝負の流れでどの地点でも上位2頭に対して優位性を取れなかったし、どこが決定的に悪いってわけではないけど、トップスピードの質・持続力ともにここで戦うにはワンパンチ足りなかった。前目でうまく立ち回って自分の脚を使って上手く3着に入ったという感じなので、まあそこまで評価はできないかな。

4着03ドラウプニル(モレイラ)

まずまずのスタート、様子を見ながら最終的には控えて中団で進めていく。道中も折り合いを意識して、というところに外から一気にグランアレグリアに上がられてポジションを落としつつ後方に近いところで3角。3~4角でも内目から中目を通して外に出して直線。序盤でそこから追い出されるが伸びがない。L2の最速地点でも鞭が入って伸びきれずに後方列。L1でもドゴールとの比較で差が詰まらずなだれ込むだけの5着完敗だった。

う~ん、馬券的には微妙なラインで流石にもうちょっとやれるかなとは思っていたけど、ここまで伸びないとはという感じ。L2の坂の上りでもうちょっと来てくれないと困る。前走のアスター賞も坂の上りで一応11.1のレースラップぐらいは出せていたと思うし、今回も11.1の地点で後ろからなのでもうちょっとは差を詰めてくれないとという感じ。あまり期待自体していたわけではないけど、それすら下回ってしまった。個人的にはしばらく様子見かな。これといって武器がない。レベルが下がるか、成長しないと難しいね。

5着01シャドウエンペラー(和田)

五分のスタートを切って無理せず控えて後ろから。特に動かず3角の段階では最後方列、4角で内のスペースを確保した状態で直線に入ってくる。序盤で追い出されてスペースを拾いながら良い反応で好位列まで取りついてくる。しかしそこからの伸びが微妙でL2で後退、L1ではまたジリジリという感じでの5着完敗。

ん~…意外とダメだったなあ。この感じだとキレ負けになるかもしれない。L3の地点での反応は良かったと思うし、L1もそれなりには来ている。L2の地点で置かれていたからね。何とも言えないけど、トップスピード戦ではないほうがいいのかもしれないなあ。新馬でも速いラップ地点ではなくL2以降の減速ラップで伸びてきたからね。距離ももうちょっとあった方がいい感じがする。ローカルの1800~2000ぐらいで走ってきそうな気はするんだが。追い切りの迫力は凄かったんだけど適性面かなあ。

7着07セグレドスペリオル(川又)

五分のスタートからじわっと促し先行策から最終的には控えて中団外。少しハミを噛みつつ折り合い面で苦労しているうちに外から一気にグランアレグリアに捲られる。その後も中団外から特にアイデアなく直線。序盤で追い出されるが特に目立たずじりじり後退。L2の最速地点でも伸びはなく最後方列に下がる。最後はそこからの手ごたえを考えると頑張って食らいついていたが、それでも7着完敗。

ん~まあ7着というか4着争い自体は接戦だったからね。その中で比べるというほど悪くないというか大差ない。ただし、上位3頭との差は大きいし、内容的にも直線勝負でL2の地点までで決定的な差があった。L1は言うほど悪くはなかったのでキレ負けが一番大きかったかな。何のアイデアもなくルメールが捲ってペースが上がった3~4角で外を回したロスは小さくなかったので、乗り方次第ではもうちょっとやれたかもしれない。それでもこのペースではあっても4着までだったかな。

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