競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

オールカマー 2018 出走予定馬:アルアイン&北村友騎手想定

time 2018/09/19

オールカマー 2018 出走予定馬:アルアイン&北村友騎手想定

第64回 オールカマー(GII)出走予定馬展望

日程:2018年9月23日()
コース:中山芝外2200m

予想用・出走予定馬一覧

アルアイン(北村友騎手想定)

昨年の皐月賞を制し、今年も京都記念で2着と力を示しているアルアインがオールカマーに出走予定だ。前走は香港のクイーンエリザベス2世カップに果敢に挑戦も5着と壁に弾かれた。帰国後初戦は皐月賞を制した中山競馬場、久々に勝利の美酒を浴びられるか。

前走のクイーンエリザベス2世Cに関してはドスローではあったと思うが、それでも負けすぎなのは気になるところ。基本的にはあまり速いラップを問われたくないとは思うし、大阪杯で踏ん張れたのも仕掛けが早いところでうまく立ち回れたのもあるかな。ダンビュライトを目標にしながら勝ちに行くイメージで乗れれば面白い。あとは状態面だろう。

<PR>

京都記念(GI)2着

京都芝外2200m重 10頭8枠10番
2:16.5(+0.2) 63.0-60.7 S^2
12.5-11.5-13.3-13.0-12.7-12.6-12.2-12.2-12.2-11.8-12.3

3走前の京都記念から振り返る。重馬場の表記通りかなり時計が掛かっていてペースも2.3とかなりのスローだがL2最速11.8とトップスピードが問われない。力の要る馬場でポテンシャル面をかなり問われた、その中でL2でもう一段の脚を使って踏ん張れたかどうか、という競馬になったと思う。

10番枠からまずまずのスタート、そこから無理はせずにじわっと様子を見ながら4番手で進めていく。道中もクロコスミアがスローでコントロールする流れで少し下げて中団の外でレイデオロが向こう正面で掛かり気味に上がっていったのを見ながらその後ろで3角。3~4角でも外目からレイデオロを徹底マークしつつ、4角でも仕掛けを待ってレイデオロの直後をとったまま3列目で直線。序盤で外に出してから追い出されるがここでジリジリと伸びてレイデオロに外から並びかける。L1で内から出し抜いたモズカッチャンを捕えるも、中目から伸びてきたクリンチャーに最後は差し切られての2着。

力の要る馬場なので速いラップを要求されなかったのもよかったかもしれないが、後半特化の競馬でポテンシャル面でしっかりと良いものをみせられたのは収穫だったかなと思う。菊花賞はド不良過ぎて参考にしづらかったし、適度な重馬場でステイヤー色の強い競馬になった中でもしっかりと外からレイデオロを捕えたからね。まあレイデオロが掛かりながら、そしてドバイ遠征前の叩き台、ということもあったからこれだけでは何ともだけど。クリンチャーはこの時は2kg軽い立場でもあったし、今年初戦としてはまずまずの出だしだったと思う。

大阪杯(GII)3着

阪神芝内2000m良 16頭4枠8番
1:58.4(+0.2) 61.1-57.1 S^4
12.8-11.3-12.4-12.4-12.2-11.8-11.2-11.1-11.4-11.6

2走前の大阪杯では好位からしぶとく立ち回ったが3着まで。ペースは見ての通り極端に遅く超超スロー。ラップ推移的にもL3最速で11.1と速いラップを踏んでいるが、L4でも11.2と最速タイ、仕掛けのタイミングが早かったし、この地点が3~4角となっているのも特徴的で、ここでどこを通したかも影響があったと思う。

8番枠からまずまずのスタート、そこから無理せず好位馬群の中に入って進めていく。道中も好意の中で我慢していて外から一気にスワーヴが押し上げて激流になって3角。3~4角でも好位馬群のうち目を立ち回りながら、4角でも3列目の内目から直線。序盤で内のスペースをとって上手くスワーヴの直後につけて1馬身ちょっとの差、しかしL1では詰められずに外からペルシアンにも交わされての3着完敗だった。

ここでは後半特化の競馬になってしまったが、超高速馬場の中で5Fのロンスパで分散されていることもあって、11.1最速でトップスピードは要求されたものの、10秒台が問われたりとかそこまで極端に速いというわけではなかったと思う。加えて言えば3~4角でロスを最小限にとどめてきているので最速地点で置かれなかったことも大きいかなと。それでもこれだけの速いラップを続けるとなるとスワーヴに分があったと思うし、内容的にみてもペルシアンに見劣っているのでやはり後半トップスピード戦となると最上位相手には足りないなと。これはポテンシャル面でクリンチャーに敗れたという面も含めて、やはり皐月賞のように理想はある程度流れた方がいいと思う。

クイーンエリザベス2世C(GI)5着

シャティン芝2000m良 8頭6番枠
2:01.25(+1.04)  62.33-57.89 S^3
25.74 24.73 23.71 23.18 22.85

前走のQEIICでは完敗を喫した。ペースは日本式に補正して大体で61.3-57.9ぐらいとしてみても3.4で超スローとなるし、S^4に近いレベル。ラップ推移的にみてもハロン平均でL4-3が11.59、L2-1で11.43となる。またL6-5区間でもハロン12は切ってきているのでおそらくだがドスローからの段階的な加速戦となっているかな。ラップ的には超高速馬場の中山1800みたいなイメージかな。

2番枠から出負けして後方から押し上げて中団、好位の外にという感じで、前のダンビュライトを目標にしながら2列目の外まで2角で押し上げる。道中はそこでコントロール、ダンビュライトの直後で3角へ。3~4角でもダンビュライトの後ろから仕掛けを待ちながら4角で外に出してダンビュライトの外から2列目で直線。序盤で追い出されるがいまいち伸びきれないままで前と離され2列目の一角。L1で突き放すパキスタンスター相手に抵抗もできず、完敗の5着だった。

大阪杯よりは瞬間的に速いラップを求められていないと思うんだが、それでも直線で伸びる感じはなかったし、正直完敗だったかなと思う。2列目外から勝ちに行く形になったのもあるんだが、それにしたって伸びきれなかった。ダンビュライトも完敗しているが、ダンビュライトは明確にスローすぎると難しい。この馬もやはり高いレベルでスローではという感じなのかなと。

オールカマー2018への展望

中山2200ではセントライト記念でミッキースワローに完敗したが、あれはキレ負けでコース適性そのものは心配していない。やはり何と言ってもペースだろう。少なくともトップスピード戦ではトップクラス相手に足りないことは露呈している(ダービー・大阪杯)し、京都記念も悪くはないが2.3とかなりのスローからのロンスパ的な競馬では決定的な脚を使えずクリンチャーに完敗ではあった。状態面・斤量面、相手にとってベストな条件ではあったにせよ、トップクラス相手にとなるとである。やはり皐月賞のように59.2-59.0と平均で流れて速いラップを後半そこまで要求されない中でこその馬だと思うし、前半の基礎スピード面の高さは間違いないのでもっと活かすべきだろうと。皐月賞ではペルシアンナイト、レイデオロ、スワーヴリチャードと後のGI馬たちを撃破しているわけでその競馬を模索すべきだと思う。高速馬場自体は得意なので、あとは前半をしっかり作ることだろう。悪くとも1秒程度のスロー、できれば平均まで押し上げてしまいたい。マイネル軍団だけでなく今回はガンコやエアアンセム、ミライヘノツバサ、出てくればプリメラアスールとある程度逃げ番手勢が多いので、それらを全体的に突くような感じで2列目、好位で様子を見ながら入ってほしいかな。あとは状態面でここ数走の追い切りのラップを見るとまだちょっと足りない感じ。直前追切は多分CWでの追い切りだと思うけどそこで判断したいかな。現時点ではペース次第で重い印をとも思うし、状態面での不安もなくはないので保留したいところ。平均ペースまで押し上げることができれば現役でも屈指の実力馬だと思っているんだけどね…。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
“競馬の神様”故・大川慶次郎が創設

創業37年【ホースメン会議】の
実力を無料で体感できるキャンペーン
━━━━━━━━━━━━━━━━━
100名限定 特別無料配信
オールカマー(G2) 鉄板3点勝負

昨年も馬連1点目1700円的中!
さらに3連単も2万0150円的中の
重賞に今年も買いの穴馬が!
━━━━━━━━━━━━━━━━━

■直近の的中買い目

9/2  札幌12R  3万0390円的中!
9/1  札幌6R  1万4670円的中!
8/26 新潟2歳S  1万5950円的中!
8/25 新潟6R  7万7730円的中!
8/19 札幌記念  1万6590円的中!
8/18 小倉11R   1万6850円的中!
8/12 小倉8R  1万6880円的中!
8/11 小倉11R   8320円的中!

オールカマーを無料で見る方法

何悪。分析note2023



Links

%d