2019/02/02
第72回 セントライト記念(GII)出走予定馬展望
日程:2018年9月17日(祝)
コース:中山芝外2200m
予想用・出走予定馬一覧
タニノフランケル(幸騎手想定)
前走の西部スポニチ杯では強敵カフジバンガードを相手に圧倒したタニノフランケルがセントライト記念に出走予定だ。京都新聞杯では殿負け、距離短縮の1800で良さが出ただけに、再びの2200mへの延長が課題。夏を越え、名牝ウオッカの血が遂に覚醒となるか。
前走の勝ち方は結構良かったと思う。小倉1800巧者っぽい勝ち方で、ついでに言えばこの感じなら本来距離はもうちょっとあっていいと思うんだよね。京都新聞杯はペースがかみ合わなかった。
西部スポニチ杯(10下)1着
小倉芝1800m良 7頭1枠1番
1:45.4 48.0-45.9 S^2
12.8-11.4-12.0-11.8-11.5-11.6-11.2-11.2-11.9
まずは前走の西部スポニチ杯から振り返りたい。小倉の1800m戦で当時は超高速馬場。ペースは2.1でかなりのスロー、そこからのロンスパ2段階加速という内容だ。
1番枠から好発、そこからハナを楽に取り切って主導権。道中も縦長に持ち込んでいるがそれでもスローという流れでうまく立ち回って3角。3~4角でも強気の仕掛けで後続を寄せ付けないまま直線で4馬身ちょっとの差。最後までそれをキープしての逃げ粘り完勝。
強かったのは間違いない。2着がカフジバンガードだし、少なくとも3歳世代でも中堅レベルの相手だったと思う。それを楽に押し切ったというか上がりだけで見ればこの馬が最速だからね。2段階加速で後半5Fで見れば57.4。ポテンシャルとTS持続をこのペースで前目から引き出せていることを考えると後半要素は本来高いレベルにあったと考えるほうがいいと思う。もちろん成長を遂げた可能性も考えるべきかな。
京都新聞杯(GII)17着
京都芝外2200m良 17頭3枠5番
2:12.6(+1.6) 58.5-59.3 H^1
12.5-10.5-11.7-11.7-12.1-13.2-12.6-12.1-11.3-11.4-11.9
一方で京都新聞杯では殿負けを喫してしまっている。ペースが違って超高速馬場でも58.5-59.3とややハイ、少し離れた3番手だがそれでも流れていたしその中で後半の脚を引き出す余力がなかったか。
5番枠から好発を切ったが一歩目で沈むような感じ。少し二の足で遅くなり促して2列目のポケットで進めていく。道中前2頭が離して進めるので離れた3列目の内でケイティクレバーと同じような縦の位置で入っていく。3角手前ぐらいで前との差を詰めて入っていき、最内を立ち回ってロスなく進めるが4角で追われても反応乏しく直線。序盤で一気に甘くなって後退、同じ位置にいたケイティクレバーにも完敗の殿負け。
おそらくだが距離ではなく前半からペースが速かったのが最大の要因だと思う。逃げにこだわる馬ではないし、前半脚を使いすぎて後半の余力が全くなかった。ケイティクレバーもそれに近いがケイティの方がまだましだったし、基礎スピード面の課題はどうしても出てくると思う。若葉Sも適度なスローという流れで番手から甘かったからね。
500万下1着
阪神芝内2000m重 10頭6枠6番
2:02.0 61.9-60.1 S^2
12.6-11.2-13.2-12.6-12.3-12.4-12.2-11.9-11.5-12.1
この一戦で個人的には距離はあった方がいいんだろうなと感じたかな。重馬場でペースは1.8とかなりのスロー、そこからのL2最速戦だが11.5と速いラップを要求されない競馬。後半型の競馬で逃げ切った。
6番枠からまずまずのスタートから押して楽にハナ、主導権を取り切る。道中も無理せず楽に進めて1馬身ほどのリードで3角。3~4角でも楽な感じでじわっと加速、4角出口でじわっと離して1馬身半ほどのリード。直線入りで一気にぶっちぎって5馬身ほど。L1では流して後続もほとんど詰められず4馬身差圧勝だった。
力の要る馬場でゆったり運んで、後半これだけの脚を引き出してきた。インパクトはL2の地点での千切り方で、2着のジャックローズも3着のアメリカンワールドも500万下を勝ち上がっているように低調なわけではなかった。前半このペースでも他は脚を削がれているが、この馬は加速する余力を楽々残していたし、後半の決め手で違いを見せることができた。前半部分で優位性を取れたのがこの馬場でのこの距離、と考えると個人的には本来はもうちょっと距離があっていいタイプだと思っている。前走は1800で結果を出してきたけどそれでもそう感じるかな。
セントライト記念2018への展望
中山の2200は大逃げする馬も多いので何ともだが、本質的にはペースをコントロールしやすいコース。そして終始緩やかなコーナーを回りながら縦長になりやすいし意外と後続が仕掛けにくくなる。前半の基礎スピードで強気になれないのは確かで、京都新聞杯でもそうだが59秒台で入ると顕著に甘くなったのはケイティクレバーとの比較でみても少し不安材料。ただしゆったり入ってケイティを目標に進めつつ、3角以降で早めにプレッシャーをかけに行く形なら長く脚を使えるのはこちらだろう。ケイティクレバーは瞬間的な反応で出し抜くタイプで、タニノフランケルは前走のようにしっかりと長く3~4角にかけてロンスパで引き上げてしぶとく脚を使えた。現時点では前半ゆったり入る、というのは大前提だと思っているが、うまくレースメイクした後の仕掛けのタイミングでしっかりとケイティクレバーを潰すイメージを持てるかどうかかな。そうすればこちらの方が今は逆転してきても驚けない。とはいえ、はっきりと準OPで高いパフォーマンスをみせたケイティクレバーが楽な相手とは思わないので、ここでどれだけ成長をみせられるか期待したいかな。後ろの馬も強敵は多いが、コズミックフォース辺りとの比較でちょうど今の立ち位置を測ることができるかな。スローロンスパ、二段階加速ならケイティクレバーともども怖い逃げ先行馬になる。重馬場適性も高いので天気次第ではケイティと評価を上下させてさらにもう一段上げても良いかな。一応連下~単穴想定で菊花賞でも面白い馬だと思うのでそこに繋げられる内容と最低限の権利を取れる結果がほしいかな。面白い馬になっていると思う。
最近登場した「うまとみらいと」というサイトの指数がかなり当たっていて利用者が急増していると編集部内でも話題になっています。
コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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一般的に3連単の的中率は10%程度なので、
平均の約3~4倍、、
さらには、的中を重視したいときには「的中率90%の反則技指数」、高配当を狙っていきたいときは「魅せる穴馬HitMake」と使い分けることができる。このあたりは、その時々のお財布事情次第で使い分けるとよいとは思います。