京成杯オータムハンデ(GIII)

中山11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定

展開予想

展開予想についてはyoutubeにてアップロードしましたのでよろしくお願いします。

中山の馬場って読みにくいところはあるんだけど、傾向としては昨年に近い。まだ探り探りで騎手の方も適正ペースや適度な仕掛けどころをつかめないのでＬ１最速率が高くなっている。紫苑Ｓも松山が上がった段階である程度流れたように見えて実はそうでもないから加速性能が高いノームコアが圧倒できた、という感じで後半５Ｆでも57.9が出ちゃってるからね。超高速とみてしまっていいと思う。展開はあとで動画で触れるけど、大まかに言えばウインガニオンの逃げ、ベステンダンクが外から絡んできてウインも早めに仕掛ける意識。45-46.5ぐらいのイメージで良いのかなと思う。超高速は流石に土曜で分かってくると思うので、馬場に合わせてペースも上がってくるとみる。

京成杯オータムハンデの予想

◎03トーセンデューク
○05ロードクエスト
▲11ストーミーシー
△02ロジクライ
△07ヒーズインラブ
×04トウショウドラフタ14ワントゥワン
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎トーセンデューク

大穴狙いしたくなった。理由としてはほとんどの有力馬にそれなりに不安があるのと、極端な超高速馬場とみていいので、内枠で流れる中で脚を使える馬を狙いたいなと思ったらこの馬になったという感じ。思い切って本命を打った理由としては根本的に超高速馬場での時計勝負への対応力と、前走の朱鷺Ｓが悪くない負け方で復調したなとみたから。まず前者は過去に中京1400でトリトンＳ、33.3-35.1とかなりのハイでそこからの10.8-11.2-11.5-11.6-12.0と消耗ラップの中で中団内からロスなく立ち回ったとはいえ直線前半で少し進路が狭くなったものの立て直して最後まで伸びての勝利。２着が調子が良かった時のビップライブリーだしかなり強い競馬をしてきていると思う。そのうえで前走の朱鷺Ｓでは新潟1400らしい競馬で、33.5-34.8と1.3でかなりのハイ、10.9-11.4-11.6-11.1-12.1と中弛みからの再加速を逃げたワンスインナムーンには圧倒されたが中団馬群の中で進めて３～４角で動けず一列下げて直線で馬場の悪いラチ沿いを伸びてきたのは内容的には良かったと思う。ベストはパンパン良馬場でよどみの小さい、３～４角でもペースが落ちない流れ。今回はウインガニオンがいるのでそうなる可能性は高いと思うし、時計的にも31秒台への目途は十分たてられていると思う。昨年の京成杯オータムハンデでも後方で我慢して直線で捌くのにワンテンポ置かれながらもＬ１までジリジリと伸びてきている。今回は枠も良いのでもうちょっといい位置を狙えそうだし、完璧に嵌り切る可能性もあるので思い切って本命。

○ロードクエスト

ここからは色々不安を抱えつつもそこからある程度取捨選択していく、という感じ。ロードクエストは新潟２歳のイメージは捨てるべきで、今はある程度流れた中でＴＳ持続でという感じ。Ｌ１までしぶとく伸びるけど加速性能・ギアチェンジが甘く要所で置かれがち。なので単調な流れの方がいいと思うし、それは一昨年の京成杯オータムハンデを勝った時からもある程度予想できていると。問題は超高速馬場。前走の関屋記念でも45.7-45.9と平均でどちらも46秒を切る流れ、11.5-11.5-11.2-11.0-12.2のラップ推移で好位で進めて脚を使ったこともあっていまいち伸びきれなかった。この辺からも31秒台への対応力があるかどうか。ただし、マツリダゴッホの仔なので基本的には３～４角で長く脚を使うイメージで良いと思うし、新潟みたいに直線が長い舞台より今は３～４角から長く脚を使う、というのと内枠でロスなく立ち回って時計的に詰めてこられれば。

▲ストーミーシー

骨折休養明けでそこが最大のポイントではある。また外目の枠なので内に忍び込むなら下げ切らないとというところで、大野だとリスクを背負ってやってくる可能性が高いとみる。そのうえでこの馬も流れた中での相対的な鋭さが武器。前走のダービー卿では３着だが内容的には一番良かったと思っている。46.2-46.0と平均からの11.2-11.2-11.3-11.9-11.6とコーナーで速いラップを連続する流れの中で後方外から脚を使わされながらもＬ１までしぶとく脚を使って３着。うまく立ち回った１，２着馬には負けたが内容はこの馬が一番だったと思う。また４走前の奥多摩Ｓでも1400で平均ペースの流れの中で鋭さを見せているように、今は基礎スピードを問われる流れの中での切れ味になっていると思う。内枠ならなあというのはあるけど、超高速中山マイルはアドマイヤムーン、というのも期待して。

△ロジクライ

ハーツの仔で32秒の壁を破れるかどうか。追い切りが良かったので枠も良いし重い印を打ってやろうかとも思ったんだけど、やっぱり基本は基礎スピード面である程度相手の脚を削がないと後半勝負では分が悪い馬だからね。マイラーズＣは前半３Ｆが速かったのはあるがそれでも45.8-45.5という流れの中で逃げて脚を使って甘くなるのも早かった。超高速馬場で質的に基礎スピードを要求されたりしたときにどうかな。ただ充実度は間違いないし、前走の中京記念でも45.3-47.0と前半のハイペースを少し離れた好位で進めて外からしぶとく抜け出しかけていたからね。出来の良さと枠の良さ、その辺を踏まえて連下では狙いたい。

△ヒーズインラブ

超高速馬場の中でのＴＳ持続は確かだけど、ダービー卿はかなりうまく乗られたのも事実であれを再現しきれるかどうか。46.2-46.0と平均からの11.2-11.2-11.3-11.9-11.6とＬ５最速タイ。３～４角辺りで速いラップを踏んでいるのでそこで内内で立ち回ってしぶとく抜け出していた。ただこの時はかなりうまく内に潜り込めたし３～４角でも我慢していたからね。今回はトップハンデでしっかりと出来るかどうか。安田記念の内容もあまりよくなかったのでその点も踏まえて連下で押さえ。

×トウショウドラフタ

この馬もトーセンデューク同様で結構流れた中で良さが出るタイプではあると思う。ただし、トーセンよりもゲートが拙い印象で、今回も中団には付けたいといっているけどそこまで行けるかどうか。谷川岳Ｓでは外枠でもあり11.6-11.7-11.6-11.3-12.5とよどみの小さい中で後方外からじりじりと伸び続けてＬ１で来ていた。この辺からも距離自体はマイルぐらいで良いとは思う。あとはポジションでしょうと。中山マイルで内枠、流れた中での一発は警戒したいかな。

×ワントゥワン

大外枠でかなり難しいレースになると思うけど、やっぱり関屋記念は一皮むけたとみるべきだと思う。もちろんミルコ専用機の可能性が高い馬だし、戸崎でそれを引き出せるかが疑問だが、中山マイルでも後半４Ｆで44秒の脚を使えるのは大きな魅力。基礎スピードを問われた中でしっかりと脚を引き出せるタイプだし、時計的にも31秒半ばの目途を立てている馬自体少ない。このメンツなら後ろから３～４角でロスがあっても圏内食い込みは警戒したほうがいいかな。