2019/02/02
第3回 紫苑ステークス(GIII)出走予定馬展望
日程:2018年9月9日(土)
コース:中山芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
パイオニアバイオ(北村宏騎手想定)
フローラステークスでは13番人気ながらサトノワルキューレと接戦を演じて2着、地道に力をつけてきたパイオニアバイオが紫苑ステークスに出走予定だ。オークスには間に合ったが7着、後ろからの競馬で自分の形にも持ち込めず悔しい結果となった。収穫の秋となるか、紫苑の舞台で成長を証明したい。
ルーラーらしい感じなので基本的には瞬間的なギアチェンジを問われるよりじわっと上げていける舞台のほうが合っていると思う。その点では内回りの中山自体は良いと思うんだけど、超高速馬場で段階的加速で本仕掛けが遅れるパターンとなった時にL2で置かれないかどうか。能力的には通用するはず。
フローラS(GII)2着
東京芝2000m良 16頭8枠15番
1:59.5(+0.0) 61.1-58.4 S^3
13.1-12.0-11.8-12.1-12.1-12.0-11.9-11.5-11.3-11.7
2走前のフローラSから振り返る。このレースは結構面白い競馬で、地味にオークスとは後半要素が違う。まず全体のペースだが2.7なので超スローに入る。ただし、遅いのは最初の2Fだけであとは12秒前後をキープしているし、そこからの3F戦というイメージ。中盤以降淀みが無いのでL2最速でも11.3とそこまで速いラップを要求されなかった。またL4-3-2と加速度が0.4-0.2という程度。一気に加速しなくて良かったのはある。
15番枠からまずまずのスタートを切って中団の外ぐらいで進めていたが最初の2Fが遅いのでそこで押し上げるような感じで好位の外で入っていく。向こう正面に入ってしばらくしたら流れだしたが、その流れで2列目の外で3角。3~4角でも先頭列2頭を見ながら勝ちに行くような感じで軽く促しつつ直線。序盤の反応はそこまでよくなかったがL2ですっと伸びてここで先頭列に並びかける。L1でさらにしぶとく踏ん張ったが外からサトノワルキューレにまとめて交わされ2着まで。
3~4角で促しつつでも直線入りからの加速、という点ではそこまで目立たなかった。L2の地点で最速…ここではキッチリと伸びてきたので脚自体は残っていたと思うし、あの位置から動く意識を強く持ってもこんな感じなので基本的には出し切るイメージをもって入った方がいいタイプだろうと思う。この時点ではまだダークホースだった、というのはあるがそれでも強気の競馬だし3~4角も決して遅くないから3頭分のロスも響いていると思うしね。少なくともノームコアよりは後半要素でトップスピードの質・TS持続面で上の競馬をしているとは思っている。し、オークスでも怖いなと思わせる競馬はしたと思っている。
オークス(GI)7着
東京芝2400m良 17頭6枠11番
2:25.1(+1.3) 59.6-59.6 M
12.6-11.1-12.0-11.9-12.0-12.2-12.4-12.3-12.4-12.2-11.1-11.6
前走のオークスでは7着と完敗を喫した。ただフローラSと違うのは前半のペースが平均で流れていたこともあるが、これは単騎逃げなのでそこまで大きな影響はなかったと思う。実際はスローバランス。前が飛ばしていてL3地点で詰められているので実質的にはもうちょっと仕掛けは早かったと思うがそれでも直線に入ってからの加速という形にはなっていたかな。
11番枠からやや出負け、押して押してだが追走に苦労、結局中団馬群の後ろぐらいで入っていく。道中も馬群の中で進めて3角。3~4角でも単騎逃げ馬から離れた中団馬群の中で進めていたがスペースがない状態で直線。序盤で追われるがここで明らかに反応で見劣り中団。そこからL2以降はそれなりに伸び続けていたのだが7着完敗だった。
おそらくだがL2最速はレースラップから極端とはいえ、それでも2列目以降はL4-3の段階でかなり加速していると思う。アーモンドアイが一気に抜け出してしまったからそこで各馬仕掛けるしかない状況だったが、それでもこの馬はスペースを確保できていなかったので直線でスペースができてからの反応がワンテンポ遅かった。多分これはこの馬自身のギアチェンジ性能があまり高くない、というのもあるんだと思う。フローラSと併せてみたときにそう感じるかな。
未勝利1着
中山芝内2000m良 16頭8枠15番
2:03.4 63.1-60.3 S^3
12.9-11.0-12.9-13.1-13.2-12.0-11.6-12.1-12.0-12.6
3走前の未勝利勝ちを一応振り返ってみる。中山2000は同じだが、馬場もややタフでペースも遅く時計も遅く、という感じであまり参考にはしづらい。一応L4最速のポテンシャル特化戦。
まずまずのスタートを切って外枠からでも先行できそうだったが2列目辺りが凝縮して外々好位、という感じになる。道中も好位外で進めていたが向こう正面で外から捲っていった馬がいたのでそれを行かせて好位の外で3角へ。3角最速ぐらいの流れで外から勝ちに行く競馬、押して押して4角では前が下がってきたのもあり2列目外からさらに先頭列も視野に入れて直線。序盤での反応は地味ながらも先頭列に並びかけてくる。L1でしぶとく抜け出して最後は1馬身差完勝。
長く脚を使ってポテンシャルを発揮してきての勝利。尤も、相手関係を考えるとこれがどうか?というのは難しいし、L1も12.6と落ち込んだので底を見せた面はある。2着馬シゲルシイタケは勝ち上がったし500万下でもそこそこやれている、3着以下は低調なメンツだが0.8以上ちぎっているので、まあ悪くはないかな。ポテンシャル面もそこそこは持っていると思う。
紫苑ステークス2018への展望
おそらく良馬場なら例年の傾向からも超高速馬場を想定しておいた方がいいので、そうなると前哨戦でペースが上がり切る可能性はあまり高くない。とはいえ恐らく59秒台には入ってくるので、全体の走破時計のイメージとしても1:59.0前後は欲しい。フローラSの感じだと後半は足りる、58秒前後で入ってこれると思うので、それなら多分対応は可能だろう。基礎スピード面での課題はまだ残っているが、このレベルなら前半無理をせず好位~流れ次第で中団、という競馬ができれば前半はそう問題はないと思う。むしろ不安を上げるとすれば後半で、出し切れればフローラSや他のレースを見てもわかるようにL1までしぶといTS持続を活かすことができる。ただし、これも見てわかるように緩い地点から加速していくギアチェンジの性能は低い方になる。仮に包まれて動けない状況で3~4角でもペースが上がらず、となると要所で動けないと置かれて勝ち負けするのは難しくなるだろう。そういった脆さはある馬なので、その点をどう考えるかだろう。これまでも多少ロスがあっても外枠で前を向いて良さが出てきたわけで、下手に内枠を引くぐらいなら外目の方がいいかな。もちろん内枠だと嵌り切る可能性もあるが。いずれにせよ加速していくタイミングをどう掴めるかだろう。消極的な仕掛けになりやすい北村宏司だとその辺が不安ではある。素材的にはオークスを見ても通用するので乗り方と枠・展開次第かな。今の段階ではマウレアあたりと同レベルの評価で連下想定しつつ。出し切れれば能力的には互角レベルにあると思う。
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