2019/02/02
第3回 紫苑ステークス(GIII)出走予定馬展望
日程:2018年9月9日(土)
コース:中山芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
マウレア(武豊騎手想定)
今年の3歳牝馬クラシック戦線、桜花賞とオークスではともに5着とワンパンチ足りない結果となったマウレアが紫苑ステークスに出走予定だ。牝馬三冠最後の秋華賞を目指して2000m路線でパフォーマンスを上げられるかが焦点だ。ここは相手関係からも勝ち切りたいところ、成長をみせられるか。
オークス組の中では普通に最先着、桜花賞の内容も含めて一歩リードは間違いないし2000も問題ないと思う。あとは前半のペースが平均まで上がった時にしっかりと末脚を…ポテンシャル寄りの脚を引き出せるかどうかだろう。
チューリップ賞(GIII)2着
阪神芝外1600m良 10頭4枠4番
1:33.7(+0.3) 47.5-45.9 S^2
12.6-11.2-11.6-12.1-12.0-11.7-10.7-11.5
3走前のチューリップ賞2着から振り返る。ここではリリーノーブルを競り落としての2着で高く評価できるが、リリーは休み明けだったしこっちは使ってきていたという差はあった。ペースは1.6でかなりのスロー、ラップ推移的にもL2最速で10.7とかなり速い脚を要求された。またL3では11.7とほとんどペースアップしていないし阪神外回りといえども割とトップスピードの質とギアチェンジを高いレベルで問われた一戦。
4番枠からまずまずのスタートを切って下げながら好位、前のラッキーライラックを目標にしながら3列目で入っていく。道中も折り合ってうまく進めて3角へ。3~4角でも前のラッキーライラックを見ながら最短距離を通して直線。序盤ではラッキーの後ろに進路をとってワンテンポ待ちつつ、ここで少し離される。L1でスペースが空いたので追い出されるが前との差は詰まらず、リリーとのたたき合いを制して2着、賞金を積み上げた。
ここでは基本的にはスローからのトップスピード戦、それも2F戦の色合いが強かったのでそこでリリーノーブルとのたたき合いを制したという形。ただしラッキーライラックには要所以降で常に脚色見劣ったし、前半のポジショニングも含めて完敗。またリリーも休み明けで賞金も余裕だったことを考えると、権利が必要な立ち位置で使ってきていたこの馬に状態面でのアドバンテージはあったと思う。
桜花賞(GI)5着
阪神芝外1600m良 17頭8枠17番
1:33.8(+0.7) 46.6-46.5 M
12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6
2走前の桜花賞では実際上積みのなさが露呈した面もあるが、ペースも違ったので色々なことが複合的に…という感はある。平均ペースで流れてL2最速でも11.3とそこまで速いラップを要求されなかった。前半の基礎スピード面、後半もある程度速い脚を要求されたが両方のバランスが問われた。
17番枠から五分には出て、そこから無理はせずに後方馬群の外で進めてリリーノーブルの後ろで3角。3~4角でもある程度馬群が凝縮する流れでリリーの後ろから外々回して直線。序盤で追い出されるとじりじりとは伸びてくるが外のアーモンドアイとは決定的な末脚の差。ラストは伸びあぐねてリリーとも差をつけられての5着完敗。
チューリップ賞と違うのはペース全体が結構流れていたことにある。クイーンCでも格下相手に前目で厳しい流れに乗って甘くなったので、恐らく前半基礎スピード面で苦労した面はあると思う。それだけじゃなく桜花賞では外から勝負する形になったし、甘くなった要因は他が状態面で上げてきたので相対的に…というのもある。色々考えられる要素はあるけど、個人的には成長力という点でJFの2頭だけでなく他にも差をつけられたかなと。
オークス(GI)5着
東京芝2400m良 17頭2枠3番
2:24.8(+1.0) 59.6-59.6 M
12.6-11.1-12.0-11.9-12.0-12.2-12.4-12.3-12.4-12.2-11.1-11.6
前走のオークスでも5着と掲示板は確保したが、勝負の舞台に上がるところまでには届かなかった。ペースは平均で流れていて道中も大きくは淀まないが、それでもL2最速11.1と可かなり速いラップを踏んでいる。ある程度流れていたイメージが騎手の中に強く残ったことで全体の仕掛けのタイミングが遅れた印象かな。ある程度の流れからの一足勝負、という中でアーモンドアイが決定的な決め手の差を見せつけた。
3番枠からまずまずのスタートを切ってそのまま無理せず中団で進めていく。道中もある程度淡々と流れる中で中団の中目で折り合って進めて3角へ。3~4角でも中団馬群の中目で進めて直線。序盤で追い出されての脚自体は悪くなくて好位列で食らいつくがL2辺りから徐々に差が開く。最後まで踏ん張るがそれでも2着リリーノーブルはもちろん3着ラッキーライラックとの比較でも完敗だった。
まあこの世代の力関係としてアーモンドアイが抜けていることはともかく、2,3着のリリーやラッキーとの戦いとしてみたとしても内容的にはやっぱり完敗となる。2400で流れた中で対応してきたのは収穫も、その中で上位相手に決定的な差をみせられたのは確かかなと。ただこの感じなら2000m自体は問題ないと思うし、今回のメンツでは普通に余裕で最先着ではあるからね。成長の差があれば別だけど、このレベルでの話ならそこまで悲観するほどではない。
2018紫苑ステークスへの展望
まあここに入れば、というのはあるけどね。ただオークスは平均といえどもこの馬自身のバランスではかなりゆったり入っているのはある。中山2000だとここまでスローバランスで入る形にはならないと思うのでそこが気がかりではあるかな。使える脚がそんなに長くないし、オークスの場合はトップスピード戦だがL3-2でギアチェンジを相当問われているし、仕掛けそのものは遅めだった。中山2000だと前半からそこそこ流れる可能性が高いし、コーナーで分散しながらのロンスパとなる可能性もそこそこある。そうなったときにしっかりと分散されずに決め手の鋭さを引き出せるかかな。ハイペースで甘かったクイーンCや悪くないとはいえペースが上がって上位と差が生まれた桜花賞・オークスの内容からも中山2000は盤石とは言えないかもしれない。面白い馬も多いので、現時点では一応対抗候補にはしつつも連下ぐらいまでは考えておきたいかな。総合的にみて1枚上ではあるけど厳しい流れへの適性面での不安があっても信頼できるほど実力的に抜けているわけではないと思う。信用するのは危険かもと感じるかな。特に豊でこのメンツだと多分3~4角である程度強気に動くと思うから、そうなると内でうまく立ち回った馬の台頭は十分あり得ると思う。
最近登場した「うまとみらいと」というサイトの指数がかなり当たっていて利用者が急増していると編集部内でも話題になっています。
コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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一般的に3連単の的中率は10%程度なので、
平均の約3~4倍、、
さらには、的中を重視したいときには「的中率90%の反則技指数」、高配当を狙っていきたいときは「魅せる穴馬HitMake」と使い分けることができる。このあたりは、その時々のお財布事情次第で使い分けるとよいとは思います。